univ:海外留学から無断帰国、そして他人の論文で報告書を偽装
まるで、筒井康隆の『文学部唯野教授』に出てくる助教授のようだ。
明大助教授、特許庁事業で滞在費1600万不正受給(nifty経由の読売新聞)
知的財産研究所から長期研究員として海外に派遣された明治大学情報コミュニケーション学部のF助教授は、2003年1月から04年9月までの予定でフランスに派遣されたが、04年3月に無断で日本に帰国していて、その派遣報告書にも他人の論文を無断転用していたというのだ。
にわかには信じがたい話だが、というか知的財産の研究者ともあろうものが無断帰国はともかくとして無断転用してばれないと思ったのだろうか? 本当にそんなことをしたのか、辻褄が合わないような気がする。
ちなみに、既に明治大学は懲戒免職となっているようで、ウェブ上の教員リストからも、またかつては存在した情報社会コースの教員からのメッセージも、削除されている。
しかしながら、グーグルキャッシュまでは消せていない。
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コメント
文学部唯野教授の舞台って「早治大学」でしたっけ。早稲田と明治を足して二で割ったような一流半の大学でしたな。
しかも唯野の親友の(名前忘れた)助教授は仏文専攻で、フランス留学でした。話が出来すぎてます。
投稿: Inoue | 2007/01/30 09:16
ニュースの助教授は、助教授ポストの話があったので急遽帰国したということのようです。
その気持ちは分かりますけども、派遣した機関に一時帰国を届け出るなり、明治大学に赴任時期をずらしてもらうなり、きちんと手続きを踏めば良かっただけのことでしょう。最悪、帰国するから派遣自体を取り消すということだってできたでしょう。
盗用の方はいかんともし難いですけど。
投稿: 町村 | 2007/01/30 12:07