jugement:ウェブページの記載がパチンコ屋の商標権侵害になった例
東京地判平成18年6月30日
東京地裁の判決は最高裁サイトに載るのが早い。他の裁判所は飛脚でも使って判決文を伝送しているのだろうか?
「Project HEIWA」「プロジェクトヘイワ」を用いて,パチンコ機及びスロット機の「打ち子」を募集し,登録した「打ち子」には「メーカー情報」を含むパチンコ機,スロット機の攻略情報を提供するとの内容を掲載したことが、株式会社平和の業務と誤認混同されて損害を生じたと認められた事例である。
判決文の中に、自白の撤回に関する判示もある。もっとも解釈論の勉強にはならないが。
| 固定リンク
「法律・裁判」カテゴリの記事
- Arret:欧州人権裁判所がフランスに対し、破毀院判事3名の利益相反で公正な裁判を受ける権利を侵害したと有責判決(2024.01.17)
- 民事裁判IT化:“ウェブ上でやり取り” 民事裁判デジタル化への取り組み公開(2023.11.09)
- BOOK:弁論の世紀〜古代ギリシアのもう一つの戦場(2023.02.11)
- court:裁判官弾劾裁判の傍聴(2023.02.10)
- Book:平成司法制度改革の研究:理論なき改革はいかに挫折したのか(2023.02.02)
コメント
>他の裁判所は飛脚でも使って判決文を伝送しているのだろうか?
大阪市教育委員会は、本当に飛脚が公文書を手渡してますので、笑えません。
文書逓送員という役職があって、毎日自動車で学校など約500カ所に文書を配達して回ります。30年前の合理化で余った人材を使うために作られた慣例が、今も続いているそうです。
投稿: Inoue | 2006/07/06 04:07
そういえば、もうセンシティブな個人情報はメールで送れないので、飛脚はこれからますます需要が高まりそうです。
投稿: 町村 | 2006/07/06 09:56
不正経理の温床という事で郵券購入予算がなくなり、飛脚業務が復活している地方公共団体もあるようです。.....sigh
投稿: kumakuma1967 | 2006/07/06 20:27
本題とずれる一方ですが・・・職員を飛脚に使うよりは、民間宅配業者と長期契約をして、アウトソーシングした方がはるかに経費は安くつくんです。バイク便なら当日中に配送可能ですし。
投稿: Inoue | 2006/07/09 17:00