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2006/12/14

univ:関西科学大学

法科大学院立ち上げの時の認可申請では、留保が出たり不認可が出たりして大騒ぎであった。
普通の大学の設置認可申請でも、申請したけど駄目でしたということがあり得る時代となったようだ。

関西科学大学
本学の設置については、本年4月、文部科学省に設置認可の申請書を提出し、11月下旬の認可に向けて順調に進んでおりました。
 しかしながら、文部科学省より、「新大学の設置認可は困難である」との伝達がなされ、今般やむを得ず、設置認可の申請を取り下げざるを得ない結果となりました。

その後始末で、既に指定校推薦を出してしまった入学予定者に、一人30万円の補償金と、浪人した場合の予備校費用支援、そして他大学への受け入れあっせんなどをしているということだ。→Asahi.com:入学「内定者」に30万円 開学見送りの関西科学大(2006年12月14日21時28分)

厳しい時代となったのである。もっとも少子化の時代になることが10年以上前から分かっていながら、レミングの行進のごとく新設認可ラッシュを続けてきた方がおかしかったのだが。

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コメント

 まさか来年4月開校予定の大学が今頃になって不認可決定がなされるなんて遅すぎます。少なくとも1年前でないといけない。雇用される予定だった教員たちも生活設計が狂ってしまって大変でしょう。彼らにも補償金を出してくれるんでしょうか?

投稿: Inoue | 2006/12/15 04:50

以前は2年前から審査していましたから、不認可見込みのものは早い段階で落ちていたのだと思いますが、最近は迅速化、年何回もの審査機会があるなど、便利になった反面直前まで決まらないリスクが生じているのでしょう。
雇用予定の教員がどうなるかは、「東京法科大学院」の例がありましたね。しばらくは雇用されていたような記憶がありますが、ケースにもよりますか。

投稿: 町村 | 2006/12/15 09:01

> 以前は2年前から審査していました
設置申請自体はその年でも、事前相談という形で不認可見込みのものはふるいにかけられるみたいですよ。
> 年何回もの審査機会がある
昨年度までは、6月と9月の年2回でしたが、今年度から6月だけの1回になりました。つまりしっかり審査するということです。この後の一定段階で、設置申請中との表示で宣伝してもよいとされているはずです(つまり、ほとんど認可されるはずだった)。
なので、この大学は推薦の学生募集をかけたわけです。

ところが、今年度から、
 設置の申請・届出における虚偽等の不正行為
 法令違反状態への是正措置の適用
 私学助成の不正受給に係る返還の未履行
 認可・届出に係る設置計画の履行状況が著しく不適当
などに係る法人からの申請は認可しないこととなり、ここはこの1番上の要件(設置申請を決議した理事会議事録に退任した理事の名前があった)に引っかかったということです。

マスコミに対しては、採用予定の教職員の雇用は保障するといっています。

投稿: tedie | 2006/12/15 14:25

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