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2007/06/23

LS:新司法試験問題漏洩疑惑

新司法試験考査委員が対策勉強会=慶大教授、出題と重複の論点説明−法務省が調査(時事通信)
 5月に実施された新司法試験で、出題と採点を行う「考査委員」の植村栄治慶応大法科大学院教授(57)=行政法=が2月から3月にかけ、同大学院の学生を対象に試験対策の勉強会を開き、実際の出題と重なる論点を説明していたことが23日、分かった。法務省は試験の公正さが疑われかねないとして、植村教授から事情を聴くなど調査を始めた。
 植村教授は昨年秋、今年の新司法試験の考査委員に任命された。行政法など公法分野の問題作成に携わり、採点もすることになっていた。

時事の雑報として全文転載。

試験問題を漏洩させたのであれば論外だが、この教授がやったことは、試験問題ができた後の時期に試験対策勉強会を私的に開き、そこで実際の出題と重なる論点を含む行政法分野の答案練習をしたというものであろう。

まず、試験対策勉強会を開いたこと、あるいは担当したことについても、読売新聞の記事によれば法務省から事前に注意があったとのことであり、少なくとも避けるべき行為であったとは言えそうである。

次いで実際の出題と重なる論点を問題として取り上げた点だが、これを漏洩と評価できるかどうかは難しい。
その問題の論点が、極めて珍しい意表をついた論点で、他の演習等でも通常は取り上げないようなものなら、それが出題されることを知っている教授が試験前の答練問題に取り上げることを漏洩と評価できるかもしれないが、普通の論点でどこでも大体問題として取り上げられるような、いわゆる典型論点なら、むしろ取り上げないことの方が不自然で疑惑を招く。あるいは少なくともバイアスがかかっているといわれてしまう。

というわけで、その論点のユニークさの程度によって、漏洩といえるのかどうかも違いそうである。この点は、専門外の私には判断できかねる。
その他、出題内容によっては、例えば事例問題の事案がそっくりだったりすれば、漏洩と評価できるかもしれないが、少なくともそっくりな事例を答練に出したという報道はされていない。

あと、読売新聞記事によれば、答練の後にも参考判例をメールで教えたというのだが、その判例が実際の出題と関係があるのであれば、これもまた重大な問題となるかもしれない。ただこの点は、少なくとも報道記事では関連する判例なのかどうか、明確でない。

ということで、今回の問題は漏洩疑惑と言うよりも、試験問題を作った後の段階で、その出題者が試験対策勉強会を開いて特定の学校の卒業生のみに答練を実施したということの不透明さが問題なのであり、それ以上に漏洩といえるかどうかは、少なくとも私にはよく分からない。

なお、試験委員がLSの通常の授業で教えることの問題も時々指摘されるが、授業をするのは試験問題を作成する前なのであるから、通常は問題がないであろう。試験委員の授業で重点的に教えられたことが新司法試験に出題されるという程度では、その論点が出題に適するものである限り、やむを得ないことである。
ここでもやはり、その論点のユニークさとか、あるいは設例がそっくりだとか、その程度によって問題となることもあり得るが。

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コメント


あなたは「少なくとも報道記事では関連する判例なのかどうか、明確でない」と述べていますが、少なくとも読売新聞では、‘練習会に出席した学生たちに一斉メールを送信。「試験の参考になるよう送ります」と記述した上で、「外国人の退去強制処分」などに関する6本の判例を照会した’と明確に記載していますよ。
そもそも、法科大学院教員と試験委員の兼任が認められること自体おかしな話ですよ。この制度について少しでも興味がある人は、司法試験が公平な試験などと誰も思っていませんよ。

投稿: パンダ | 2007/06/23 12:33

事実だけを申し上げます。
U教授は、4月に入ってから、H18重判のうち重判8を含む6本の判例を指定し、学習するようにとのメールを、答練受講生に発信しています。
その中から、まったく同じ判例が一題、択一に出題されました。
また、論文試験の行政法には、重判8と同じく、外国人が退去強制処分を争う事案が出題されました。

投稿: 通行人 | 2007/06/23 12:37

ご教示有り難うございます。
後書き忘れたのは、個人的に採点してあげるというメールも報道にありました。

投稿: 町村 | 2007/06/23 12:52

問題を知っている人が、
試験対策として、
試験問題完成後、
試験直前に
情報を流した以上、
そこに試験問題と被った情報があれば、
「試験情報」の「漏洩」と言えないでしょうか?
この際、「試験問題そのものが漏洩したか」どうかを論じ、それを「否定」しても、無意味な見解にすぎないように思われます。

投稿: 松坂 | 2007/06/23 13:32

最後に「分からない」という言葉はつけているものの,全体の論調から「漏洩」ではない方向に話を持っていこうとしている感がありますね。
確かに,「漏洩」と言うならば「この論点が出ます」ぐらいことを言わなければならない,という考えもあると思います。
しかし,実際の考査委員が,試験直前期に,この論点は重要です,という話をするインパクトは,元受験生であった町村先生なら分かって頂けると思います。
それなのに,「漏洩」ではない方向に話を進めていることに,慶應卒の方と仕事上の付き合いがあって色々書くと都合が悪いのかな?といった,オトナの事情の存在を感じてしまいますね。もちろん,その存在は「分かりません」が。
ちなみに,有志によって判明した退去強制の事例については,その内容(退去事由)には類似性はありませんでしたが,その判断基準の枠組みは全く同じです。更に,入管法は判例六法や試験用六法にも全文掲載されていない法律であり,このような法律に関わる論点を試験直前に(しかも考査委員から!)教えていたことを「漏洩」と判断することも,理由があると思います。

投稿: mari | 2007/06/23 13:39

漏洩だということを否定する趣旨ではないので、肯定もしてませんけど、否定しても無意味だといわれても困ります。

歯切れが悪いかもしれませんが、別にこの教授を擁護したり正当化したりするつもりもありませんので、誤解なきように。

投稿: 町村 | 2007/06/23 13:41

黙れば?
社会的に責任のある立場にある者がいいかげんな物言いをするのはどうなのよ。「分かりません」がw

だいたい、漏洩でなくても、(1)試験委員による答練、(2)採点基準の漏洩、(3)試験委員による出題される論点の示唆等、すでに3点も、それ自体が非難される行為があるわけですが。

投稿: ならば | 2007/06/23 14:28

参考判例や論点のユニークさ次第では漏洩にならない、自分はその判断はできない。という論調をこのタイミングで出せばミスリードによる擁護との印象を拭えません。

ご自分のブログでこの問題を取り上げるのであれば、「自分はわからないけど漏洩でないこともあるのではないか」というご自身の専門外であることをエクスキューズとした記事を載せるのではなく、専門である他の先生の意見を聞いたうえで記事をのせるべきなのではないのでしょうか。

牛肉の偽装問題に関してはは新聞記事による伝聞だけでも「社長の指示で組織的に継続的に何年にもわたって詐欺行為を重ねていた」と断定し「端的に詐欺罪ではないのか?」とご自身の積極的な見解まで述べておられることと比較すると、新司法試験問題漏洩疑惑については公正さを欠く論調であるように思えてなりません。
それがこのブログの読者であった僕には非常に残念です。

投稿: ソイラテ | 2007/06/23 14:29

だから問題があることについては問題だと思います。

牛肉偽装事件については、テレビの前で社長やその子供がボロボロと嘘と言い訳と告白を露わにしているので、あのように断定調となりました。
まあそれだってどこまで本当か分からないと言えば分からないわけですが、より悪質と言うことはあっても、より善良と判断すべき事情があるとは思えませんね。

新司法試験問題漏洩疑惑については、ネットで書かれていることをすべて信じるのであればともかく、報道されているレベルでは分からないとしか言えません。

法務省が調査しているのであれば、その結果を知りたいです。無関心ではいられない問題であることは確かです。

投稿: 町村 | 2007/06/23 14:49

ロー教員がこのタイミングでこういう判断を公表しているのは身内をかばいあう世論誘導の印象を抱きます。

投稿: なんだかな | 2007/06/23 14:53

公正な処理をするのであれば、植村氏に答練出席者の名前を報告させ、メールを送った相手も明らかにし、試験採点後にその受験生たちの行政法の成績と他の受験生の平均とを比較対照し、優位な差があれば、その受験生たちのうち合格者の合格を留保し、公法のみ再試験を実施すればよいでしょう。

投稿: 公正 | 2007/06/23 14:54

是非ともお伺いしたいです。

>歯切れが悪いかもしれませんが、

とありますが,なぜ「この件」に関して歯切れが悪くなるのですか?
ソイラテさんも指摘していますが,これまでの企業不祥事に関しては歯切れよく発言なさってきているにもかかわらず,「この件」に関してはとたんに歯切れが悪くなるその理由を,是非ともお伺いしたいですね。

他者(非法曹関係者)には厳しく,身内(法曹関係者)には甘い論調。
どこかで見た構図ですね。その程度ですか,残念。

投稿: mari | 2007/06/23 14:56

ソイラテさんへのレスを見落としていました。

>新司法試験問題漏洩疑惑については、ネットで書かれていることをすべて信じるのであればともかく、報道されているレベルでは分からないとしか言えません。

歯切れの悪い理由は,情報不足ということですね。
情報が明らかになった際のコメントを期待しております。

投稿: mari | 2007/06/23 15:01

なんか、ご期待に添えないでがっかりさせているみたいで、こちらも残念なんですけども、

別にしがらみや身内意識で歯切れが悪くなっているわけではなく、これまでもマスコミ報道をもとに何か評するときは、それなりに慎重にしてきたつもりです。ついついマスコミ報道を鵜呑みにした論評をしてしまって、後でかっこ悪いことになった経験もありますから。
逆に慎重な言い方が擁護しているように受け取られて、非難されたこともよくありますし、今回もそれに似たパターンですが。

やはり、法科大学院の関係者としては貝のように押し黙るのが最善の選択だったかなぁ。

投稿: 町村 | 2007/06/23 15:20

>黙れば?
>社会的に責任のある立場にある者がいいかげんな物言いをするのはどうなのよ。「分かりません」がw

「~ともあろう方が」と,立場に絡みついてぞんざいな口調で因縁をつける。まさにネットチンピラという奴ですな。
同じことを言うにしても,もっとまともな物言いができないものだろうか。

四の五の注文を付けているように見えるが,果たして町村先生が「情報不足ではあるがクロ」の方向で記事を書いても,同じような反応だったのだろうか。たぶん違うだろう。要するに自分の好みにあったものであれば,拍手喝采しただけのことだろう。

投稿: 暴力団追放 | 2007/06/23 15:20

>その論点のユニークさの程度によって、漏洩といえるのかどうかも違いそうである。

事の本質を全くお外しになった評論ですね。
やはり同業者の不正には甘い評価しかできないのでしょうか。

投稿: しん | 2007/06/23 15:26

何だが、ごちゃっごちゃしてますね。

どういう程度の問題が出たのかがわかりませんが、まあ、なんというか、前々から、考査委員の先生方とローとの関係は東京の複数のローを中心に疑惑が取りざたされているので、それはそれで、こういった反応が出てくるのは仕方がないと思いますが。

つい先日に試験を受けた身からすれば、あれって、事前に出されていてもいきなり書けないような論点ではないように感じられますが、さらに去年の行政法の惨敗状況からして問題文に適切な誘導がなされていましたよ。

ちなみに、うちの行政法の先生(考査委員ではない)は、出入国関係の判例を普通に勉強しろといって、あげてくれましたが・・・・

まあ、疑われても仕方がないようなことをやっていたわけですから、批判されるのは仕方がないといえば仕方がないでしょうね。

投稿: こう | 2007/06/23 15:35

自分の考えと違う見解がある場合に、何が悪いのか説明もせずに(できずに?)「的外れ」と批判することは、よくあることですね。

投稿: 盛り上がってますね | 2007/06/23 15:35

町村先生へ
初めてコメントを書きます。
私は今年新試を受けました。公法系は行政法から解きましたましたが、問題を整理するのに時間がかかり、憲法は何とか途中答案にならないようまとめるのが精一杯でした。

行政法で論点とされた執行停止や原処分主義は,行訴法に普通にある条文の解釈ですので、これについての事前答練に不満はありません。
しかし不満があるのは、慶應生達は外国人の退去強制令状の発布という入管法に関する事例の中で、これらの論点を事前に扱っていたことです。しかも、本試験の問題完成後にも関わらず。

そして報道によれば、慶應ロー側は、これらの答練を植村教授の個人授業と位置付け、大学側の関与を否定しています。
答練は7回も行われ、その参加人数は150名を超え、教室は2教室以上を使用し、示唆メールのあて先には他の先生も含まれていたにも関わらず、大学側は関与していないというのです。

私を含め慶應生以外の受験生は本当に落胆しています。特に私は、所謂純粋未修として会社を辞めて挑戦しておりますので、落胆どころかこのような事態に本当に憤りを感じております。

私のローの教授達はこの件に関し何らのコメントも発していません。まるで、臭い物には蓋をしろ、と言わんばかりの態度です。本当に受験生のことを思うなら、慶応は積極的に情報を開示しろ、の一つや二つコメントをしても良いと思うのにそれすらしません。

その中で、町村先生がBlogに今回の事件について感想を書かれたことは、大変素晴らしいと思います。ただ、その内容が(正確にしようとしたとしても)他の受験生のこの思いを結果的に裏切る形であったため、皆反応してしまうと思うのです。

まとまりがない文になりましたが、情報が不足しているため断定できない、と書いて終わりにするのではなく、受験生のやるせなさを感じて頂き、慶應の関係者は積極的に行動するべき、といったコメントをして頂きたかったというのが正直な感想です。

投稿: 甲乙丙 | 2007/06/23 15:46

そうでしたか。
先生が北海道民として牛肉偽装に大して憤慨したのと同じように、受験生である我々は今回の問題については憤怒の念が尽きません。

牛肉が偽装されても北海道民は直接的な被害は受けないでしょうが、問題が漏洩されれば受験生はそれがために不正によって恩恵を受けた者に席をとられて不合格になるという大凡甘受できない不利益を直接受けることになります。
法科大学院構想の理念を信じ、会社を辞めて3年間も身と神経を削りながら血を吐き砂を噛む思いで勉学に励んだ挙げ句の一振りめが、社会常識やモラルの欠片もない学者、しかも公権力の不正を防止することを理念とする行政法の学者による不正が関与した試験であったという笑えないブラックユーモアがここにあります。

このような看過しえない重大な問題を、新聞記事1日という単発的な追求で風化させることがあってはならないというのが、不正に関与していない受験生の総意であることに疑いの余地はないでしょう。
たとえ、そのようなつもりはなくとも、今回の先生の記事はミスリードによる擁護と捉えられる内容であり、それは問題を追求するよりも風化させる方向に後押しする性質のものでしょう。口汚く先生を罵るコメントもそのような認識が共有されている現れなのではないでしょうか。(無論、私自身は他人のブログのコメントでブログ主を口汚く罵ることについてはモラルに反するものであり、自重して頂きたいと思っています)

今回の問題は、法科大学院の理念や本質、そして法科大学院に携わる全ての法律学者の品位と資質が世に問われる問題であると思います。
ですから、このブログを永く読んできた読者としては、先生には擁護や風化に与するかのような外観を有し、事実上そのように作用するような記事は書いて欲しくはなかったのです。

投稿: ソイラテ | 2007/06/23 15:53

身内の疑惑に対し、
情報不足だからといって善意解釈する・・・

法は、国民の信頼の上にしか成り立たないのではないでしょうか。

そういうスタンスで、信頼は得られるのでしょうか。

しかも、ネット上で・・・

法を学ぶ一学生として、とっても悲しいです。

投稿: ゆうがお | 2007/06/23 15:55

すこし歯切れが悪いからといって
法科大学院の教授を袋叩きにする・・・

法を学ぶ学生ならばもう少し真意を酌むべきだと思いますが。

投稿: じーた | 2007/06/23 17:47

誰も袋叩きにしていません。
植村先生は生徒20名くらいと2006年4月初頭に泊りがけの合宿をしました。何人か友人が参加してました。あくまで、先生が生徒たちの合宿に参加する体裁になっていたようですが。そんなこと誰が信じますか?
いずればれるだろうなって、思いました。

投稿: こん | 2007/06/23 17:57

甲乙丙さん、ソイラテさん等の言うとおりです。院生、受験生と教授連中の温度差がこの問題でも端的に表れているように思います。

とにかく、龍谷大学の認可を認めなかった文科省は、今回の件で、慶応大学のロースクール設置認可を直ちに取り消して、来年度の学生募集を中止させるべきです。

その程度の認識もできない町村先生には失望します。

さもなければ、司法試験は廃止し、ロースクールに資格授与権限を付与し、修了生の5割以上に司法研修所入所資格を与える等すればよいでしょう。不適格者は、2回試験や市場原理でふるい落とせばよいだけです。勿論、弁護士会の懲戒手続きにも市民を参加させて現在のぬるま湯体質を是正する必要はあります。

既存の弁護士がしている程度の仕事内容ならこうした選抜方法でも破綻しないでしょうし、胡坐をかいてる既存の弁護士からホームレスが出るくらいでちょうどよいのではないでしょうか。

法曹の質の低下の防止というステレオタイプの批判は、既得権に固執しすぎている印象を拭えません。

本当に、1000万円以上の借金をして、会社をやめて、実際には1回しか受験の機会のない受験生、不合格なら破産や自殺、そこまでいかなくても、法曹を断念せざるを得ない社会人受験生等の気持ちを理解し、共感し、支援している教員が皆無に近いというのが、今回の町村先生のコメントに対しても感じられ、本当に残念です。

投稿: かおる | 2007/06/23 22:18

法律家というのは慎重になるべきもの。
町村先生を自分と同じ考えでないからといってたたくのは
全くもっておかしな話。

本件で憤っている受験生やロー生、
気持ちは分かるが、頭を冷やしなさい。

投稿: 留学中 | 2007/06/23 23:21

慎重さと臆病さとは違います。
公正さに疑いがあるなら、声を上げて異を唱えるのが法律家です。
漏洩させた教授自身が認めているのに、なおも慎重にだとかマスコミの報道を鵜呑みすると云々だとか言っている人は何がしたいのでしょうか。
世間一般の常識的な反応を全く汲めず、それとは逆の非常識な立場ばかりに固執する人って、まだまだ多いのですね。

投稿: NOMURA | 2007/06/23 23:56

自由主義と民主主義はときとして相克すべきもの。
それが分かっていないなら、法曹としては失格です。

一般の方に直ちにこれを理解してもらうのは難しいのは
理解していますが、だからこそ受験生やロー生に向けて
先ほどのコメントをしたつもりです。

投稿: 留学中 | 2007/06/24 00:02

そうですか。ではその高邁な理念で、彼らを啓蒙してあげてください。無知な一般大衆は、あなた達に従うだけですから。

投稿: NOMURA | 2007/06/24 00:40

 法律を学ぶ学生なら、その問題にもっとも利害関係を有する者が、適正な手続きを用いて、権利のために闘争をしなければ、権利は実現しないことを知っていてしかるべきだとは思います。

 本気でやる気があるのなら、まず、今回の新司法試験を受けた受験生が団結をして、件の答連を受けていた受験生との得点調整等の申し入れを行うなどの行動を起こすべきなのではないかと思ったりはします。

投稿: 小倉秀夫 | 2007/06/24 02:02

 要するに、このような事件が発生した場合に、自分たちの正当な利益を確保するためにはどうしたらよいのかということを考え、実行に移すことができない人たちというのは、法曹としてはいかがなものかなあと思ったりはします。特に弁護士の場合、他人の正当な利益を確保するために、その他人からお金をもらって、必要ないしより有益な行動を考えて実行することをその本来的な職務とするものなのですから。

投稿: 小倉秀夫 | 2007/06/24 02:10

正直、植村先生の何が悪いのかさっぱり分からない。世の中これくらい不合理なことなんていくらでもある。そもそも、大学教授の倫理観なんてまったく信用していない。授業もつまらなければ、思想もつまらない。今回の事件は、むしろ、これから出るであろう社会の不当さの一事例としてそれぞれが消化していけばいいだけだと思う。

投稿: ヤマムラ | 2007/06/24 03:42

 試験問題を漏洩してもらったのに不合格答案しか書けなかったK大生がいたら可哀相すぎます。下手に漏えいしてもらわないで不合格になったら諦めもつくのに。

投稿: ハスカップ | 2007/06/24 03:47

>要するに、このような事件が発生した場合に、自分たちの正当な利益を確保するためにはどうしたらよいのかということを考え、実行に移すことができない人たちというのは、法曹としてはいかがなものかなあと思ったりはします。

ただでさえ勉強時間が削られているロー生に過酷な要求を突き付けられますね。人権擁護が本分と弁護士法1条で義務付けられている小倉先生が率先して行動しないのは「法曹としていかがなものかなあと思っ」てしまいます。

投稿: 通行中 | 2007/06/24 04:50

>通行中様

小倉先生は弁護士ですし、「他人の正当な利益を確保するために、その他人からお金をもらって、必要ないしより有益な行動を考えて実行することをその本来的な職務とする」とおっしゃっているので、お金をもらわない限り行動しないと思います。プロボノ活動というボランティア活動で動かれる弁護士は極一部の良心派や良識派だけです。だから当事者が「自分でバンバンしなさい(古語)」と指摘されるのだと思います。

投稿: ハスカップ | 2007/06/24 05:07

>本気でやる気があるのなら、まず、今回の新司法試験を受けた受験生が団結をして、件の答連を受けていた受験生との得点調整等の申し入れを行うなどの行動を起こすべきなのではないかと思ったりはします。

確かに、ここで、管を巻こうとするほうが現実的ではないというか、なんというか。町村先生に無理やり自分たちの考えの良き理解者になってもらったとしても、何が変わるというわけでもないわけですし。

文科省ははどうしろだの、世間一般の常識がどうだの、一日で風化させてはならない、と、このブログにいろいろ要求を突きつけてみても、何にもならないでしょう。

まあ、その程度のことが、わかっていないくらい、怒りで我を忘れているのかもしれませんが。

本気で怒っているのなら、受験生でまとまって行動すべきでしょうね。文科省や法務省、あるいはKOや、果てはマスコミに対しても。

ま、なんにせよ、ここで、管を巻いたところで、どうということにもならないというのには、同感ですね。

投稿: こう | 2007/06/24 07:33

試験委員による答練と,試験委員による定期試験の差は微妙。さらに,例えば,少なくとも今年の旧司法試験で,憲法で取材の自由は出ないだろうと強く推認されるなど,グレーゾーンはかなり広い。

投稿: kissless | 2007/06/24 09:07

http://campus.nikkei.co.jp/law/know/survey/time.html
を見る限り、実務家と比べても時間に余裕があるように見えます。

投稿: 小倉秀夫 | 2007/06/24 11:03


これを見たら(これが本当だとして)、
余計にロー生の忙しさが理解できたのですが。。。

投稿: 留学中 | 2007/06/24 11:21

小倉先生の発言が、法務省の公式見解であったとしても(「弁護士より暇なのだから自らの権利の主張のために努力をしてみなさい。」)、法科大学院生は、やはり粛々と勉強し、試験を受け続け、ある割合で落ち続けなければならない。

投稿: ヤマムラ | 2007/06/24 12:38

もう古い話ですが,旧試験の受験をやっているときから,「○大の○○の授業で直前にやったところがでた」とか「○○ゼミの学生は有利だった」という話が伝わってきたことがありました。

自分の手の届かない限られたところで意図的なリークが行われる試験を自分が受けているとしたら,とても精神的につらい。だから「そんなことはあるわけがない。落ちるのは,単に自分が馬鹿で勉強不足なだけ。」と思いこんで勉強に専念して,何とかパスした。

だから,このニュースに接して,最初に頭に浮かんだのは,激しい糾弾の言葉ではなく,シューレス・ジョーに子供が言った「ちがうといってよ。」ということでした。

投稿: h | 2007/06/24 13:10

引用

「いや、試験終わったときは、「いいのかな」っていう気持ちよりも「ラッキー!」という感じの方が強かったよ。

いわゆる漏洩がなかったとしても、勉強は他の奴らよりやったし、結果はまだ分からないけど、点数はそんなには変わらなかっただろう、って正直思う。

まあ、ここの学生さんは、どうせ受かるんだろうから、漏洩どうこうなんてあんま関係ないだろうけど。

いまさら、箝口令っぽくなっているけど、起こっちゃったことは、仕方ないよね。」

投稿: ヤマムラ | 2007/06/24 13:48

>もう古い話ですが,旧試験の受験をやっているときから,「○大の○○の授業で直前にやったところがでた」とか「○○ゼミの学生は有利だった」という話が伝わってきたことがありました。

確かにあったね。だけど,旧試験はベテ同士の戦い。現役生がゼミで1科目分のリークを受けたとしても,アリが下駄を履いた程度のもので,影響は少なかった。新試験とは比較にならないでしょう。

投稿: mono | 2007/06/24 20:09

>暴力団追放?

バカ?

投稿: ならば | 2007/06/24 22:02

現役の弁護士です。
この問題が一般の新聞で取り上げられるくらいに有名になるとは思いませんでした。
旧試のときも、都内の有名な大学に勤務する考査委員の先生のゼミに属している人が有利といったうわさ(?)は多々ありました。
なので、今回の件が大々的に報道されたのは結構びっくりです。

感想ですが、旧試のときであれ、新試であれ、このような問題漏洩(ポイント講義?)はやっぱり厳正に対処すべきものでしょう。
この点に異論はないものと思います。当然の話だから。

対処の方法ですが、
考査委員を務める者は、①実務家から募集する、
②大学教授にするとしても、試験問題が決まった後は一切の講義を禁止させ、研究に勤しんでいただくという制度にするといった方法を考案すべきと考えます。

今回試験を受けた人の対処ですが、
前記したとおり、前々からあることですし、
学生に非はないので(期待可能性は低いでしょう)、
適正に採点すればよいのでは?
今回の試験、慶応の教授のリークで受かったと思う人は、
自分は本来は受かるべき人間ではなかったことを認識しつつ、
足元を見られないように一生懸命に鍛錬してください。
他方、行政法で失敗した人は、
確かに不公平感を抱くかざるを得ないでしょうが、
本来であれば、能力があれば、リークなどなくして
合格するのですから、次回は完全なる能力をつけてください。

これが僕の感想です。

そして、2度とこのようなことが起こらないことを、
国に希望します。
制度の端境期であるローの教授と言われる人にも。

以上

投稿: 通りすがり | 2007/06/26 17:59

試験委員になった者が教壇に立つことそのものが不正だよ。
メール送ったって?
全部漏れていたとしてもわからないじゃないか。
問題作成から試験終わるまで外部との接触を絶たせ
隔離した環境でやらせるべきだ。
俺なんか昔,受験申し込みしたら,大学の教授がたまたま
試験委員予定者だったらしく,たったひとりの俺の為に
試験委員を辞退されたこともある。
が,その後,なぜか,司法試験受験研究会のメンバーから苦情を
受けたことも覚えている。その教授が試験委員になってれば
何か期待するものがあったのかなぁ?
その苦情を言いに来た同学年の彼は今,判事をしている。

投稿: おでかけ | 2007/06/26 18:33

>大学教授にするとしても、試験問題が決まった後は一切の
>講義を禁止させ、研究に勤しんでいただく

なんか,これだけきくと希望者が殺到しそうですね(笑)。
試験(作問・採点)で拘束される時間量と講義準備等で拘束
される時間量を考えたら,前者が楽でしょうから。


何年間も無条件で講義から外れられたら,大学としてはかなり
困るでしょうから,やるとしても1年間のサバティカルにダブ
らせるとか。あるいは授業をやらない分,学務を沢山背負わせ
るとか。

投稿: h | 2007/06/26 21:46

>次回は完全なる能力をつけてください。

旧試験と違い、回数制限がある以上、
次回の無い人間もいます。御配慮下さい。

投稿: j | 2007/06/27 21:51

正直、刑事系もアンフェアかもしれません。

K大の司法研究室では、新司法試験向けの
答案練習会が7回ほど実施されます。
1月の第4回(憲法)と2月の第6回(刑事)では、
いずれも監視カメラ、赤外線カメラの事例が出題。
本試験の刑訴法で監視カメラの事案を見たとき、
驚きました。

両方の回を合わせると、
本試験の監視カメラの問題が楽に解けました。
事案分析の視点、基礎になる判例など、的中しています。

1月2月といえば、試験問題も大枠決まっていたころでしょう。
第4回は形式上は憲法ですが、中身は刑訴。
しかも、K大教授の出題です。
おまけに、レジュメだけでなく、
跡の残らない解説講義もありました。

投稿: 匿名 | 2007/06/29 15:10

学歴コンプ連中が騒いだこんな事件もあったね

投稿: 名無し | 2009/09/04 03:54

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 新司法試験の試験委員で慶應義塾大学法科大学院の教授が、学生に対して、事前に本試験問題に非常によく似たものを使って演習をしていたというニュースが6月末頃からメディアでとりあげられている。これに関し、当の教授自身も「... [続きを読む]

受信: 2007/08/14 13:03

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