news:司法修習の二回試験で107人が不合格/合格留保
司法研修所の卒業試験に当たる二回試験(司法試験に続く二回目の試験だからこう呼ぶ)で、10人が不合格、97人が合格留保となったそうだ。
修習生107人、卒業試験通らず=過去10年で最多、刑事弁護が壁(時事通信)
今回の二回試験受験者は旧司法試験合格により司法研修所入りした59期で、1493人中の7.2%が無事卒業できなかったことになる。
新60期となる新司法試験合格者の皆さん、これからも勉強は続く。
どちらかというと、実務についてからの方がハードな勉強とシビアな評価が待っているというべきだろう。
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コメント
不合格者10人には追試はないんでしょ?それじゃ、彼らはどういう処遇になるんですか?まさか、このまま修習終了(修了ではない)で、法曹資格のないまま放り出されるとか?
投稿: Inoue | 2006/09/29 00:43
まさかも何も,考試(いわゆる二回試験)が不合格なら法曹資格なしですよ。もう1回修習生に採用してもらって再チャレンジするか,他の方法(司法修習生を経由しないで法曹資格を得る方法はいくつかあります。)を選ぶかしかないですね。
投稿: J | 2006/09/29 01:28
不合格者は,編入(再任用?)試験で次の期の後期から入れる,という話が漏れ聞こえているのですが,あれはガセネタでしょうか?
しかし,司法試験で絞られ,修習で絞られ,就職活動で絞られ,二回試験で絞られ,近い将来からは費用は返還を求められ。
修習も大変ですね。あくまできっちりと技能を磨く場に徹していき,「同じ釜の飯を食う」とかいうノスタルジーみたいな話は消えて行くのかもしれませんね。
思い返せば,湯島時代なんて,へらへらしながら,のんびり過ごしてたもんな~。
投稿: h | 2006/09/29 01:45
それはたまらん。しかも残り97人も、追試不合格になった場合は同じ運命が待っていると。
かつてのように入り口で門前払いしていた時の方がまだましじゃなかったか。
司法修習生採用までに、散々、時間と金を使わされたあげく、最後の段階でハネられるんでは過酷にすぎる。
投稿: Inoue | 2006/09/29 01:48
それでも最終的に1400人以上は法曹になるわけで、入口で500人に絞っていた時代に比べたら相当多数の新人法曹を供給できる。法曹人口を増やすためにはこうするしかないのでは。
それに以前の方式でも、苦節何十年も結局芽が出ず人生を棒に振った人はたくさん居たわけだし。
投稿: 通りすがり | 2006/09/29 01:59
>不合格者は,編入(再任用?)試験で次の期の後期から入れる,という話が漏れ聞こえているのですが,あれはガセネタでしょうか?
57期の不合格者(合格留保後、追試で不合格)が翌年1期遅れで修了した例があるので、制度が変わっていなければそれはありでしょう。
投稿: 通りすがり | 2006/09/29 03:09