TMやらせ文書
タウンミーティングでは、完璧なお膳立てでつつがなく進行することが最優先されていた。
記事における法務省幹部の言い分。
「限られた時間で制度を周知したいと、国民の疑問点の最大公約数を想定したQアンドAを作った。役人の仕事を全うしただけ」と法務省幹部。「罪の意識は、ない」
堂々たるものである。
それだけ堂々としているのなら、国会でもそういえばよいのに。
タウンミーティングというのが、一般国民と政府首脳との直接対話の場というのではなしに、政府の施策の宣伝広報の場だということであれば、別に問題なかろう。いわば模擬対話集会で、本当の一般参加者は観客で、役者が客席にもいたというだけなのだから。
時々あるではないか、客席に座っている役者が突然立ち上がって演技を始めるのが。
そういう類のイベントだというのであれば、単に役人が壇上から演説するだけという説明会の類よりも面白いかもしれない。
しかし、そういう類のイベントだという触れ込みではないところが問題なのだ。
もっともタウンミーティングのような場で、事前に出席者を動員することもなく、質問者を用意することもなく、ぶっつけ本番で何が出てくるか分からないガチの対話を、さあしましょうといってもうまくいくとは思われないし、盛り上がりに欠けたときにそんな準備状況だったら上司にこっぴどく怒られて左遷されるのがオチだし、ガチの対話集会を政府主催で本当にやるなどと思う方が幼稚(ナイーブ)すぎるというのが、お役人さん達の本音だろうと思うが。
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コメント
こんな連中が(共謀罪に関する)「御懸念」なんて似合わない言葉を使っても,詐欺師の甘い言葉と同列ってことでしょうね。
投稿: h | 2006/12/16 23:58