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2006/12/20

practice:京都で警察に捕まると、どういう目に遭うか

痴漢冤罪の本を読んだり映画を見たりしたので、このような決定を見て「あーやっぱり」という感じがする。

京都地決平成18年11月15日(PDF全文)

初めて逮捕されて、弁護士を呼びたいといったら、警官は次のように答える。
「金かかるだけやし、すぐに帰れる事件やから、 必要ない。」(強盗致傷容疑なのに)

「3人が供述を合わせて反省しているところを見せたら、全員執行猶予で帰れる。」
など、2-3回は執行猶予だから安心して自白しろと言われる(強盗致傷容疑なのに)

「警察官が、被告人の取調べ中、数回にわたり、机を叩いたり、蹴るなどしたこと、並びに、少なくとも1回、被告人に対して、こぶしと被告人の身体との間隔が、少なくとも50センチメートルないし1メートルを超えない状態で、殴るふりをした」

「警察官が、少なくとも1回、椅子に座っている被告人のひざの上にまたがった」

(警官は否定するが)「警察官は、被告人に馬乗りの態勢になりながら、顔面を殴る格好をし、その右手は被告人の顔面の近くで止まった」

(警官の自認すること)「怒りに任せて、こぶしで机を叩き、そのこぶしが机の上に置いてあった灰皿に当たってひっくり返ったことが何回かあった。灰皿を壁に投げつけたことはない。また、同じように怒りに任せて、机が被告人には当たるようなことのないことを承知の上で、机の側面を蹴ったことも何回かある。」

(この警官は、同僚によると)「警察官は、声が大きくて太く、ドスが利いた話し方をし、体格もよく、ひげを生やした威嚇的な顔つきであり、被告人は、同警察官を怖がっている様子だった。」

(さらに、留置場から刑事部屋をとおって取調室に行く際は、上記の「声が大きくて太く、ドスが利いた話し方をし、体格もよく、ひげを生やした威嚇的な顔つき」の警官が)「一つの礼儀として、被告人に対し、入るときには、入ります、帰るときには、帰りますとあいさつさせていたが、ふざけた言い方であいさつをしたときがあれば、やり直しをさせた」(その警官自身が自認)

(面白いことに、その「声が大きくて太く、ドスが利いた話し方をし、体格もよく、ひげを生やした威嚇的な顔つき」の警官は)「私は、刑事として事件を担当するのは本件が初めてであり、先輩の取調べの方法を学ぶとともに、取調べの雰囲気を和ませるため、(中略)被告人の取調べに立ち会った。」(本人の証言)

取調べの雰囲気を和ませるため!!!!!!

ここの部分、関西弁なのかもしれないが、日本語ではどういう意味なのだろうか?

ただし、逆にこういう情景は日常茶飯事だとしても、公判廷で正直に証言する方は皆無に近いかもしれず、その意味でも希少な例かもしれない。

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