mixiで氏名・性別の公開範囲を限定可能に
SNSとは何なの?という気もするが、結局のところ自己情報をコントロールすることは、不特定多数人の中では絶対必要だということだ。
ITメディアニュースより
ミクシィは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「mixi」上で、氏名や性別の公開範囲を限定できる機能を、12月上旬に実装する。「ユーザーの自由度を高めて居心地の良さにつなげるため」としている。
従来、氏名と性別は会員全体に公開されていたが、「非公開」「友人まで」「友人の友人まで」「全体に公開」の4つから選べるようにする。
---
ちなみにmixiのQ&Aでは次のように書かれている。
「本名で登録すると、昔の友人・知人があなたを発見しやすくなり、思いがけない再会ができる可能性があります。 その反面、知らない人やあなたがmixiにいることを知られたくないと思う人にも、あなたがmixiに登録していることがわかってしまうかもしれません。
本名での公開に抵抗がある場合は、友人同士で通じる呼び名などをご入力ください。」
私の友人も、本名で登録したら知らない人からマイミク申請が殺到し、すぐに匿名化した。有名税がかかるのは、実生活上だけではない。当たり前だけど。
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コメント
ケ◎ゲバーガー事件から、
スケベネットシステムと、
誤読する人が多くなって。
(゚Д゚)マヂデス
投稿: ハスカップ | 2006/11/14 17:43
性別が範囲限定できないとはじめて知った……
まあ、実名は実名で分けて管理して、通称(ニックネーム)で登録して検索させるのが一番いいような気がしますな。
実名と通称の公開範囲はそれぞれ別個に指定。
大昔の小学校の知り合いが都合よく登録していることを期待して試しに名前で検索してみて運良く見つけた、ラッキー
というよりは、
久々に同窓会であって、俺もmixiやってるんだと聞いて登録するほうが多いような気がするので、あまり困らないような……
思いがけない人間を検索しようと思って、「彼」がたまたまmixiやってる可能性というのも相当厳しい気が。
と、友人の友人の流れで来た人しか自分のマイミクにはいってない人間は思う。
#あと、よく見かけるのはナンパ形式(知らない人を登録)、コミュニティつながり
投稿: サスケット | 2006/11/15 00:23
私の場合、旅先で知り合ったうら若き女性達とMixiやってるネタで盛り上がり、マイミクになってもらったのが印象深い。
こういうのもリアルでの知りあいというのかどうか? だってmixiでの意見交換の方が以前会ったときのコミュニケーションより圧倒的に豊かだし。
なんか、おたくが入っているかな。
投稿: 町村 | 2006/11/15 18:56
実名掲載には、デメリットも大きいことに留意した方がいいと思います。職場や自宅に電凸されたり押し掛け抗議をかけられたり街宣かけられたりとまではいかなくてもです。
せっかく築き上げた社会的評価がネット上での不用意な発言の連投で地に落ちる場合もあります。これももったいない社会的損失だと思います。
これは現実社会もそうですが、現実社会の文献や論文は発表する場が無ければ発表できず編集者や出版社のチェックも入ります。しかしネット上でのサイバー発言は、誰でも気軽に行える上に経験ある編集者のチェックも推敲もないので、往々にして暴走する危険があります。
ネットの怖さを知らない人は匿名で3年くらい情報発信を続けて、経験を積んでから実名にするか匿名にするかを判断した方が良いと思います。これは別に臆病者のすることを意味するのではなく、マナー習得と自己防衛(職場や家族を含む)として許容されると思います。
特に、ネット上には、その道の専門家が多数いらっしゃるので、専門外の分野で無責任な発言を続けたり、専門家からの誤り指摘を無視したりすると、専門家からの反論できない総攻撃を受けて完膚なきまでに叩きのめされるという悲劇すら待っています。
また、特定の職業や資格を目の敵にする荒らしや粘着する方(卑怯者?)もいらっしゃるので、そのようなネット上での場の雰囲気や風を読める能力を身に付けるのも必要だと思います。場の雰囲気や風を読むのは、ネチケットの一つでもあり、会社の会議や私的な飲み会と同様です。
最悪なのは実名を掲載したばかりに、ネットに漏えい放流された裸体写真が某女性と特定されてしまった悲劇的事件です。
投稿: 通行人 | 2006/11/19 12:30
たくさんの炎上例を見ていますが、「専門外の分野で無責任な発言を続けたり、専門家からの誤り指摘を無視したりすると、専門家からの反論できない総攻撃を受けて完膚なきまでに叩きのめされるという悲劇」というのはほとんどないです。実際には、「素人レベルの感情的な攻撃に対して、物量的に相手を仕切れなくなるという悲劇」でしかありません。
それはともかく、匿名で発言できるとなると、気が大きくなって、現実社会では決して行わないような攻撃的かつ感情的な発言をえてしてしがちになりますので、その結果自分がどこの誰であるのかを知られたら困る状態に追い込んでしまうと、人的な交流範囲を広げていくのに活用するというSNSの本来目的を果たせなくなってしまうように思います。ということで、匿名からはいることは決してお勧めはできないですね。
投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/19 16:54
>実際には、「素人レベルの感情的な攻撃に対して、物量的に相手を仕切れなくなるという悲劇」でしかありません。
そういうどうでもいい例ばかり見ているか、それとも真っ当な批判も「素人レベルの感情的な攻撃」と切って捨ててるだけに見えるのですが。
投稿: とおり過ぎ | 2006/11/19 17:40
>たくさんの炎上例を見ていますが、
mixi には招待してもらえなくても炎上例を観測できる仕組みがあるのでしょうか?
よろしければ数値でお願いします。おおよそ○ヵ月に○件の炎上を観測したうち○件が以下のような「感情的炎上例」であった
・コメントのうち80%以上が数人によって為され、該当コメントがほぼAAや一行コメントで占められていた(荒らしの一例)
(以下、「物量できに相手をしきれなくなる感情的な攻撃」の定義に合致する典型例が続く)
これまで一度たりとも具体的根拠を例示したことがない方には難しいかもしれませんが、私も一日中ネットを見ているわけではないので炎上例といえば大手ニュースサイトなどで取り上げられた有名どころ数件しか知りませんので、ぜひとも実際の状態を参考にしたいと思います。
>「専門外の分野で無責任な発言を続けたり、専門家からの誤り指摘を無視したりすると、専門家からの反論できない総攻撃を受けて完膚なきまでに叩きのめされるという悲劇」
ご自身が体験中ではないですか。まあ、悲劇と言うより喜劇にカテゴライズすべき滑稽さともいえますが。アンケートひとつ読めない人のエントリを「条例」が「条例」だと理解できない人が絶賛する喜劇。
>現実社会では決して行わないような攻撃的かつ感情的な発言をえてしてしがちになります
慇懃無礼であればよいというわけでもありませんので、実名であればそれを抑制できるといったことでもない実例をご存知のはずですよ。
>人的な交流範囲を広げていくのに活用するというSNSの本来目的
匿名であっても同好の士とコミュニティを通じて人的な交流を広げることが出来てしまっています。単に「昔知ってて今は連絡できないあの人の現在の状況を検索する」というのであれば別ですが、そのようなシステムがストーキングに有利であることはご説明申し上げる必要もないように思います。
ということで、SNS最大手である mixi も方向を転換したように、実名からはいることは決してお勧めはできないですね。
まあ、実際に被害が発生している状況に素人を追い込んでおけば事件が多発して相談も増えるだろうといった、トラブルに首を突っ込んで手数料さえ取れればいいやといった考えでトラブルの件数を増やすといった考えではないでしょうから、まずはメリットもろくに提示できない実名制を必死に強要する前に実名でも安心して発言できる何らかの具体案をお持ちなのでしょう。よろしければ拝聴させていただけませんか。
>人的な交流範囲を広げていくのに活用するというSNSの本来目的
最近はオーマイニュースで交流を広げるのが流行りのようですよ。完全実名で招待されなくても登録可能!
あなたもどうですか?お望みの世界がそこにはありますよ。
投稿: 菅理 徹 | 2006/11/19 17:40
正しい指摘もありますよね。
>「専門外の分野で無責任な発言を続けたり、専門家からの誤り指摘を無視したりすると、専門家からの反論できない総攻撃を受けて完膚なきまでに叩きのめされるという悲劇」というのはほとんどないです。実際には、「素人レベルの感情的な攻撃に対して、物量的に相手を仕切れなくなるという悲劇」でしかありません。
「専門外の分野で無責任な発言を続けたり、専門家からの誤り指摘を無視したりすると」という原因部分については共通の認識のようです。つまり、誤りは誤りであるとして修正したり、あまりにも無責任な態度を繰り返したりしなければ原因が取り除かれて「炎上」は防げるということでしょう。
自分の専門的分野であっても誤りや無責任な態度は避けたほうがよさげですよね。ましてやそれが実名なら取り返しがつきません。匿名ならやりなおしも効きますけれどもね。
やりなおしも効かない、「セーフティネット」の無いネット社会がお望みの方ばかりではないでしょうから、まずは匿名の状態で入ることがベターでしょうね。
投稿: 菅理 徹 | 2006/11/19 17:53
>それはともかく、匿名で発言できるとなると、気が大きくなって、現実社会では決して行わないような攻撃的かつ感情的な発言をえてしてしがちになりますので、その結果自分がどこの誰であるのかを知られたら困る状態に追い込んでしまうと
それは現実社会(職業上の公開討論場や講演)で攻撃的かつ感情的発言を繰り返している人には通用しません。自分のやったことが攻撃的かつ感情的発言とは思ってないからです。
匿名は発言が無責任になるから実名登録を強制する見解もありますが、発言の責任や暴走の可能性は匿名も実名も関係ないです。
ある法律家のブログなんかIT技術の間違い、軍事学の間違い、外交交渉学の間違いなんかを次々書いて指摘されても、ネットイナゴと罵倒して切って捨て、間違いを訂正しないですよ。間違った差別表現に恥じ入ってエントリを全部削除した実名ブロガーという良心的な方もいらっしゃるのに。
投稿: 通行中 | 2006/11/19 17:59
>匿名であっても同好の士とコミュニティを通じて人的な交流を広げることが出来てしまっています。単に「昔知ってて今は連絡できないあの人の現在の状況を検索する」というのであれば別ですが、そのようなシステムがストーキングに有利であることはご説明申し上げる必要もないように思います。
同感です。まさに実名制度の怖いところですね。
実名強制や実名推奨を声高にするのは、ストーキング行為の幇助犯みたいな感じを受けます。何かあったら実名を突き止め晒して制裁を加えようとするところなんか似てますし。
実名でも匿名でも、結局は分別あるご本人が自己責任で決めるべきことで第三者はとやかく言わず、冷静にメリットデメリットを指摘する方が生産的でして、私怨に基づく片面的意見は誰の賛同も受けません。その文脈で、文科省が精神的社会的に未成熟な小中高生に匿名登録を推奨する理由が判る気がします。
投稿: 匿名推奨派 | 2006/11/19 18:59
>匿名で発言できるとなると、気が大きくなって、現実社会では決して行わないような攻撃的かつ感情的な発言をえてしてしがちになりますので、その結果自分がどこの誰であるのかを知られたら困る状態に追い込んでしまうと
そのような稚拙な人間はネットというか、社会に一人で出るべきではないですね。
ネットの匿名というか、現実でも人目のつかないところでナニやってもいいとか考えるような人間ということですから。
交流の側面からしますと、そのような人間に付きまとわれないよう、検索の対象を限定するというのは、不完全ながらありだとは思いますが。
実名から入らせたところで、裏で悪用し、陰でこそこそ暗躍する卑怯な行為まで制限する手立てはありません。
今回のモトとなった情報の暴露だって実名にしたところで制限不能です。
望まない他人と最初から繋がらないようにする選択ができるというのもひとつの手段かと。
投稿: サスケット | 2006/11/19 19:40
>交流の側面からしますと、そのような人間に付きまとわれないよう、検索の対象を限定するというのは、不完全ながらありだとは思いますが。
携帯電話や多機能固定電話で、着信拒否の至便さがもてはやされているのに一脈通じるとことろがあります。ネットでも、アクセス解析やアクセス禁止(匿名プロクシ拒否等を含む)サービスがビジネスモデルとして成り立っているのも同様かと思います。
むしろ現実社会の方が不便です。一応同業者の後輩なので業界の会合では顔を合わせざるを得ない人ですが、側にも寄りたくない問題児なので気付かぬふりしていると、向こうは数少ない挨拶できる先輩がいたと目ざとく見付け、遠くから近寄ってきて挨拶するときなんかは、礼儀上道義上それを拒めないことが問題です。
そうしていると一方的に話を始めて立ち話を事実上強要され、向こうの賛同できない自画自賛の見解についても、大人の対応として曖昧な相槌を打ったがため、「あの先輩だって私の提案するシステムが実現可能だと認めている。」と宣伝されて後でヒドイ目にあったことがあります。
遠い前職時代のほろ苦い思い出です。
投稿: ハスカップ | 2006/11/19 20:17
私のブログのコメント欄のことでしたら、「専門外の分野で無責任な発言を続けたり、専門家からの誤り指摘を無視したりすると、専門家からの反論できない総攻撃を受けて完膚なきまでに叩きのめされるという悲劇」ではなく、「素人レベルの感情的な攻撃に対して、物量的に相手を仕切れなくなるという悲劇」でしかないですね(というか、私のブログのコメント欄でネガティブコメントを投稿している方々の中に、専門家としての見地からきちんとしたコメントをされている方っていらっしゃるのですか?高木さんクラスの技術者が、複数のブログシステムのコメント欄で使用可能なID認証システムなど技術的に実現困難だと仰っているのならば話はわかりますが、isedのときもそんなこと仰っていなかったですし。「できない」という話の信憑性は、「できない」といっている人の実績にある程度依存しますから、匿名の自称技術者がいくらできないできないと騒いでみたところで、「あなたの技量では、できないのですね」としか言いようがないですね。)。実際、あの分量のコメントに、あのコメンテーターの方々が「納得」するまで答え続けるというのは、物理的に困難というだけのことです。まあ、あの方々が「納得」するまで他の話題には移行せず、1年でも2年でも同じエントリーにコメントをし続ければいいのかも知れませんけど、そんなことをしても面白くもないし、私自身に何のメリットもありませんから。
上村愛子さんの例についても、特にボクシングに関する専門家からの反論できない総攻撃を受けて完膚なきまでに叩きのめされたという感じもしませんし、谷みどりさんの例についても法律の専門家からの反論できない総攻撃を受けて完膚なきまでに叩きのめされたという感じもしません、乙武さんのブログの例にしても……あれは誰の専門領域なのかすらわかりませんので、イナゴさんの中に専門家がいたかどうかすらわからないので、専門家からの反論できない総攻撃を受けて完膚なきまでに叩きのめされたという感じはしません。
投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/20 01:06
>高木さんクラスの技術者が、複数のブログシステムのコメント欄で使用可能なID認証システムなど技術的に実現困難だと仰っているのならば話はわかりますが、isedのときもそんなこと仰っていなかったですし。
小倉先生はご自身のブログをチャンと読んでないのですか?
誰も小倉式共通IDが技術的に実現困難だなんていってませんよ。
それどころかFRさんは、既に実用化されていてカビの生えた議論だという意味のことを婉曲的におっしゃってるでしょ。
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2006/10/post_c49e.html#c10413078
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2006/10/post_c49e.html#c10320862
投稿: VUPstar | 2006/11/20 01:37
>高木さんクラスの技術者が、複数のブログシステムのコメント欄で使用可能なID認証システムなど技術的に実現困難だと仰っているのならば話はわかりますが、isedのときもそんなこと仰っていなかったですし。
いあ。VUPstarさんも述べていますが、
私の見地からして、単に共通IDを使うだけなら技術上は困難でないと考える――
いや、あるいは(正確には)「プライバシーやらなにやらの問題点があり、それは小倉さんの望む方向とはトレードオフの関係にあり、両立することが(技術上も含めて)困難だ」という前提条件つきで話しているので、多分【(技術上も含めて)】というところをカンチガイしてクローズアップされているのではないかと。
重要なのは条件部分(=両立しがたい問題点)なので、それは誤読です。
ほら、私がよく言っているのはmidnightpax氏のときの小倉さんの見地と、今の小倉さんのアンチ匿名ぶりの矛盾部分。それに関係したところですよ。
今回のmixiの実名検索も、midnightpax氏の事件同様の自体では活用されるツールとなるでしょうし、と話を元(エントリ)に戻す自分(笑)
投稿: サスケット | 2006/11/20 01:45
>「できない」という話の信憑性は、「できない」といっている人の実績にある程度依存しますから、匿名の自称技術者がいくらできないできないと騒いでみたところで、「あなたの技量では、できないのですね」としか言いようがないですね。
あと小倉先生ね。大変申し訳ないんだけど、上のロジックだけどさ、技術馬鹿の俺から見たら、次のように校正することも可能なんじゃないかな。
「できる」という話の信憑性は、「できる」といっている人の実績にある程度依存しますから、実名の自称ITにめっぽう強い弁護士がいくらできるできると騒いでみたところで、「あなたの技量では、できるのですね」としか言いようがないですね。
しかもこの中立的などちらにも使えるロジックのミソは、肯定派が使うと「なら、やってみろ。ごちゃごちゃ言わず手を動かして作ってみれ!」と言われてドツボるんで、俺たち技術屋じゃタブーなんすよ。
投稿: VUPstar | 2006/11/20 02:00
大丈夫ですか?
あなたが例示したのは
「専門外の分野で無責任な発言」を行う、または「誤りの指摘を無視する」という原因部分は共通ですよ?
確かにコメントは匿名ですから専門家か「そうでないか」は判断できませんが、エントリに素人レベルでもわかる間違いが多すぎますよ。
一般的ではない特殊な思考で無ければ理解できないエントリなのでしょうか?
対してご自身の専門分野を扱ったブログではどうですか?
決して「炎上」してはいませんよね?何故でしょう?
違いは明らかです。専門外の分野で誤りや無責任な発言を繰り返しているかどうか、です。
ところで共通IDですが、高木先生にちゃんと説明したのですか?高木先生は全てに強制的に適用するものだとはしていなかったようですよ?
どのように仕様を説明したかによりますが、単に「複数blogで利用可能な共通のID」であれば認証データベースを共通化するだけで事足ります。
高木先生も「そのようなサービスがでてきてもよい」としていましたが、それは実名が前提であるコミュニティのことを指しているだけであって、あなたが主張するように実名を強要するシステムではなかったはずですよ?
ところで、実際に「はてなダイアリー」でもはてなで認証したユーザの認証済みであるという情報を共有化するシステムが実用化されています。
でも全くといっていいほど利用されていませんね?何故ですか?共通IDがそんなにメリットに満ち溢れたものなら何故誰も彼も飛びついてこないのですか?何か無理があるからではないのでしょうか?どうしてはてなIDでログインした状態でExcite BlogにコメントしてもはてなのIDが反映されないままになっているのでしょうか?
事業者が匿名の卑怯者を庇おうとしているなんて陰謀論はどうでもよいので、具体的にはてなの提案した共通IDが普及していない現実をどのように判断すればよいのか教えてもらいたいところです。
すでにあるんですよ?共通IDシステムは。なぜ普及しないんでしょうね?
普及しない理由は何だと思いますか?
認証コストを低減できて商業的にもメリットがあるはずなのに、はてなの場合だと数百万のユーザに訴求できるサービスのはずなのに、問題が起きたときにはてなにユーザ情報を問い合わせるだけで済むのに、そのために「ログイン済みでないと利用できない」ようにしておけばいいだけなのに、何故普及しないのでしょうね?
それ以上のデメリットがあるからじゃないんですかね?
投稿: 菅理 徹 | 2006/11/20 02:45
せっかく例示があるので。
>上村愛子さんの例
例示が不適切ですね。確かにおかしな判定で盛り上がっている所だったのでアレなコメントが集中しましたが、見事な鎮火っぷりだったじゃないですか。
要するに感情的なコメントに対しては適切にあしらえばよいという顕著な一例であって、叩きのめされたりはしていませんね。
このように何も全て回答しなくてもそれが適切な対応であれば問題ないのです。
単発エントリで炎上しただけなら延焼さえしないようにしておけば問題ないでしょう。
>谷みどりさんの例
後から知ったのでコメントが削除された後の状況からしか判断できません。
専門分野であっても無責任な(あるいは思慮に欠けた)発言をしてしまえば炎上するという例でしょう。専門家であろうがなかろうが無責任な発言については指摘が集中しても仕方が無いように思います。
むしろ専門分野であるがゆえの炎上のようです。消費者という直接的な関係者からの指摘であると見れば、専門家よりも専門的だといえるのではないでしょうかね。
感情的なコメントがついていたのだとするなら、消費者感情を逆撫でしたと言えなくもないのではないでしょうか。
>乙武さんのブログの例
詳しい状況を存じ上げておりませんので判断できません。
投稿: 菅理 徹 | 2006/11/20 03:12
おはようございます。
ところでたった三例で「たくさん」なんでしょうか?ご自身のところを含めて四例で「たくさん」?
1、2、3、たくさん?アントニオ猪木なら「ダー」ですが。最近は「ハッスルハッスル」ですかね。
せめて数十や数百の例を分析済みなのかと思いましたが、いつものとおり極少数を持ち出して全体を語っておられたのですか?
そういうのを不誠実あるいは無責任な発言と言うのではないでしょうか。そしてその極少数を持ち出して全体を語った結果が誤りがちであることも明白ですから、言わずもがなです。
炎上分析なりネットコミュニケーションなりの専門家でもないのなら明らかに「専門外」ですね。
おやおや、専門外の分野で無責任に誤りを繰り返してしまっていませんか?
なのに「炎上」の責任があたかもコメンテーターにあるかのように振舞う。鎮火するわけありませんね。
すぐに鎮火しない炎上には、必ずその燃料がどこかにあるはずなのです。燃料が何か適切に分析できていなければ、鎮火の妨げになります。
投稿: 菅理 徹 | 2006/11/20 07:55
「せめて数十や数百の例」を分析して見せなければ反論としては認めないということであれば、たいていの人は反論を諦めますね。そんなに暇ではありませんから。
相手に過大な物理的な負担を負わせることで勝った気になるという手法というのは、匿名さんならではですね。
投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/20 12:22
上村愛子さんの例でいえば、「2ちゃんねらーや匿名の卑怯者さんたちの意に反して、特定の事象に対する感動を自分のブログで表明することは許されない」という、匿名の卑怯者たちによるネットの恐怖支配を「是」とするならば、ああいう結末に落ち着いたことを肯定的に捉えられるということなのでしょう。匿名の卑怯者さんたちの意に反してしまったら、とにかく謝って許しを請うのが正しいブロガーのあり方ということになるのでしょうから。
で、ネット上は、無責任な匿名の卑怯者さんたちに牛耳られ、匿名の卑怯者さんたちの逆鱗に触れないかを恐れながら、過去の傾向から見て匿名の卑怯者さんたちの逆鱗に触れそうな話題を回避することでやっと不愉快な思いをせずに表現ができるという窮屈な環境が実現するというわけですね。しかも、権力による言論弾圧と異なり、その言論抑制が不当なものであったとしても、これを法的に是正する余地がないわけで、亀田選手の試合が八百長であった証拠はないのに、あの試合に感動した旨を表現することはネット上ではタブーになったままだったりするわけです。
町村先生その他が望む「表現の匿名性が高度に保障されたネット社会」というのは、とっても窮屈なのですね。一旦、匿名の陰に隠れて恥や外聞を忘れることを覚えると、一種の暴君として、他人に義務無きことを要求できるので、とても快適なのでしょうけど。
投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/20 12:37
概算でも出せない時点で論拠が乏しいというわけですよ。
たとえば数例のみの事例で犯罪類型を語ってしまったりしたらマズいでしょう?そういうことです。数例だけで「たくさん」と言ってしまうのはマズい。「たくさん」と言ってしまった以上、たくさんの事例をある程度把握していると考えた所で問題ないなずです。
実名強制もそれなりに窮屈なようですよ。
http://marfua.otsuka.bunkyo.tokyo.jp/archives/001164.html
>あと orkut は原則本名晒すから、兄弟のみならず親戚さえバッタリ会いそうですごくイヤ・・・。みんな何で平気なんだろ・・・。
>ま、とにかくリアルワ~ルドがメインのオバハンには、 SNS は無用の長物(豚に真珠とか言わないでっ!)なわけですよ。
亀田選手に殊更強い思い入れがあるわけではないのですが、彼の言動が反発を招く未熟で粗暴なものであったことが背景にあるのでしょう。sportsmanシップ信仰と呼んでいいものかどうか、そういったものがあるようですので。
そういった信仰みたいなものをうまく手玉にとってすんなり鎮火させたことで上村氏の人的評価は高まったようですがいかがなものでしょう。
そういえば実名でも恥や外聞を忘れて「匿名」「卑怯」なんてキーワードで検索して出張放火にいそしむ暇がありながらたかが数人の相手すらできないのに日本中全国津々浦々に自身が提唱する制度を普及させるべきだと主張する人がいるようですが、そういう輩に対処するのはどうしたらいいんでしょうか。そういう人が望む社会ではmidnightpaxさんの事例やmixiがFAQ改定に至った事件のような個人レベルではどうしようもないストーキングじみた事件が多発することは簡単に予想できるのですが、さてどうしたもんでしょうね。
ところで町村先生までひとククリにしていますが、それって大丈夫なんでしょうか?町村先生名指しで誹謗しているように見受けられますが。
投稿: 菅理 徹 | 2006/11/20 13:01
そういえば以前どなたかが「小倉秀夫が答えなかったことが重要」と言っていました。
今回の例ですと、
・高木先生に正しく共通IDの仕様を説明したのかどうか?
・はてなが提供しているログイン情報共有サービス、つまり「複数blog等でIDを共通化できるサービス」がなぜ普及していないのか?
このように相手に議論の整理や印象操作の修正、明らかな誤りの指摘などの物理的な負担を強いた上で勝った気になる手法というのは特別匿名に限ったことではないように思います。
投稿: 菅理 徹 | 2006/11/20 13:23
>一旦、匿名の陰に隠れて恥や外聞を忘れることを覚えると、一種の暴君として、他人に義務無きことを要求できるので、とても快適なのでしょうけど。
それを肩書き付き実名でやっていらっしゃる弁護士を知ってますけど。
不勉強で調査不足なのに専門外に手を出したり、他人のブログに押し掛け投稿して長々と自説を連投する傍若無人さが特徴で、一種の暴君として、他の常連さんに対して攻撃を受任する義務を強いるところが似ています。やってる方は快適でいらしゃるでしょうけど、突然「匿名の卑怯者」論で攻撃された常連さんなんかは、目を白黒して触らぬネ申に祟りなしとばかり、投稿をしばらく自粛されてました。
これらは、匿名の卑怯者とか肩書き誇示した実名の罵倒者とかには関係なく、要するに投稿する人のキャラクターやパーソナリティーによるものでしょう。
次のコメントも参考になるかも知れません。
> 日本では実名の卑怯者が匿名に粘着攻撃していますね。
>
>>あはは、やっぱり小●さんにとっては「匿名=卑怯」なんですね。
>>さすが"匿名 卑怯"なんてキーワードで他人のブログをトローリングされているだけのことはあります。
>>2006/11/18(土) 01:00:37 | URL | zak #-
>>http://zakmustang.blog26.fc2.com/blog-entry-1235.html#comment1887
>投稿 通行人 | 2006/11/18 13:13:43
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/11/korea_d910.html#c10662413
投稿: 匿名言論 | 2006/11/20 16:32
菅理 徹 さん>
少々ニュアンスが異なる様ですが、お探しのものはU-meさんの以下の発言ですね
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/03/glocom_1ef1.html#c7129108
>小倉さんの発言を理解する上では何を言ったかというのと同等以上に
>「何を言わなかったか」ということが重要になります。
投稿: 失礼します | 2006/11/20 16:38
炎上を防ぐなら
(1) 避けるべき対策:「削除」「言い訳」「責任回避」「全面対決」
(2) 推奨される対策:「謝るべきは謝る」「言い訳しすぎない」「他人に頼るのは逆効果」
出典つhttp://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/11/20/13999.html
私なら現実社会と同様に、謝罪と否と毅然とした対応と否とを問わず、嫌味皮肉当て擦り嘲笑、高目議論や慇懃無礼それに不必要な刺激語や罵倒語の使用は避ける(再燃を避ける)。
これは匿名でも顕名(実名)でも変わらないと思う。
何でもかんでも諸悪の根源を匿名に帰一させるのはどうか。
立論する方は無思考ワンパターンで楽だろうが分析不十分。
投稿: 炎上消化隊 | 2006/11/20 18:38
>・はてなが提供しているログイン情報共有サービス、つまり「複数blog等でIDを共通化できるサービス」がなぜ普及していないのか?
それは、ハテナID『OguraHideo』がありながらログインせず、誰でも使えるHN『小倉秀夫』で投稿する方が多いからでしょう(同姓同名HNが使われただけで激怒するようだけど)。そのログインしない理由は知りませんが、こういう人がいるから共通ID制度は普及しない。
投稿: とおりすがり | 2006/11/20 20:12
>町村先生その他が望む「表現の匿名性が高度に保障されたネット社会」というのは、とっても窮屈なのですね。
いや、だから【24 hours against Internet censorship】のエントリで、力のあるセクターからの圧力を懸念し、かつ実名にしたりすることで【さらにはリアル社会の身元を突き止めて勤務先や家族親族への圧力をかけるといったやり方で排除しようという連中が暗躍しそうである。】見たいな懸念を述べているわけで、
小倉さんの言う【町村さんが望む】世界というのは誤読です。
町村さんの望む世界が小倉さんの望む世界とトレードオフの関係にあるからといって、まったく正逆であるとはいえません。
誤読です。
読み直したほうがいい。
むしろ、そういった圧力を有名税によってさらに大きくしないように自己情報の調整が必要だといっているのがこのエントリではないか。
小倉さん。別に、そういった圧力を町村さんは推奨していませんよ。
圧力による被害を減らす方向性のエントリではないか?
と、再度エントリ関係の話題に戻す懲りないオイラ。
投稿: サスケット | 2006/11/21 00:49
もう昨年に言い尽くされていたのですね。
実名の罵倒者から身を守るためには、やっぱSNSでも匿名HNが推奨されるでしょう。
SNSでも実名の開示は控えめに(とエントリタイトルに私も戻します)。
>2005年09月27日
>匿名の卑怯者よばわりする正義
>匿名でコメント欄に批判コメントを寄せるのは不当で、しかし一方で実名さえ名乗れば「卑怯者」などと直接罵倒することも認められる、というのはどういうことであろう。
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>もしかしたらコメント欄での台詞は特定の対象に向けられており、それが誹謗であれば名誉毀損であり不法だが、不特定の相手を卑怯者よばわりしても合法である、とでも言いたいのかもしれない。
>posted by князь Мышкин at 01:45|
つhttp://muichkine.seesaa.net/article/7356382.html
投稿: 大塚仁平 | 2006/11/21 02:22
菅理 徹さんと失礼しますさんへ
えー似たようなことは他の方も言ってると思うので私だけ取り上げられると気恥ずかしいです。
ついでに
>たくさんの炎上例
私の場合を紹介しておきましょうか。
私の場合、NIFTYのバトルウォッチHP(ホームページじゃなくてホームパーティ)があったときから炎上というかネットバトルというかそんなのをたくさん見てきました。だいたい96年からずーっと見てますのでウォッチ歴10年。多いときはたぶん年200以上の炎上とかネットバトル見てたんじゃないでしょか(ぱど厨騒動あたりの時期はほんとに炎上しているところがそこかしこにありましたから。ちょっと前でもオレンジレンジ関連はよく炎上していましたし、ソニーvs任天堂あたりのネタは常にどこか燃えているといっていい状態)さすがに毎年そんなには見てないので適当に見積もって年100として1000、年60(月5計算)としても600は見てます。
で、小倉さんはざっと概算してどれだけ見てるんでしょうか。
投稿: U-me | 2006/11/21 18:03
匿名実名を問わず炎上例ならパソコン通信時代から幾らでもあり、実社会でも論争ネタとして頻出しています。そこで様々な識者が大人の対策を考えられています。
最近では例えば
http://crusherfactory.net/~pmoon/mt/000833.html
ネット上のトラブルを避ける15の処世術(言わぬが花のネットかな)
では、次の提言がなされています。
■1■ 完全主義を捨てる
■2■ 脊髄反射をしない(其の1)
■3■ 脊髄反射をしない(其の2)
■4■ 脊髄反射をしない(其の3)
■5■ できるだけ横槍を入れない
■6■ 己の知識量について誠実に
■7■ 卑屈な言葉も出しすぎない
■8■ 「お前がやってみろ」は禁句
■9■ 相手との距離で態度を変えずに済むように発言をセーブする
■10■ 優位にいても圧力はかけない
■11■ 相手を追いつめない
■12■ 「最後の発言」にこだわらず引きどころを見極める
■13■ 悪意のある比較批判はしない
■14■ 「一言多い」に気を付ける
■15■ 内輪話の有効活用
少なくとも気軽な発言が組織的に監視され得る実名強制主義や発言者総背番号制は、映画「華氏451」や小説「ショックウエーブライダー」のような監視社会における表現の萎縮効果が怖いです。
実名だろうが匿名だろうが、誹謗中傷、職業差別、性別差別、粗野下品、嘲笑罵倒、個人攻撃、調査不足、不誠実高飛車などの言動は、いわゆる「炎上」が起きます。それはサイバー社会でも実社会(会社や地域社会あるいはサークルなど)でも変わりはありません。
匿名の安心感から炎上が起こる場合もありますが、実名を掲載して誹謗中傷や罵倒や個人攻撃している(いた)サイトや組織はいくらでもあります。
情報流通場面が、マスメディアの独占状態からインターネットを通じた「今日から貴方個人もマスメディア」「1人1台街宣車」となったことから、ネットでの炎上騒ぎが広まったのであって、その際投稿者が匿名である点に着眼する見解もありますが、その見解では実名を顕示しつつ同様の「炎上」や「放火」がおきている現象の説明がつきません。
投稿: ハスカップ | 2006/11/22 10:33
仮に,炎上での投稿ラッシュが匿名の卑怯者だらけだとしても,最近の炎上ネタを提供する方は,ほとんど肩書きや職業を自慢げに誇示する実名(顕名)ばかりで,しかもネットで活躍するネット上での著名人が多いです。
それも,ハスカップさんが例示する職業差別、性別差別、粗野下品、嘲笑罵倒、個人攻撃、調査不足、不誠実高飛車を平気でエントリやコメントで書いたことが炎上ネタであることがほとんどです。
従って,炎上防止策として,元から断たなきゃだめという徹底を図れば・・・・自己顕示欲を満たす実名を禁止するのが一番てっとり早いことになります。でもこういう匿名と実名の二者択一で責任追及や法的規制を論じるのおかしいですよね。調査不足や分析不足がみえみえであるし。
投稿: とおりすがり | 2006/11/23 02:54
>投稿 失礼します | 2006/11/20 16:38:35
ありがとうございます。イメージしていたニュアンスは合ってたんですが、私のほうの表現が少し違ってましたね。
>U-me さん
いえいえいえいえ。端的にスパっと表現してくださったおかげで印象に残っているのですから。
なんにしろ、小倉秀夫は極少数の事例を持ち出して全体を断ずるという悪い癖と、都合の悪いことには目をつぶり耳を塞ぐという悪い癖を直さないと、いつまでたってもズレた認識と非現実的な対策を振りかざしている状態から脱せないように思うんですよ。
ちゃんと全体を見渡して分析して認識して現実解を探せば、妥当な解決策が見えてくるはずなんですけどね。それができないほど頭が悪いわけではないでしょうし。
こういうのも「才能の無駄遣い」って言うんでしょうなあ。悪いほうの意味で。
投稿: 菅理 徹 | 2006/11/26 14:28