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2006/11/27

news:免許取消についての不満報道

免許取り消し、出頭拒めば「運転可能」 道交法に抜け穴

不利益な行政処分を下す場合には、処分対象者の権利を不当に侵害しないように、その言い分を聞くなど慎重な手続を要するという一般論は、普段は受け入れられる(当たり前のこととみんな思っている)が、こういう場面になるときれいに忘れられて、「法の抜け穴」と呼ばれてしまう。

悪いことをした奴に処罰を加えるのに、何をぐずぐずしているかという刑事裁判への「市民」の不満も、これと同根だが、要はアプリオリに悪い奴という前提があるから、「悪い奴かどうかの判定に必要な適正手続」ということに頭がいかないのだろう。
一般市民がモラルパニックに襲われたときにそういう反応をするのは、まあ、分かる。そういう状態で裁判員などやって欲しくないが、それは裁判官が矯正してくれるだろう。
しかし、少し前までクオリティ・ペーパーを自認していた朝日新聞までこの体たらくでは、がっかりだ。

もっとも、法律家の中にも、悪い奴ということを当然の前提にして立論するレベルの者がいるので、注意が必要だが。

なお、このケースについて、出頭に全く応じない場合に最後まで処分が可能でないというのであれば、確かにおかしい。公示送達のような制度は当然必要ではないか?

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