Yahoo!メールの落とし穴
グーグルを代表とするWeb2.0には、ネットの向こう側に必要な情報を置いておくというコンセプトがある。
しかしネットの向こう側を管理する側がタコだと、どういうことになるか?
昨年12月26日〜今年2月25日の間に受信されたメールの本文が全部消去されてしまったらしく、間抜けなことにユーザからメールが開けないとクレームがあって気がついた。
原因は、迷惑メールに対する自働削除プログラムが正常メールも対象にしてしまったことのようだ。
ウェブ上の予定表とかを利用していても、バックアップは自分のディスク上に置いておかないと、タコなサーバ管理システムに消されてしまう恐怖におののくことになる。
ちなみに、ウェブデータについてサーバ管理者が誤消去した場合でも、バックアップをとっておかなかった場合は、損害賠償請求に対して過失相殺されてしまう。このブログデータも、バックアップをとろうとろうと思いつつ、ついそのままになっているが・・・。
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コメント
Yahoo!メールの障害は本文消失だけじゃないです。メールが丸ごと消えたのではないかと思われるケースが発生しています。
相手が確かに送信したといっているメールが受信フォルダに入っていないのです。迷惑メールフォルダまで検索してみましたが、やっぱり存在しません。
投稿: Inoue | 2007/04/07 10:17
>相手が確かに送信したといっているメールが受信フォルダに入っていないのです。
この場合には、Yahoo!メール側の問題かどうかを本当に切り分けるには、そのメールが受信側のサーバーにきちんと届いているかどうかを確認する必要がありますね。
(送信側や、中継経路の問題もあり得るため)
#本文だけが消失している場合は、受信側のサーバーにメールが届いていることが明らかですから、Yahoo!メール側の問題であることは明らかです。
投稿: WA | 2007/04/07 14:54
昨日だったかな?「Googleメールが届かない」という記事を証明入りで書いているコラムを読みました。
もちろん、迷惑メールに分類されていたというオチなのですが、わたしがWebメールもフィルタリングサービスも補助的な位置づけにしていて、一応は手元に引き取るようにしているのはこのような事態になったときに「自己責任だからね」とあきらめられるといった意味合いが大きいです。
インターネットが格安で利用できるのは「ベストエフォート」であるからで、やはりそれぞれの場面や必要性に応じて保険を掛けておく必要性はありますね。
投稿: 酔うぞ | 2007/04/08 23:02