« plant香る金木犀 | トップページ | news:痴漢の経済評論 »

2006/10/05

news:弁護士の都会集中はまだ続く

朝日.comより
「今秋、司法修習を終えて弁護士登録した1144人の半数が東京に集中していることが、日本弁護士連合会(日弁連)のまとめで分かった。一方で山梨、函館、釧路、鳥取の弁護士会への登録はゼロだった。」

まだまだ、都会には弁護士の就業余地が十分あるということであろう。
就職活動をする方も、される方も、主観的には大変だと思っているので、就職がないないという実感になるのだろうが、結果はまだ弁護士が足りないわけである。

再び記事より
「全国50の地裁所在地別にみると、新人の登録は東京が579人。大阪128人、愛知55人、横浜48人が続く。
 一方、ゼロの4カ所のほか岩手、秋田、徳島、高知には1人、栃木、福井、富山、山形、旭川には2人しか新人は来なかった。」

とはいえ、率的には今年約50%が東京集中で、56%だった昨年までより6ポイントも下がったという事実もある。
来年度は注目の弁護士07年問題の年を迎えるわけだが、新司法試験一期合格者はそこに突入する。全国的にバランスのとれた就業環境が実現できると良い。
それとともに、新人弁護士の就職地のみならず、イソ弁から独立する頃の弁護士の就業地も多様化することが望ましい。地方が過疎解消を目指してやっているような、仕事のあっせん、住居(事務所)のあっせん・貸与などを、自治体主導で行うことも考えられる。

日弁連も地方就業に誘導しようとしているようだが、日弁連ではなく地方会自身が新人リクルートに動くようにならないと、というかそのようなメンタリティに転換してくれないと、地方に新人弁護士が行きやすい環境にはならないように思う。
人数を増やせば自然に解消する問題ではない。

ロースクルール奨学金ちゅうぶのような試みも、四国とか北海道とか中国地方とかでも広がると良いのだが。

|

« plant香る金木犀 | トップページ | news:痴漢の経済評論 »

法律・裁判」カテゴリの記事

コメント

先日ローの友人と話をしましたが、未だに、修習前に弁護士の就職が決まっている、という幻想を抱いておりました。

ロー生のデジタルデバイドも結構深刻な問題になっているような気がします。

とりあえず、受かったら修習前に知り合いの弁護士の先生の所に挨拶に行くつもりですが、就業できるのだったら、場所は構ってられないだろうと、想像しています。

投稿: こう | 2006/10/06 00:13

いまならまだ田舎での優雅な生活が待っていますよ。とはいえ、情報(特に専門的知見)の格差が大きいので、いきなり田舎で弁護士登録するのはあまりお薦めできませんが・・・

投稿: 田舎人 | 2006/10/06 00:58

>いきなり田舎で弁護士登録するのはあまりお薦めできませんが・・・

そこが、地方での登録を妨げている大きな心理的要因なんですよね・・・。

僕は実家が東京なので、東京から出るということ自体が結構勇気いるだろうな、と思っています。

投稿: こう | 2006/10/06 18:30

日弁連のお偉方は「まず隗より始めよ」という言葉を知らないのかね。新人に地方に行くよう薦めるなら、まず大都市部の長老~中堅どころが地方に行かなくては。法テラス佐世保みたいなことがあちこちで起こるぞ。

投稿: 通りすがり | 2006/10/07 00:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31412/12160723

この記事へのトラックバック一覧です: news:弁護士の都会集中はまだ続く:

« plant香る金木犀 | トップページ | news:痴漢の経済評論 »