news:福井総裁の大もうけに思うこと

福井総裁の運用益(nifty news)
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日銀の福井俊彦総裁は20日、村上ファンドへの投資から生まれた運用益に関する資料を国会に提出する。関係者によると、1999年からの７年近くで運用益は1000万円を超え、投資残高は2000万円以上に膨らんだとみられる。
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「お金儲けは悪いことですか？」
村上世彰氏の逮捕前会見での発言だが、福井さん、このように言い放つことはさすがにできないであろう。せっかく上手く運用した利益も、世間の圧力で自分の所得にできないなんて、かわいそう過ぎるが、マスコミがこぞって祭りになっている現状ではやむを得ないであろう。
２ちゃんねるの祭り現象とかブログに殺到するコメントの嵐に、新聞テレビなどが最近しばしば批判的に取り上げるが、一種の近親憎悪なのだろうか。

それはともかく、この件のおかげで、村上ファンドの利回りはやはり凄いものがあったということが判明した。
村上ファンドの行動は、少なくとも話題になった事件では、敵対的買収を仕掛けると見せかけて高値で引き取らせる、もしくは売り抜ける、場合によってはカモに「お宅なら買収できるよ」と甘くささやいて自分は売り抜けるというものなので、仕手筋そのものにも見える。それが７年で100％という高利回りを生んだというわけだろう。
だからといってファンド出資者がみんな悪者かといえば、そんなことはないので、世間のねたみ感情を背景に祭りを繰り広げているマスコミはいい加減にしてもらいたいと思う。

ただ、この２月に資金を引き揚げた福井総裁がインサイダー情報を入手して上手く立ち回ろうとしたという印象は拭えない。その同じ人が、その他のインサイダー情報を「活用」したことがないとは、にわかには信じられないところだ。
やはり福井総裁には未来がないかもしれないな。