やせ細るnippon
上記のグラフ推移を見ると、暗澹たる気分に陥る。2055年といえば、まだ生存している可能性がある。
いや、可能性はないかもしれない。
なにしろ今長寿を誇っている戦前生まれの方々に比べ、我々の世代は飽食でアメリカ式短寿命型食糧事情の中で育ったのだし、子供の頃に公害をたっぷり浴びて育てられた世代である。光化学スモッグの中を校庭で体操したのだ。
寿命が短くなるに決まっている。
そういうわけで、人口の減少については推計よりもっと進むように思うが、逆に高齢化率は推計より低く抑えられるように思う。年金事情も、我々前後の世代が早死にするので、縮小均衡するかもしれない。
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コメント
>寿命が短くなるに決まっている。
という趣旨のことを元農林水産省官僚が書きましたよね。書名は失念しましたが。
現在、50歳以上で、すでに中年から老年に達しつつある人の平均余命がどうなるかは二つの要因があると思います。
1.医療や公衆衛生の発達により、前の世代にくらべて、乳幼児期における自然淘汰を抑制したため、弱い個体が含まれていて、長く生きられない。
2.成人病の管理が行き届いているので、前の世代よりも老人性病変の発生は遅くなり、平均余命は伸びる。
1と2のどちらが強力に働くかはよくわかりません。
しかし、日本のPFCバランスは、現在、栄養学的にみて理想的な水準で、欧米にくらべると、まだまだ飽食が過ぎているとは言えません。とくに脂肪摂取量では、ドイツは日本の2倍ぐらいあります。
公害もごく一部の地域だけの問題でしょう。
投稿: Inoue | 2006/12/24 17:42
>日本のPFCバランスは、現在、栄養学的にみて理想的な水準
うーむ、そうなのですか。
生活習慣病だのが昔に比べて増大しているという話だと思ってましたが。
投稿: 町村 | 2006/12/25 01:54
同年齢の生活習慣病は確かに増加してますが、それは診断技術の向上(昔は血糖値すら正確に測定できなかった)と、他の病気でマスクされていたものが表に出てきたからでしょう。
肥満が増えているのは事実ですが、栄養失調とどちらがましかを考えると、いちがいに寿命短縮につながるとは言えません。
投稿: Inoue | 2006/12/25 02:45