jugement:TBC情報流出に賠償命令
Asahi.com:TBC情報流出訴訟 慰謝料など支払い命令 東京地裁
日経.net同裁判記事
一人当たり35000円也の賠償が13人に対して認められた。
もし日本にクラスアクションがあったなら、約5万人分の個人情報がネット上に流出したという事件なので、単純計算して総額17億5000万円の賠償が命じられるところであった。
アメリカではこれに懲罰賠償が加わるので、さらに賠償額がふくらむが、それは日本では公序良俗違反ということなので論の外とする。
本来なら17億円もの損害を他人に負わせておきながら、たったの40万円程度しか支払わなくてもよいという結果はいかにも不正義である。
これだから、情報流出に対する効果的な手段を、コストをかけてでも実施しようというインセンティブがうまれないのだ。
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コメント
個人情報保護法で対策に大騒ぎした割には、認容額35000円で、企業の訴訟リスクとしては、
原告数×1人当たりの認容額=50万程度+弁護士費用
というのであれば、
何も対策しないで、問題が起きれば
とりあえず、一律に商品券500円を配って
訴訟提起されれば適当に訴訟対応して、適当に和解する。
そういう内容の保険に入る。
というのも、算盤勘定としては有効な選択肢だということになりますね。
弁護士が顧客に提案するかどうかは別として。
投稿: 奥村(大阪弁護士会) | 2007/02/09 07:30