D.J.Solove准教授にお会いした
この本の著者だが、若い、新進気鋭の学者だ。ワシントンDCのジョージワシントン・ロースクールで情報プライバシー法や知的財産、それに刑法も教えている。
ネットと匿名の問題についても話し合うことが出来たが、彼曰く、匿名を保障しつつトレーサビリティを確立するのがベストな調和点であるとのこと。
それはそうなのだが、問題はトレーサビリティが必ずしも技術的に十分保障されないことである。その問題はあるにしても、ということで、それ以上の妙案があるわけではない。
なお、三島『宴のあと』事件については知っていたし、その結論も知っていたが、判決文が英語になっていないので十分な検討が出来ないとのことであった。
そういえば著名事件は英訳されていたような気がして、今最高裁のサイトをのぞいてみると、なんと最近の最高裁判決が英訳されているではないか!
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コメント
“最高裁判決が英訳”ちらっと拝見。(英語は苦手なもので)
うーん、アメリカってスゴイですね。
投稿: a Nara | 2007/03/08 10:56
最高裁のWeb Siteから、この英訳にどうやってたどり着くのかが、わかりません。
投稿: 刺身のつま | 2007/03/08 11:12
たどり着くのは簡単。
裁判所サイトのトップでEnglishを選び、その中のJudgements of the Supreme Courtをクリックすればよい。
ということで、この英訳をしたのはアメリカではなく、日本の最高裁のようですよ。
投稿: 町村 | 2007/03/08 18:55
なるほど、了解しました。
判例をだしてから、英語版を探そうとしたので、
いくら探しても、ボタンが見つからなかったのでした。
ありがとうございます。
投稿: 刺身のつま | 2007/03/08 23:03