trial:南京市中級人民法院
南京訪問中、外国人の場合は面倒な手続が必要だという法廷傍聴をすることができた。
事件は証人同士の債務不履行事件のようで、外国為替の変動が絡んでいた。
中級人民法院の建物は南京大学のすぐ裏手にある高層ビルで、9時前の入り口には訴訟関係人が沢山並んでいた。ここでも東京地裁と同様に、機械によるセキュリティチェックが行われており、弁護士は脇のドアから入れてもらっていた。ペットボトルに対するチェックもあったが、飲んでみせれば通れるという至極人間的な臭いのするチェックであった。
ホールには、法律書らしき本を数冊重ねた上に握手している手の彫像が飾ってあったが、正義の女神像は見あたらなかった。
法廷は簡素な、しかし新しくきれいな部屋で、日本の法廷と大体似た構造だった。
(つづく)
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- Book:准教授高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る(2022.11.25)
- フランスのコロナ対策とマスク事情(2022.09.11)
- ロストバゲッジ(追記1,2,3,4完)(2022.09.04)
- ベルギーの新パスポート(2022.06.24)
- 今日は #Galette_des_rois の日(2021.01.06)
「法律・裁判」カテゴリの記事
- Arret:欧州人権裁判所がフランスに対し、破毀院判事3名の利益相反で公正な裁判を受ける権利を侵害したと有責判決(2024.01.17)
- 民事裁判IT化:“ウェブ上でやり取り” 民事裁判デジタル化への取り組み公開(2023.11.09)
- BOOK:弁論の世紀〜古代ギリシアのもう一つの戦場(2023.02.11)
- court:裁判官弾劾裁判の傍聴(2023.02.10)
- Book:平成司法制度改革の研究:理論なき改革はいかに挫折したのか(2023.02.02)
コメント