news:不細工の極みだが、表現の自由をこれ以上傷つけてくれるな
あるある大事典なんて早い話が娯楽番組だが、納豆で受けてしまったのが運の尽き。
それはともかく、報告書としてこれほど不細工で往生際の悪いものはない。
アメリカの研究者の発言に嘘っぱちの訳を故意にあててデタラメを放送したくせに、この態度は立派だ。
あるある制作を請け負った会社がこの報告書作成も請け負っているのではなかろうか?
ちなみに断言できないというレベルで言うなら、納豆だって、断言はできない。どういう因果かダイエットに結びつくことだってあろう。
それにしても、このような形で放送内容に行政が口を出すことについて、表現媒体として何か危機感は感じないのだろうか?
テレビ放送と特定電気通信との融合が進む現在、放送法制での出来事は通信放送には関係ないとは言っていられない。テレビ放送でデタラメ科学番組がいけないのなら、デタラメウェブページはなぜ良いのか? 違いがあるとすれば、その根拠はなんなのか?
もはや、単に電波の有限性とか言うことでは片づけられない。
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コメント
今後、バラエティ番組には、ドラマの断り書きを書けば済むことでは?
「この番組はフィクションです。いかなる実在の人物、事件、団体とも無関係です」
投稿: Inoue | 2007/02/10 13:02
↑「この番組はフィクションです」と表示する手法は、かなり以前「めちゃイケ」の「ナイナイ中居SP」で実践された事があります。(バラエティー特有の演出に対する過剰なヤラセ批判を揶揄する意図で。)ただ「あるある」は演出上のヤラセではなく完全な「捏造」ですから。。
TBSラジオ「ストリーム」で勝谷氏が「関西テレビの上層部は、己のくだらない首を守るために放送人の魂を売り渡している」というような趣旨の話をされていましたが、時に権力と対決しなければならない放送局の存在意義を投げ捨て(自浄能力を欠き)、自ら権力の介入を呼び込むが如き姿勢は正に放送界の癌だと思う。
投稿: sasaki | 2007/02/10 15:32
『みそ汁に減量効果がある』と主張したのだから、
”みそ汁に「減量効果ないとは断言できず」”では反論になっていない
相手を殴っておきながら、軽症だから怪我ではない、だから"暴行罪は成立しない”と主張しているような、恥知らずの主張である
元々認められていない新事実についての積極的な主張をしたのだから、積極的証明がなければ"嘘つき"、"捏造"、"事実歪曲"であることには違いない
こんな穴だらけの反証しかできないような電波媒体など要らないと国民が見放したとき、町村先生が危惧するように報道の自由の大きな橋頭堡であるテレビ報道の自由が失われることになる
テレビ報道が報道の自由を守る自覚なく、NHKのように与党の顔色を見るような情けない事態になることを恐れる
投稿: Med_Law | 2007/02/11 14:01