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2006/09/22

arret:家元たる地位の確認請求は適法か?

またまたロースクールで問題に出せそうな話だが、華道の家元たる地位は、法律上の地位かどうかについて判示された事例である(ただし争点ではなく職権で判断されている。このこと自体も、勉強材料だ)。

大阪高判平成18年9月20日(PDF全文)

華道家元について、大阪高裁は次のように判示して、法律上の地位であることを認めた。
「一般に,家元制度の基本構造は,①固有の技能,芸能等の型を保存し,技術水準を保持することを存立の基礎とし,②師匠と弟子との主従関係(師弟関係)の連鎖によってピラミッド型の階層集団(家元を頂点とする技芸集団)を構成すること,③家元が,対内的には当該技芸集団を統率し,対外的には当該技芸集団を代表することにあるものと解される。そうすると,家元制度を採用する流派における家元は,対内的には当該流派を統率する権限を有し,対外的には当該流派を代表する権限を有するものであるから,家元たる地位は法律上の地位であるというのが相当である。」

 家元という制度と、財産的な関係で形成されている運営団体との関係も曖昧なので、なかなか難しいところがあったと思うが、まずまず妥当な判断だと考えられる。

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