book:お父さんはやってない
映画「それでもボクはやってない」のインスパイア元が、この本だ。
先ほど読み終わったが、映画がかなりこの本のエピソードを取り入れて映像化していることもあって、読んでいて映像が頭に浮かぶ分だけ読みやすかった。
しかし、なんともやりきれない話である。冤罪が認められ、復職できたから良かったものの、また友人や弁護士達を中心とする支援の輪に支えられたのは良かったが、冤罪での逮捕拘留は決して償われないのだ。
そして、このケースに限っては、人質司法ではあったものの、調書裁判というわけではなく、従って裁判員裁判だったら一審有罪が防げたとも言い難い事例だ。
ところで控訴審で加わって弁護士の中に知っている名前を発見。ご活躍の様子である。
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