book:初期ヴァージニアの裁判所
ここ、Williamsburgの本屋で見つけて、まさかアマゾン.co.jpにはあるまいと思っていたら、なんと、ちゃんとあった。
この本は、17世紀からのVirginiaの裁判所の建物および地域におけるその役割を、建築史家が多数の写真やイラストをふんだんに使って記載したものである。
たとえば、初期のヴァージニア植民地では、Court dayといって開廷日になると(月に一日から三日ほど)、周辺の農家から人が集まり、裁判をやっている傍らで市が開かれ、ばくちが行われ、レースが行われたそうだ。
ちなみにWilliamsburgの裁判所は次の二つ。右が議事堂にある上級審で、左がマジストレイトコート。
外側だけだと、なんだかよく分からないが、内部は大きく違う。
マジストレイトコートの方は、外側がオリジナルで、内部は復元されたものという説明であったが、マジストレイト=裁判官の周りに法廷関係者が座る。このレベルでは陪審はない。
これに対して上級裁判所の方は、陪審の席が用意されているが、やはり裁判官の周りに馬蹄形に陪席判事などが座る構造だ。この構造は、当時の多くの裁判所に共通している。
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