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2006/11/09

24 hours against Internet censorship

ITMediaニュース:国境なき記者団によるインターネットの敵認定
落合ブログ経由。

元記事は17,000 people vote against Internet enemies during 24-hour protest against online censorship

落合先生は「巧妙かつ陰湿に取り締まりや弾圧を行っている、「見えない敵」も少なくないような気がします。日本が、そういった敵になってしまわないことを願うばかりです。」とコメントされている。

現状でも日本のビッグブラザーは、公的にも私的にもかなりの勢力を誇っている。
いわゆるNシステムに代表される監視カメラ網、犯罪捜査に絶大な効果を発揮しているが、それとともにスキャンダルを暴くことに流用されているのではないかと噂されており、そのこと自体が萎縮効果をもたらしうる。
先日ネットカフェを使う経験があったが、完全な匿名の卑怯者状態でネットにアクセスできた。しかし、監視カメラは、少なくとも見た限りではなかったが、これは正直分からない。

上記のサイトでは、政府が反体制派のサイトへのアクセスを遮断したり、インターネットカフェを監視したり、ブロガーを投獄するなどの取り締まりや弾圧を行っているという国々をやり玉に挙げているし、61人ものブロガーが世界中で拘束されているとのこと。日本ではそのような事態は考えにくい。

しかしながら、誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけてくるのは、多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクターだ。そしてネット大衆は、弱いものイジメに走りやすい傾向も確かにある。

そのような環境だと、公権力や私的権力への批判を、巧妙な情報操作で誹謗中傷としたり、炎上の対象にし向けたり、さらにはリアル社会の身元を突き止めて勤務先や家族親族への圧力をかけるといったやり方で排除しようという連中が暗躍しそうである。

このようにいうと、ロマンチックな陰謀論と誹られそうだが、タウンミーティングがやらせで運営されていたこととかネット上の悪評に対処する会社とかはロマンチストの空想ではなく現実に存在するわけである。

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パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

多くのネットカフェでは、会員制を導入してるので、基本的には、匿名は難しいと思います・・・。また、席も空いている席ならどこでも自由っていうタイプのお店以外は、誰かどこの席を使っていたかというログを残すことは可能だと思われるので、完全匿名は難しそうですけどね。むしろ、ネットカフェのホストが、プロバイダーのIPだと、普通のネットの接続と大差ない程度の匿名性?(あまりありませんが)ですが、ネットカフェの自社ドメインがホスト名になっていたら、限りなく匿名性はないに等しいかもしれません。
まぁ、匿名性なんてあってもなくてもあまり関係ないですけどね。気にしたこともないですし。

投稿: みさき | 2006/11/09 11:22

私のいったところでは、会員制かもしれませんが、自販で利用券を買って差し出せば店員が空いているところを指し示すだけで、会員証の有無すら聞かれませんでした。

投稿: 町村 | 2006/11/09 11:39

先日、広島へ帰省した際、広島市内の中心部でネットカフェを利用しましたが、完全に匿名で利用できました。もっとも、どこかからカメラで監視、撮影されていたのかもしれませんが。
匿名でしたが、もちろん、「卑怯」なことはせず、淡々とごく普通に利用しました。

投稿: yjochi | 2006/11/09 13:14

 「しかしながら、誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけてくるのは、多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクターだ。」といわれても、ネット上での誹謗中傷関係の裁判で原告となった当事者の多くは大企業でも官庁でもなんでもないところです。
 被害者が泣き寝入りしたケースを見ても、誹謗中傷の被害に遭っている被害者の大部分は、「(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクター」ではありません。
 町村先生は、何を根拠に、「誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけてくるのは、多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクターだ。」とおっしゃったのでしょうか。
 

投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/09 13:54

圧力をかけられるのはそれなりにパワーのあるところだということがいいたかったんですが。
上記エントリを読めば、力のない一般人が被害者になっているケースを主題としているのではなく、隠然たる圧力によって都合の悪い表現行為を押しつぶそう、排除しようという勢力があり得ることを主題としていることは分かると思うのですがね。

投稿: 町村 | 2006/11/09 16:49

小倉先生、小倉先生
>被害者が泣き寝入りしたケースを見ても、誹謗中傷の被害に遭っている被害者の大部分は、「(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクター」ではありません。
町村先生に根拠を問うよりも御自身の具体的な根拠を示した方が、相手はぐうの音も出ないので完結明瞭です。

そうしないと「それじゃあ小倉先生が主張される根拠は何?」と返されてしまうだけです。

まぁ希に具体的根拠として「財務省の貿易統計」とか的外れを挙げられて困ってしまうケースもあったりしますが。

投稿: 失礼します | 2006/11/09 17:48

それより、例えば、日本において、官庁が、公権力に対する批判を、誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけた例を町村先生に紹介して頂いた方が早いように思いますけど。

投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/09 18:38

 「隠然たる圧力によって都合の悪い表現行為を押しつぶそう、排除しようという勢力があり得る」といわれても、企業としては、ネット上での「批判」についてその削除を求めたり、発信者情報の開示を求めたりすれば、そのこと自体ネットで書き立てられることを覚悟しないといけないので、正当な批判に対して「誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけ」るなんて危険なまねはおいそれとはできません。
 むしろ、現状は、全くのデマや誹謗中傷についてだって、更なる二次的、三次的な被害を受ける危険を覚悟してもらわないと、その削除を求めたり、発信者情報の開示を求めたりすることを勧めきれないのが実情です。
 そういう実情を実務サイドで見ている人間から見ると、町村先生の今回のエントリーは、現実離れした絵空事に見えます。
 

投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/09 19:15

いや、だって小倉先生?先生が先の御自身のコメント内で
>被害者が泣き寝入りしたケースを見ても、誹謗中傷の被害に遭っている被害者の大部分は、「(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクター」ではありません。
と町村先生のエントリ内容を否定なさってるじゃないですか?
「ありません」と断定口調で。

であれば、小倉先生は町村先生の主張が間違っている根拠を御持ちであると考えるのが妥当です。
明解な根拠を御持ちなら出し惜しみしないで提示しちゃった方が話は早いですよ?

あ、でも自分も、町村先生側の根拠がどの辺りの資料なり何なりに基づくのかは自分も興味があったりして。

投稿: 失礼します | 2006/11/09 19:17

あれ?何か変だな?

あ、連投失礼します。

町村先生(エントリ)>
>しかしながら、誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけてくるのは、多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクターだ。
町村先生の話は「圧力をかけてくる(加害者)」は「多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクター」と書いてますね。

対して小倉先生(コメント)は>
>誹謗中傷の被害に遭っている被害者の大部分は、「(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクター」ではありません。「被害者」は「(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクター」では【ない】としている。

やだなぁ、全然間違っちゃってるじゃないですか。
こりゃ小倉先生の誤読?誤記?コメントに半分釣られちゃいましたか?>私

投稿: 失礼します | 2006/11/09 19:26

 今の段階ではどちらにくみするものではありませんが……。
 ひとこと「人の意見はちゃんと読みましょう。」とだけ。

投稿: とおりすがり | 2006/11/09 23:29

あ、ゴメンナサイ
>投稿 失礼します | 2006/11/09 19:26:42
の内容は私の勘違いですね。

平身低頭して小倉先生にお詫びします。

>とおりすがりさん
> ひとこと「人の意見はちゃんと読みましょう。」とだけ。
いや、恥じ入るばかりです。

投稿: 失礼します | 2006/11/09 23:34

> ひとこと「人の意見はちゃんと読みましょう。」とだけ。

 すると「卑怯者」「臆病者」「愚か者」と散々罵倒され、嫌味や皮肉や当て擦りで攻撃された匿名の被害者が泣き寝入りを強いられるときでも、この目を背けたい罵倒語や嫌味や皮肉や当て擦りも、ちゃんと読まなければいけないですね。住みにくいネット社会になりました。

投稿: 通行人 | 2006/11/09 23:41

>この目を背けたい罵倒語や嫌味や皮肉や当て擦りも、ちゃんと読まなければいけないですね。住みにくいネット社会になりました。

 目をそむけたくなる証拠を読んで2次被害に遭わないためにも、ちゃんとマトモな弁護士がいるのですよ。読みたくないものや目をそむけたい証拠書類は、ご自身で読んだり見たりしないで、マトモな弁護士先生に読んで法的処置を判断してもらえばいいと思います。
 確かに「誹謗中傷」を理由に実名暴きや逮捕訴訟で脅しをかける言論弾圧事案は歴史的事実ですが(米国非米活動調査委員会、故マルコス政権のマスコミ人逮捕事件、故パクチョンヒ政権の大統領緊急勅令違反逮捕事件)、これは強大な権力や圧力を有する政府や大企業はもちろん、当然ながら一般通常人も逸般人(笑)もやってはいけないことだと思います。

投稿: とおりすがり | 2006/11/10 00:41

失礼します様>

 あなたに悪意はないのは文意やその後の投稿から判ります。
 ただ、ネットには他人の言葉尻を捕らえて攻撃したり、他人のコメントを強引に自説に取り込んでスレ違いの持論を開陳したり、攻撃された本人が豆鉄砲をくらったように驚くような誤読攻撃を一方的に加える輩もいるので、そんな輩と同類に思われては不快でしょうから、人の意見は「趣旨」や「主旨」をとらえてコメントされるのがよろしいかと思います。
 自戒を込めてのコメントで僭越ですが。

PS:それに先の拙文は貴方だけに向けたコメントじゃありませんし。

投稿: とおりすがり | 2006/11/10 00:57

>そういう実情を実務サイドで見ている人間から見ると、町村先生の今回のエントリーは、現実離れした絵空事に見えます。

 法学部で学んだ弁護士なら「表現の自由の優越的地位」の根拠として“「誹謗中傷」を理由に実名暴きや逮捕訴訟で脅しをかける言論弾圧事案は歴史的事実……(米国非米活動調査委員会、故マルコス政権のマスコミ人逮捕事件、故パクチョンヒ政権の大統領緊急勅令違反逮捕事件)”なんて当然にご存知のはずなのに、法学の大学教授に向かって【現実離れした絵空事に見えます】というのはどうかと思いますけど。

投稿: 通行人 | 2006/11/10 01:07

>そういう実情を実務サイドで見ている人間から見ると、町村先生の今回のエントリーは、現実離れした絵空事に見えます。

 東京の民事裁判実務サイドで見れば、某巨大企業サラ金が、自社に批判的な記事を掲載する週刊誌出版社や記事を書いたフリーライターに対し、名誉毀損や信用毀損の訴訟攻勢をかけて言論弾圧をしようとした事案が当然想起されるエントリですが、小倉先生は弁護士なのにご存じないのですか?それとも忘れてしまうほど昔のことでしたっけ?
http://www.bekkoame.ne.jp/~rim/Topic_book/takefuji.html
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2472971/detail

投稿: とおり過ぎた法曹 | 2006/11/10 01:44

>町村先生は、何を根拠に、「誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけてくるのは、多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクターだ。」とおっしゃったのでしょうか。

まあ、普通一般個人であれば、"圧力"をかけるのではなく、"賠償を求める"という方向であるはずですので、

  >隠然たる圧力によって都合の悪い表現行為を押しつぶそう、排除しようという勢力があり得る

小倉さん(損害賠償出せも含む)と町村さんの【圧力の指す内容】の違い、ニュアンスの違いなのだろうということなのでしょう。
不幸な行き違いだなあということで読み流していましたが
あれ?と思ったのでひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。


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> 「隠然たる圧力によって都合の悪い表現行為を押しつぶそう、排除しようという勢力があり得る」といわれても、企業としては、ネット上での「批判」についてその削除を求めたり、発信者情報の開示を求めたりすれば、そのこと自体ネットで書き立てられることを覚悟しないといけないので、正当な批判に対して「誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけ」るなんて危険なまねはおいそれとはできません。

あれ?

http://benli.typepad.com/annex_jp/2005/05/post_10.html
>真摯な内部告発については、告発された側は見覚えがあるわけですから、内部告発者の割り出しを行い、左遷その他の私的制裁を加えるおそれがあります。

小倉さん自身もよくこういった事例を挙げられていますが?
絵空事ではないのではないかと……
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> 「しかしながら、誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけてくるのは、多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクターだ。」といわれても、ネット上での誹謗中傷関係の裁判で原告となった当事者の多くは大企業でも官庁でもなんでもないところです。
> 被害者が泣き寝入りしたケースを見ても、誹謗中傷の被害に遭っている被害者の大部分は、「(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクター」ではありません。

・被害者が泣き寝入りしたケース⇒泣き寝入りしているので(小倉さん言うところの)圧力をかけてられいない。
・ネット上での誹謗中傷関係の裁判で原告となった当事者の多くは大企業でも官庁でもなんでもない⇒一般個人が泣き寝入りしていないわけで、今までの小倉さんの主張の「誹謗中傷の被害を受けた人のために匿名をなくそう云々」の必然性が薄くなっていないか?

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>しかしながら、誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけてくるのは、多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクターだ。そしてネット大衆は、弱いものイジメに走りやすい傾向も確かにある。

つまり、町村さん曰く。
"力"あるセクターはネット大衆の数の力も含んでいるということですが、
彼らの【炎上の対象にし向けたり、さらにはリアル社会の身元を突き止めて勤務先や家族親族への圧力をかけるといったやり方】を批判しているのは小倉さん自身では?

中国政府⇒個人
ネット大衆セクター⇒個人

まあ、彼らは誹謗中傷じゃない、と考えている事例を核として集団化しているケースが多いのですが(笑)

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> むしろ、現状は、全くのデマや誹謗中傷についてだって、更なる二次的、三次的な被害を受ける危険を覚悟してもらわないと、その削除を求めたり、発信者情報の開示を求めたりすることを勧めきれないのが実情です。
>そういう実情を実務サイドで見ている人間から見ると、町村先生の今回のエントリーは、現実離れした絵空事に見えます。

これはハツミミでした。
二次的、三次的被害というと何でしょう?

たとえば、中国政府に対するクレームをつけたとき、中国政府が反体制派に圧力を加えることで、さらに悪い評判を得てしまう、といったこと?
いや、でも全くのデマを流した相手なんだったら対して問題ないと思うのですが…日本みたいにマスゴミがあることないこと書き立てる???


あるいは個人に対してということなのでしょうか。
ちょっとエントリから外れてしまうのでなんですが、被害者が加害者の発信者情報を要求することで更なる被害にあうといったトコロでしょうか?
考えられるのは「先生に言いつけたなコノヤロウ」的な印象を持たれる、あるいはセカンドレイプ的要因と言ったあたり?

上記だとするとやはり矛盾があるのです。
この場合、セカンドレイプ的要因を排除するためには、被害者が匿名で相談できる環境が必要になってくると考えられます。

>そしてネット大衆は、弱いものイジメに走りやすい傾向も確かにある。

とあるとおり、検閲が効く(被害者の氏素性がわかってしまう)環境であるとネット大衆セクターがセカンドレイプ的なことをしやすくなってしまっています。
こういうとき、匿名で相談できるとよいのかな?いや、実名でもいいけど、発表(裁判になって皆に見られることがないなど)されないようにする、とか。

ま。つまり、過去小倉さんが指したmidnightpax氏の件と同じですよ。

>さらにはリアル社会の身元を突き止めて勤務先や家族親族への圧力をかけるといったやり方


それを現実離れした絵空事って小倉さん。
貴方の今までの主張はなんだったのかと(苦笑)

投稿: サスケット | 2006/11/10 02:44

どうも、現実離れした絵空事の町村です。
惰眠をむさぼっている間に議論が進んだようで。

最初は私も不幸な行き違いかなと思ったんですが、どうも故意かなと。

ここのような人畜無害なブログでも、「不適切」とか「悪意がある」とかのクレームで「消しなさい」という要求が来たことがあり、しかもたいていは無関係な職場に圧力をかけて実現しようというやり方がなされることは、一度や二度ではないです。その中には文字通り官庁からのクレームもありました。
これは個人的経験ですが、いわゆるプロバイダの苦情受け付け担当者の皆さんに話を聞くと、もっとエグいクレーム主は沢山いるようで、あまり具体的な話はもちろんしてくれませんが、日々苦慮されているようです。

その中で、とおり過ぎた法曹さんが挙げてくださった某巨大サラ金のように、ある意味堂々と圧力をかけてくるなんて言うのはまだましな方で、実際には例のグーグル八分事例のように、圧力があったこと自体も表面化しにくいわけです。

ただ、私の書いたことに付けいる隙が多数あったことも事実。
「官庁」という中には、公権力という意味を込めたので、例えば政治家とか、地方自治体の官僚・政治家とかも含めていたのですけど、中央官庁の公務員の皆さんを指し示すようにも読めますね。まあ、彼らもタウンミーティングでは事前の発言者をこっそり立てて、結果的に不都合な質問が出ないように仕組んでいたりするわけですが、それはそのような意図まであったわけでもないのでしょう。盛り上がらないのを心配したんですよね。
ということで、官庁には週刊誌記事を事実無根の誹謗中傷だと息巻く某二世議員とか、県ぐるみで談合を行い、ばれそうになると必死で口封じに走り、「自殺」者まで出す地方政治家・地方自治体公務員なども含めて読んで下さい。

ともあれ、匿名の卑怯者による誹謗中傷に泣かされ、泣き寝入りを強いられ、時に抗議の声を上げると集団イジメのような二次被害に遭う被害者がいることは事実だろうし、小倉さんはそのような被害者と向き合っていることも事実なのでしょう。しかしそのような被害者が如何に沢山いようとも、権力のあるセクターが都合の悪い言論に圧力をかけて封殺しようとしている事案が絵空事ということにはならないのです。

いわば、痴漢被害に泣く女性たちがいかに沢山いたとしても、痴漢冤罪とか痴漢言いがかりとかの事例が絵空事だとはいえないというのと同様です。

で、戦略的にいって、被害者救済のためには自称被害者がいるということに目をつぶるべきだということなら、理解できます。承服はできないけど(笑)
そのあたりが、最初に書いたように、不幸な行き違いというよりも「故意かな」と思う由縁なわけです。

投稿: 町村 | 2006/11/10 06:49

>そのあたりが、最初に書いたように、不幸な行き違いというよりも「故意かな」と思う由縁なわけです。

 小倉先生との議論では何故か(故意か?)不幸な行き違いが生じるので誤解されるのも無理はないと思います。
 例えば↓
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20061018#c1161143688
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20061107#1162830294
等がその典型で、このブログで最近のものに限っても次のとおり。↓
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/10/blog_ce33.html#c10197956
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/10/blog_ce33.html#c10218025
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/10/blog_ce33.html#c10220725
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/10/post_c9e1.html#c10246990
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/10/post_c9e1.html#c10249064
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/10/post_c9e1.html#c10252925

投稿: 傍観者 | 2006/11/10 10:57

 といいますか、政治家を「官庁」に含めて読めというのはさすがに無理でしょうね。もっとも、政治家が圧力をかけてきたというのも、証拠のない話ですけど。

 また「これは個人的経験ですが、いわゆるプロバイダの苦情受け付け担当者の皆さんに話を聞くと、もっとエグいクレーム主は沢山いる」とのことですが、プロバイダの苦情受け付け担当者の「この程度ならば被害者がぐっとこらえるべき」という水準が緩すぎるのではないかと日ごろから思っているので、「エグいクレーム」の内容を町村先生が具体的に聞いていないのだとすると、ちょっと眉唾ですね。
 
 ところで、「ここのような人畜無害なブログでも、「不適切」とか「悪意がある」とかのクレームで「消しなさい」という要求が来たことがあり、しかもたいていは無関係な職場に圧力をかけて実現しようというやり方がなされることは、一度や二度ではないです。その中には文字通り官庁からのクレームもありました。」とのことですが、どこの官庁から、どういう内容について、どうせよとのクレームがあったのですか?

 私は、レコード輸入権反対運動のときのようにすごいアクセス数があったときですら、その種のクレームなり圧力なりを受けたことがないのですが。

投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/10 16:37

それは差し障りがあるから申し上げられませんね。
もちろん、この場で言えないからといって絵空事だということにはなりません。

ところでグーグル八分とか某巨大サラ金の事例とかは無視ですか?

投稿: 町村 | 2006/11/10 17:19

 公権力の不当な圧力を問題視するのならば、「差し障りがある」とする理由はなさそうですけど。

 「グーグル八分」についていえば、違法コンテンツの削除請求が迅速に進まない現状では、私も、せめて検索されることだけはなんとか回避してあげようと思ってグーグルに申請しますけど、「圧力」とかなんとかいわれて非難されなければならないことですか?

 巨大サラ金の事例にしても、どこかの市民法律相談に相談すれば仮に負けてもそんな巨額の損害賠償が認められることはないくらいのことはわかりますので、大した圧力にはなっていないのではないですか(実際、ひるまなかったようですし)。裁判の場合、「圧力をかける」にしても、それが不当なものであれば裁判所からノーを突きつけられるし、匿名のまま原告にはなれない以上、それが不当なものであれば圧力をかけた側が強い批判を浴びるリスクを負うことになります。

 これに対し、匿名の卑怯者によるコメントスクラム等の方法による「圧力」は、不当なものであっても相手を押しつぶすことができますし、不当な圧力をかけても現実空間での自分はこれに対する社会的な批判など知らん顔していられます。

 町村先生は、結局前者を敵視する割には、後者に対して寛容ですね。
 

投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/10 21:16

>ちょっと眉唾ですね。

 ミラーリングには別の意味もあります。
 それにクリームスキマーは大方の信用を得ることができません。

>町村先生は、結局前者を敵視する割には、後者に対して寛容ですね。

 小倉先生は自分への賛同者以外は全て敵視されてますね。

投稿: ドラキュラ | 2006/11/10 23:24

>「圧力」とかなんとかいわれて非難されなければならないことですか?


 公権力の不当な圧力を問題視するのならば、「差し障りがある」とする理由はなさそうですけど。

 「グーグル八分」についていえば、違法コンテンツの削除請求が迅速に進まない現状では、私も、せめて検索されることだけはなんとか回避してあげようと思ってグーグルに申請しますけど、「圧力」とかなんとかいわれて非難されなければならないことですか?

 巨大サラ金の事例にしても、どこかの市民法律相談に相談すれば仮に負けてもそんな巨額の損害賠償が認められることはないくらいのことはわかりますので、大した圧力にはなっていないのではないですか(実際、ひるまなかったようですし)。裁判の場合、「圧力をかける」にしても、それが不当なものであれば裁判所からノーを突きつけられるし、匿名のまま原告にはなれない以上、それが不当なものであれば圧力をかけた側が強い批判を浴びるリスクを負うことになります。


うん?なんかちょっと混乱していませんか?

> これに対し、匿名の卑怯者によるコメントスクラム等の方法による「圧力」は、不当なものであっても相手を押しつぶすことができますし、不当な圧力をかけても現実空間での自分はこれに対する社会的な批判など知らん顔していられます。
>町村先生は、結局前者を敵視する割には、後者に対して寛容ですね。


小倉さん、小倉さん争点が違いませんか?

・批判者が実名だった場合、【金と力のあるセクター】による<*1>のような圧力がかかる危険性があり、萎縮効果をもたらしうる。
・批判者が実名だった場合、【匿名の卑怯者によるコメントスクラム等の方法による(<*1>のような)「圧力」】がかかる危険性があり、萎縮効果をもたらしうる。


小倉さんの言う後者の問題点は厳然として存在していますが、それはさておき。
町村さんがエントリで述べているのは、【金と力(*2)があるものに対し、監視能力を与えてしまうとやばいんじゃないの?】というエントリではないのですか?
小倉さんが問題視しているのは圧力の加害者の匿名性ですが、ここでいっているのは圧力の被害者の匿名性のほうでは?
検閲能力があるインターネットの敵に対して、<*1>の圧力をかけられる問題点ですよ。


違いましたか?>ALL

匿名性によって責任逃れするワルモノに対しての事例としては散々小倉さんを含め別エントリでネタになっていますが、そのときの回答として町村さんも私もほかの方も、責任逃れをする【後者】を見逃すなんて一切いっていませんよ。
ここではそういう話はしていないと思われますが、だからといって都合よく改ざんしないでくださいな(苦笑)

<*1>
巧妙な情報操作で誹謗中傷としたり、炎上の対象にし向けたり、さらにはリアル社会の身元を突き止めて勤務先や家族親族への圧力をかけるといったやり方で排除しようという連中が暗躍しそうである。


(*2)
公権力の"権力"や、コメントスクラムの数の力などいろいろ


小倉さんは、その問題点に知らん顔をしているといいますが、小倉さん流の「後者の問題点の解決策」が、町村さんのあげたこのエントリ情の問題に激しくぶつかってしまうため(つまり実名登録の強制=インターネットを検閲する能力を与えてしまう)、採用して「オーケイオーケイ、小倉さんナイスアイデアですね」などと言えるわけがない。言ってしまったら矛盾である。ということではないかと。

---------------

> 「グーグル八分」についていえば、違法コンテンツの削除請求が迅速に進まない現状では、私も、せめて検索されることだけはなんとか回避してあげようと思ってグーグルに申請しますけど、「圧力」とかなんとかいわれて非難されなければならないことですか?

その感性が問題なんですって。

誹謗中傷なら問題ないでしょう。
結構なことです。


そうじゃないでしょう。


誹謗中傷じゃないかもしれないのに、【巧妙な情報操作で誹謗中傷】呼ばわりして、検索対象外にしたり、削除したりさせることの危険性を唄っているのではないのですか?このエントリって。

小倉さんは小倉さんで、そうではない事例を抱えているのかもしれませんが、それで完結しないでください。
小倉さんがこっそり違う事例を抱えていたところで、そうである事例がなくなるわけじゃないんですから。

>いわば、痴漢被害に泣く女性たちがいかに沢山いたとしても、痴漢冤罪とか痴漢言いがかりとかの事例が絵空事だとはいえないというのと同様です。

まさに先に町村さんが述べていたトラップに引っかかってしまったようなものじゃないですか(笑)


小倉さんがマジメに仕事しているからといって、ほかの人間が同じとは限りません。
私がいつも言っていることですが、いくら自分が大丈夫だからと、それを他人に押し付けてはよろしくないですよ。

ていうか、落ち着いて読もう。

投稿: サスケット | 2006/11/10 23:30

あれ?
半角の<>を使ったらおかしなことになっているな・・・
ココログは処理がひどいですな・・・


(*1)【うん?なんかちょっと混乱していませんか?】より前の文章はごみです。

(*2)以下の3箇所に<*1>が入ります

・批判者が実名だった場合、【金と力のあるセクター】による<*1>のような圧力がかかる危険性があり、萎縮効果をもたらしうる。
・批判者が実名だった場合、【匿名の卑怯者によるコメントスクラム等の方法による(<*1>のような)「圧力」】がかかる危険性があり、萎縮効果をもたらしうる。

検閲能力があるインターネットの敵に対して、<*1>の圧力をかけられる問題点ですよ。

(*3)<*1>は以下の文章を指します。
巧妙な情報操作で誹謗中傷としたり、炎上の対象にし向けたり、さらにはリアル社会の身元を突き止めて勤務先や家族親族への圧力をかけるといったやり方で排除しようという連中が暗躍しそうである。

投稿: サスケット | 2006/11/10 23:35

本当に読んでないで書いてるんだ!

裁判で表面化したのはまだましな方だと書いたはずですが。
ていうか、某サラ金だって最初からまっとうに裁判で白黒つけようとしたわけではなく、あの手この手で脅しをかけてきたらしいですよ。それこそ小倉さんの嫌いな匿名の卑怯者に混じって逆誹謗書き込みもしたらしいし。
たいした圧力ではないというのも、圧力かけられた方が頑張ったからであって、要するに力のある存在がその力で都合の悪い言論行為を圧殺しようとした一例ではあるわけですよ。

グーグル八分という現象自体にももちろん問題点はありますが、やはり今ここで問題にしているのは、都合の悪い言論に対してまっとうに反論するよりも、力を誇示して圧殺しようとする例があるということです。
そのことは結局否定されないわけですね。

投稿: 町村 | 2006/11/10 23:36

>「グーグル八分」についていえば、違法コンテンツの削除請求が迅速に進まない現状では、私も、せめて検索されることだけはなんとか回避してあげようと思ってグーグルに申請しますけど、「圧力」とかなんとかいわれて非難されなければならないことですか?

グーグル八分(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E5%85%AB%E5%88%86

キッズgooサーチ「 la_causette 」の検索結果
http://kids.goo.ne.jp/cgi-bin/kidsgoo.php?keyword=la_causette&SY=2&MD=2
おめでとうございます
小倉センセイのblogは子供に見せても問題無いようです

でも、これが問題ないとされるフィルタは役に立つのか、僕には分かりません
http://kids.goo.ne.jp/cgi-bin/kidsgoo.php?keyword=%C6%BF%CC%BE%A4%CE%C8%DC%B6%B1%BC%D4&SY=2&MD=2

以下、噂レベル
毎日新聞・朴鐘珠記者に励ましの電話を!
http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50020389.html
yahooの言論弾圧ネット規制問題
http://blog.livedoor.jp/enkori/archives/50372001.html

投稿: sakimi | 2006/11/10 23:39

 自分の気に食わないスレやエントリに対し、実名を誇示して執拗な粘着投稿してブログや掲示板を荒らす肩書きを誇示して出張放火する著名な弁護士もいるのをお忘れなく。
 これもやられれば不当な圧力と感じて言論が萎縮します。

投稿: カーミラ | 2006/11/10 23:57

話は続けながら同時並行的に戻して(笑)

松本サリン事件なんて典型じゃないですか?
あれはまあ、動機はそぐわない(圧力かけて何かを弾圧しようとしたわけではない)ですが、
もたらされた結果というのはまさに「【ロマンチックな陰謀論】とは、やってやれなくはない事実である」ということを示しているのではないかと。


あのときのクソマスゴミの、会社という巨大な影に隠れた匿名性を発揮(マスゴミの匿名性はこのエントリとは関係ないけど(笑))しながらの、誹謗中傷の捏造(事件の捏造)は酷いものでした。

結果を見てたからこうして批判もできるけど、あの時はどうだろうな…(信じたというほどマジメにニュースを見ていた年齢ではなかったけど、)少なくとも疑ってはいなかったよな…。

投稿: サスケット | 2006/11/11 00:07

著名というよりも悪名高き弁護士ですな

投稿: 寒戻り | 2006/11/11 00:12

グーグル八分ですか・・・
僕も手元のサイトが理由も分からず、ゴッゴル様の怒りに触れて、八分された経験がありますが・・・

ま、ブログのように横につながりがある時代ではなかったんで、訴えようにも訴える術さえありませんでしたけどね。しぶしぶ、ゴッゴル様の気に入るようなページ構成に変えたのは言うまでもありませんが・・・

ゴッゴル八分は、昔の様に、検索から誘導というのが当たり前の時代からすれば、不当な圧力ですよ。理由も開示されないし。ちなみに、以前、日本の検索の殆どがゴッゴル経由なのは言うまでもありませんが・・・

投稿: こう | 2006/11/11 00:25

 「都合の悪い言論に真っ当に反論しないで」といわれても、例えば、スーフリの幹部であるかのようなデマをネットでばらまかれた電通社員の例でいえば「真っ当な反論」ってなに??といわざるを得ませんね。この事件は私の担当ではありませんが、この人がいくらネット上で「スーフリの幹部ではありません」と力説したってそんなことに意味があるとは思えません。2ちゃんねる側が削除に応じない以上は、せめて、この人の名前でグーグル検索を書けたときに、この人がスーフリの幹部であるかのように書かれているスレッドがヒットしないように繰り返しグーグル側に申し入れる。こんなのは被害者側からしたら当然のことです。だって、現代においては、自分と現実社会で関係性をもつまたはもとうとする人々が、様々な機会で自分のことをグーグル検索し、自分に関する情報を入手しようとするのですから。

 町村先生は、インターネットにおける誹謗中傷に関する事件の原告またはその代理人のところに行って、「なんで裁判を起こしたのか。なぜ『都合の悪い言論』に対しては『真っ当な反論』で対処しなかったのか」を聞いてきた方がよいのではないですか?

投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/11 09:29

あれ?
他サイトでの発言まで実名を追跡できるべきってことですか?
となると共通IDは公開情報ですか。
しかもカジュアルに個人情報をゲットして裁判外で「交渉」となると、うわあ。こわいなあ。

>だって、現代においては、自分と現実社会で関係性をもつまたはもとうとする人々が、様々な機会で自分のことをグーグル検索し、自分に関する情報を入手しようとするのですから。

ソースがありません。根拠はご自分の個人的経験ですか?

というか「あの人がどんな人か」をネットで調べて理解できるとは思えません。wikipediaにでも載っている有名人ならまだしも、市井に溢れる無名の人を検索してみるという発想が意外すぎます。

そういえばこんな話もありましたね。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/25/news070.html
http://www.diplo.jp/articles06/0605.html
誰がどう見るかわからないからこそ名を秘すという判断を下す例が無視できないようですが。
新聞でも署名記事が全てではありませんしね。

投稿: 菅理 徹 | 2006/11/11 10:13

>だって、現代においては、自分と現実社会で関係性をもつまたはもとうとする人々が、様々な機会で自分のことをグーグル検索し、自分に関する情報を入手しようとするのですから。

 全て自分を基準・中心に物事を考えるからエゴむき出しの変な結論になるような気がします。「市井にあふれる無名の人」はネット上の匿名なんですよね。そういう圧倒的大多数の人の幸福を基準・中心に考えないと「弁護士独自の見解で当裁判所が採用するところではない」となるのが常識でしょう。
 サラリーマン一人の名誉を守るためなら(それは少数者の人権保障で望ましい)、片っ端から名誉毀損で告訴~情報開示請求で対処すればよく、ネット上で問題なく生活している全ての人に共通ID制度とか何とか(アルゴリズムどころか要求定義すら提案者が書けない変なシステム)で場合によっては極めて緩い要件で住所氏名連絡先を公開できる制度を作るなんて、国民経済の観点からも費用対効果が悪過ぎ。
 その制度の反対者に対しては「臆病者」「卑怯者」「愚か者」「」と罵倒三昧で、批判者の意見は「現実離れした絵空事」と馬鹿にしつつ実はよく「読んでないで書いてるんだ!」という体たらくでは非科学的で非合理と言われても仕方がない

投稿: 価値の尺度 | 2006/11/11 10:52

ここで小倉秀夫というハンドルを使っている人と同じ人が書いたかどうか確認する術を持ち合わせていませんが、ご参考までに。

http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2006/11/post_a0de.html

投稿: 菅理 徹 | 2006/11/11 11:15

大空け者の自分が云うのも何ですが

小倉先生、
せっかくエントリ書いて反論(てーか罵詈雑言とかの類にしか読めないですが@今回のそれは)するつもりなら
トラックバックするなり、エントリ中に「何処の誰に向かって」の話なのか解るようなリンクを御自身のエントリに付与して下さい。

投稿: 失礼します | 2006/11/11 13:35

>せっかくエントリ書いて反論(てーか罵詈雑言とかの類にしか読めないですが@今回のそれは)するつもりならトラックバックするなり、エントリ中に「何処の誰に向かって」の話なのか解るようなリンクを御自身のエントリに付与して下さい。

 それをしたら名誉毀損か侮辱になるので(IPアドレスで容易にトレーシングできるしw)、「誹謗中傷の対象を抽象的な匿名」とする書きぶりの陰に隠れるほかは無く(これをしても「卑怯者」「臆病者」ではないという主張でしょうか?)、トラバは打てないでしょうしリンクも張れないでしょう。

投稿: トランスバニア | 2006/11/11 15:16

スーフリ幹部とデマを飛ばされた人が真っ当な反論をしたとかしなかったとか、誹謗中傷の被害者が裁判を起こすのは怪しからんとか言いましたっけ?
そんなこと書いていません。

某サラ金が都合の悪い記事を書いたジャーナリストに名誉毀損訴訟を提起することが不法行為で非難に値する行為になると言ったからといって、誹謗中傷を受けた人が一般的に損害賠償請求や発信者情報開示請求を裁判で求めることを非難したことにはならないのですが、その違いは読みとれませんか?
一般の人には難しいかもしれないし、法科大学院生でも判例というと要旨部分しか読まない連中は理解できないかもしれませんが、法律家なら大抵は読みとれるでしょ。

で、なんどもいうけど、権利のないことを知りながら裁判所を通じて圧力をかけるために訴えを提起した某サラ金の行動は、(その限りでは)まだマシな方で、
>公権力や私的権力への批判を、巧妙な情報操作で誹謗中傷としたり、
>炎上の対象にし向けたり、さらにはリアル社会の身元を突き止めて
>勤務先や家族親族への圧力をかけるといったやり方で排除しようという連中
の方がたちが悪く、問題だというのがこのエントリとこれに対するコメンターの関心です。

ここにはコメント欄をわざと炎上させて都合の悪い言論を押しつぶそうというやり方も非難の対象にしているんだけど、なぜ小倉さんは反論しようとしてくるんだろうか?

ちなみに、他人の言論が気に入らない連中の起こす炎上は、ネット掲示板だけでなく、リアルな実家にも起こるようです。コワイコワイ

投稿: 町村 | 2006/11/11 15:36

> はっきり言ってエントリー違いです。エントリー違いのコメントへの解答を求め
>るあなたは何様ですかと思ったりはします。
>Re'dige' par: 小倉秀夫 | 11 nov. 06 09:37:13
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2006/11/vox.html#c10556472

 有言不実行

投稿: トランスバニア | 2006/11/11 16:04

・・・結局のところ、小倉先生が何をいいたいのか、今一分かりません。

町村先生が話題にしているのは、匿名で個人が卑怯な攻撃を仕掛けるように、権力を持っている側が、匿名の陰に隠れて行なう、言論弾圧への懸念だと思うんですが、これに反対するということは、権力を持った側は匿名の陰に隠れて卑怯な言論弾圧行為をやっても良いという結論に陥りそうで、それは幾らなんでもと思うのですが。

まさか、小倉先生が、権力の無謬性を信じているとは思えませんが、権力が匿名の陰に隠れて言論弾圧行為を行なうという話題に、現実の誹謗中傷裁判を持ち出すことには意味がないのは、誰から見ても明らかだと思うのですけど。

投稿: こう | 2006/11/11 23:09

>ここにはコメント欄をわざと炎上させて都合の悪い言論を押しつぶそうというやり方も非難の対象にしているんだけど、なぜ小倉さんは反論しようとしてくるんだろうか?

私もそこは【投稿 サスケット | 2006/11/10 2:44:29】にてちと気になりました。
たとえば、【コメント欄をわざと炎上させて都合の悪い言論を押しつぶそう】とする人間に対し、検索結果からはずして情報を秘匿する。

整理しましょう。

本コメント欄ではグーグル八分は圧力の一例として挙げられています。ですから、グーグル八分を中心とする場合、本エントリ中では以下の立場を担います。
電通社員⇒圧力の加害者(実際は被害者なので正当な圧力といえる)
デマのばらまき元⇒圧力の被害者

ですが、あえてここではグーグル八分による圧力から目を外して見ます。
別の視点でズーミング。デマをネットでばらまく行為も圧力のひとつと考えられますので、その場合の構図は以下です。
電通社員⇒圧力の被害者
デマのばらまき元⇒圧力の加害者


気になるのはここ。

>だって、現代においては、自分と現実社会で関係性をもつまたはもとうとする人々が、様々な機会で自分のことをグーグル検索し、自分に関する情報を入手しようとするのですから。


ちょっと待て。

つまり、ここでグーグル八分圧力をかける=デマのばらまき圧力をかけられている側が行っているのは、検索して出てくる情報をなくすことで自己の情報を秘匿する行為。


つまりこれは前者の構図では、言論を隠す圧力ともいえますが、
後者の構図ではグーグルを使用した(素人でもできる不完全な)監視行為をやめさせるための手管。


わかっているじゃあないですか。
匿名化する意味の重要性が。
グーグル検索からはじくという不完全な対応でもやるべきだと、小倉さんはそういっているのでしょう?


こうして立場を変えてみれば簡単にわかることです。

世の中匿名にしろとか、実名にしろとか、そんな簡単には片付かない。
犯罪者相手は実名で、一般人は匿名で。それでいいんですよ。ただそう簡単にはいかない。いかないから、簡単そうに実名にしろよという小倉さんに反対するわけです。OK?
簡単に実名に全部すればいいなら、ネットに既出の情報をそんな不完全な手段で隠す必要はない。
ニフティの件だって、その小倉さんの例示だっておなじことです。

わかっているのかわかっていないのかこちらでは判断つきませんが、【圧力:グーグル八分】の有効性をとくその姿は矛盾したものではないですか?>小倉さん

投稿: サスケット | 2006/11/12 02:28

>町村先生が話題にしているのは、匿名で個人が卑怯な攻撃を仕掛けるように、権力を持っている側が、匿名の陰に隠れて行なう、言論弾圧への懸念だと思うんですが、

いや、私が思うに権力だけではないかと。
エントリ中では【金と力】といっていますが要するに力。

権力財力暴力数の力etc


あと、匿名の影というか、正確には・・・なんだろうな、力の影?

数の中に隠れる、企業などの母体の中に隠れる、あるいは反撃をまったく苦にしない立場である。

まあ、おっしゃるとおり、スーフリ幹部がどのような対処をしようと、これらの懸念がなくなるわけがないので、小倉さんが何を問題視しているのかわからないという考えは同意なのですが(笑)

>いわば、痴漢被害に泣く女性たちがいかに沢山いたとしても、痴漢冤罪とか痴漢言いがかりとかの事例が絵空事だとはいえないというのと同様です。

>小倉さんがマジメに仕事しているからといって、ほかの人間が同じとは限りません。
>私がいつも言っていることですが、いくら自分が大丈夫だからと、それを他人に押し付けてはよろしくないですよ。

みたいな。


やっぱ小倉さんは読んでない気がするね(笑)
意見を返す相手としている町村さんの文章くらい読んでおくべきだと思うけれど。

投稿: サスケット | 2006/11/12 02:38

「スーフリ幹部とデマを飛ばされた人が真っ当な反論をしたとかしなかったとか、誹謗中傷の被害者が裁判を起こすのは怪しからんとか言いましたっけ?
そんなこと書いていません。」といわれたって、町村先生はグーグル八分一般を問題としていたではないですか。

「一般の人には難しいかもしれないし、法科大学院生でも判例というと要旨部分しか読まない連中は理解できないかもしれませんが、法律家なら大抵は読みとれるでしょ。」といわれても、要旨以外の部分が書かれていないのならば、要旨部分以外を読み取れというのは無理というものです。

「>公権力や私的権力への批判を、巧妙な情報操作で誹謗中傷としたり、
>炎上の対象にし向けたり、さらにはリアル社会の身元を突き止めて
>勤務先や家族親族への圧力をかけるといったやり方で排除しようという連中
の方がたちが悪く、問題だというのがこのエントリとこれに対するコメンターの関心です。」とのことですが、「公権力や私的権力への批判を、巧妙な情報操作で誹謗中傷としたり、炎上の対象に仕向けたり」というやり方を克服するためには、ここのコメンテーターさんたちには悪いですが、発言者に関する情報の透明化を推し進めていく他には方法はないように思います。

 公権力や私的権力についての愚痴を吐いているだけならばともかく、それを「現実を変えうる」レベルへの行動へと繋げる場合にはどうしたってリアル社会での身元を明らかにせざるを得ないのですよ。運動に参加している人全員ではないにせよ、その中の誰かが明らかにせざるを得ないのです。そのときに、「匿名性が維持されている間は何でもできるけれども、リアル社会での身元がわかったら、何をされてもどうしようもない状態」ではもうどうしようもないわけです。だから、必要なのは、「不当な圧力をかけられないように匿名でいられるようにすること」ではなく「リアルの身元が知られても不当な圧力をかけられないようにすること」であって、そのためには「不当な圧力をかけた人間に関する情報を、かけられた人間が容易に収集できるシステム」が必要なのです。

投稿: 小倉秀夫 | 2006/11/12 03:13

>発言者に関する情報の透明化を推し進めていく他には方法はないように思います。


いや、だからそれだと、
【ニフティ眼科医事件(http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/d/20050115)】や、
【自分と現実社会で関係性をもつまたはもとうとする人々が、様々な機会で自分のことをグーグル検索し、自分に関する情報を入手しようとするのですから。】といった事例は?


個人情報ではなく、デマ=つまりスーフリ疑惑だけ隠せばいい?
いいや、違う。ニフティ眼科医事件については【広告掲載されている氏名、職業、職場(診療所)の住所及び電話番号を、人に無断で掲載したことが不法行為】となっている。
これらも安易に広めてはいけない情報だから不法とされたのではないのか。


またグーグルによる検索の阻害は、素人さんが容易に彼の情報を求める行為の障害ですよ。まあ、たいした効果は見込めないけど。
もしかして確実な情報を得られる「そういう」システムで収集するのはアリだけど、情報があるかどうかもわからないグーグルで収集するのは不法?何故?意味がわからない。

そこが小倉さんの矛盾、のひとつ。
都合がよすぎる。


#情報を求めることのよしあしはここでは触れていない

投稿: サスケット | 2006/11/12 04:40

>そのためには「不当な圧力をかけた人間に関する情報を、かけられた人間が容易に収集できるシステム」が必要なのです。

 警察検察はとっくにやってますよ。ニフティーサーブ時代から。今では、2ちゃんねるでも、公衆無線LAN経由でも、ネット喫茶経由でも、匿名プロキシ経由でも、匿名ウエッブメールでも、P2Pネット経由でも……。日本のサイバー刑事やサイバー検事は元来技術屋だった方が投入されているし、日々研鑽を積んでいるから国際社会でも通用するレベルに達しているのです。
 小倉先生は、彼らによって多数の判例や判決例が形成されているのに、これら先例をご存じないか、意図的に目を背けているか、意図的に取り上げないか……だけです。
 それに「容易に収集できるシステム」は、それなりにTCP/IPの専門知識(IPアドレスの動的割付を含む)、トレイスバックの実務的ノウハウ、ロギングの仕組みと現状、暗号通信の解析(WEPとか)が必要のなのです。
 そのほとんどを知らない不勉強な弁護士先生が、実務や経験の裏付けを持たないまま「容易に収集できるシステム」と言ったって、そもそも技術的に間違ったことを公言しつつろくに調べもしないで「日本の優秀な技術者ならできるはずだ」等と書いていらっしゃるし、コスト計算すら無視しているのを具体的な積算結果で指摘されても「過大な見積もりだ」等と根拠無く一方的に罵倒するだけので、誰も信用しない空想イリュージョンとしか聞こえませんし、「現実離れした絵空事に見えます。(http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/11/24_hours_agains.html#c10532287)」

投稿: 骨庵堂 | 2006/11/12 12:01

>隊長
>いや、私が思うに権力だけではないかと。
>エントリ中では【金と力】といっていますが要するに力。
>権力財力暴力数の力etc

ええと、一応、考えていることは変わらないと思います。
「公」権力としなかったのはそういう意図を含ませて書いたつもりですが・・・

投稿: こう | 2006/11/12 14:39

いやいや失礼を。
ただちょっと、このエントリ中では

>ここにはコメント欄をわざと炎上させて都合の悪い言論を押しつぶそうというやり方も非難の対象にしているんだけど、なぜ小倉さんは反論しようとしてくるんだろうか?

という誤解があるので、あえて多面的な見方をクローズアップしてみたかったもので。

投稿: サスケット | 2006/11/12 20:38

>ここにはコメント欄をわざと炎上させて都合の悪い言論を押しつぶそうというやり方も非難の対象にしているんだけど、なぜ小倉さんは反論しようとしてくるんだろうか?

 自分のは「コメント欄をわざと炎上させて都合の悪い言論を押しつぶそうというやり方」とは違う!と声を大にしてやっきになって否定したいだけでしょ。

投稿: カーミラ | 2006/11/12 23:03

>隊長
なるほど、了解しました。

全ての始まりは、

>「しかしながら、誹謗中傷というレッテル付けでクレームを付け、圧力をかけてくるのは、多くの場合(大)企業とか、官庁とか、金と力のあるセクターだ。」といわれても、ネット上での誹謗中傷関係の裁判で原告となった当事者の多くは大企業でも官庁でもなんでもないところです。

このコメントですから、僕としては、裏の圧力の問題をあえて、表の裁判例を持ち出してくる意とが分からないということですかね。

投稿: こう | 2006/11/13 00:05

>現実社会での自分の評価を高め、よりポジティブな未来に向かっていく手段としてネットを活用していこうと思ったら、どこかの段階でネット上での表現活動を現実社会の自分と結びつけていかなければいけないわけで
http://shinyai.cocolog-nifty.com/shinyai/2006/11/post_af31.html#comments

肩書きとステイタスを誇示した自意識過剰の上に過剰の意見ですわ。
日本の75%を占める無名のサラリーマンにそんな必要がありますか?
実名とIT弁護士とかの肩書きを現実社会に売り込みたい方は別でしょうけど。
それに言い難いんですけど、小倉先生の場合はかえって逆効果ですわよ。
先生のブログを見て、先生や先生の事務所にドン引きするIT業界のクライアント予備軍って結構いますのよ。

投稿: カーミラ | 2006/11/14 03:29

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