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2007/03/15

america南部への列車の旅

ヴァージニアのWilliamsburgからノース・カロライナのCharlotteまで、途中リッチモンドで乗り換える列車で行った。

 およそ、田舎そのものの景色がずっと続くだけの単調な旅だが、列車には普通車でも各座席にコンセントがついているので、iTunesとお仕事で時間はあっという間に過ぎ去っていく。
 一応、カフェカーは備わっているので、コーヒーやサンドウィッチは車内で買うことができる。
 そして、車掌はいたく親切だ。重い荷物を持っていると持ってくれるし、放送の案内の他に、駅に近づくとどっちの出口を開くか大声で触れ回る。私が乗り換えるのがRichmond のStaples Mill Rd.という駅だということは切符を見て知っていて、Richmond Main Streetに近づくと「後20分だから」と何度も言いに来てくれる。おまけにカバンがでかいからといって、近い方の乗降口を進めてくれた。

 ちなみに、アムトラックというこの会社、全米にネットワークを張り巡らせているので、その気になれば大陸横断旅行も可能だが、シカゴが一つの大きなハブになっているので、直通というのはなさそうである。ちなみにシカゴからサンフランシスコまでは二昼夜少々。もちろん寝台車もあるし、食堂車もある。

 リッチモンド程度の駅になると、飛行機と同様に手荷物を預けて、降りるときに返してもらうサービスも可能である。そして車内はビジネス列車や通学時間でなければ空いていて、一人で二人席を占領して寝ていける。その上、テロ対策も不十分というか、厳しくはなく、乗る少し前に駅に着けば足りるし、駅自体はダウンタウンにあるのが通例だから、飛行機より快適かつ場合によっては便利である。

 しかし、既にリッチモンドを出るときに30分遅れであり、その後も単線ですれ違うには引き込み線みたいなのにいったん入って対向車両をやり過ごし、バックして本線に戻るという操作をしており、途中の段階で2時間くらい遅れている。
 別に時間通りに運行する必要を感じていないというのは本当のことだったようだ。一応アポロジァイスとかアナウンスで聞こえるが、誰も騒がない。

結局、13時間を超える長旅となってしまった。

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コメント

外国人の友達に、一時間に十本以上の電車がくる地下鉄などに「時刻表がある」ことを話したら驚かれたことがあります。

「その日のうちに電車が来れば幸運よ」とコロンビア人の友達は笑って話してくれました。

乗っている列車が事故やストで急に駅でもないところで止まってしまった時は、すぐに食料の確保に走りましょう。そして最低限の食料を買う。ぐずぐずしているとあっという間に売切れてしまいます。

列車の遅れもあとから考えたら笑い話になったりするものです。

投稿: benngoshi_kowai | 2007/03/16 00:20

そういえば、日本でも新幹線で夜明かしを余儀なくされたとき、食料を買いそびれて朝までひもじい思いをしたし、携帯の電池は途中で切れて娯楽もなくなるし、えらい目に遭いました。
笑い話ではありませんが。

投稿: 町村 | 2007/03/16 05:59

 新幹線はよく利用しますが、一般座席には電源ソケットは用意されてないですね。スピードアップにはものすごく力を入れて新型車両を開発するのに、座席に電源ソケットひとつつけないJRは何を考えているんだろう。ラップトップを持ってる人が困るじゃないか。

投稿: Inoue | 2007/03/16 11:46

....新幹線の洗面所でプレゼン修正した事がありますが....
東海道新幹線N700系はグリーン車全席、普通窓側席にコンセントがつくそうです。

投稿: kumakuma1967 | 2007/03/16 17:14

N700はその点で楽しみです。
現行の500系や700系にも、デッキとの出入り口に限りコンセントが付いている車両がありますが、わざわざ端っこをとってコンセントがなかったときはショックですからね。
品川ならスタバ、東京なら名古屋より改札内にある待合スペースでコンセント付きテーブルを活用しています。

投稿: 町村 | 2007/03/17 07:28

 北海道内の特急グリーン車は、AC電源コンセント付き車両とない車両が混在していて、特急◎◎だからある……というわけではありません。事前に最新のJR車両運用情報で確認しないと「特急◎◎のグリーン車なのにない!」と内地から来た方はショックを受けることもあります。ただ、親切な車掌さんだと車掌室内のAC電源コンセントで充電をしてくれるときもあります。
 内地の駅構内では、品川駅のようなモバイルコーナーがあるところは別ですが、緊急やむを得ないとき以外は、原則として、パソコンの充電用の貸与は断っているそうで、無断使用すると警察に通報される場合もあるとのことです(JR東日本の広報)。
 ただ、JR北海道の場合は、困っている事情を説明すれば、たいていどこかの電源コンセントを貸してくれて、私は断られたことはありません。記念のお土産と称して「入場券」を1枚購入してお礼をするのがミソかもしれません。ただ、民間委託駅では入場券そのものがないので、最低区間の乗車切符を買いましょう。

投稿: ハスカップ | 2007/03/17 08:41

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