univ:授業開かず単位認定と言うことだが
Asahi.com:授業時間不足で単位認定満たさず 立命館大で9年間
立命館大学経営学部の選択科目「経営学特殊講義(会計士サポートプログラム)」(2単位)は、受講生の大半が専門学校など外部で学んでおり、その学習進度や到達度を2回のリポートに書かせることで、成績評価をしていたという。いわばダブルスクールを正面から認めて単位までやるという仕組みだ。
文科省がシラバスに「授業は行わない」と書かれているのを見つけて指導したということだが、疑問がある。
他の大学でも、例えばTOEFLかTOEICかの得点を持って単位認定するとか、あるいは卒論指導の授業時間を設定しながら実際には個別指導だから時間割上の場所・時間に授業が行われないという例とか、形式と実質が乖離しているケースはある。
資格試験を単位に認定するというのは、今回の立命館のケースとかなりにているといえよう。
またこのケースと、外部の予備校の先生に非常勤講師を学内でやらせるケースとは、実質的には異ならないはずだが、それとどう違うのか? 非常勤講師であれば科目の内容を大学がコントロールできるというかもしれないが、実体として丸投げのケースはいくらでもある。
大学教育が伝統的な講義と試験による単位認定というスタイルだけではなくなり、エクスターンシップに代表されるような多様化した教育システムを採用する方向にあるので、これからも限界を模索することになるのだろう。
それにしても今回の立命館のケースは少々大学に都合が良すぎるやり方のような気もするが。
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