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2006/06/16

LS:南山法科大学院のリーガルクリニック

南山大学大学院法務研究科(ロースクール)にはリーガルクリニックがなく、実務教育には不十分さを感じていたところである。
しかし、ようやく来年春からは、リーガルクリニックの機能を一部取り入れた組織が立ち上がり、教育面の充実が図られることになった。
その大きな原動力となった寄付者の方に感謝である。

プレスリリースより
「南山大学法曹実務教育研究センター」(仮称)の設置について(抄)
本学法務研究科(法科大学院)は、「稲垣克彦基金」創設を契機として、「南山大学法曹実務教育研究センター」(仮称)を設置し、2007年4月からの活動を計画しております。
本学経済学部在学中に医療過誤の犠牲となり22年に及ぶ長期療養の後に生涯を閉じられた故稲垣克彦氏のご両親、稲垣克巳・道子ご夫妻から、ご子息の死をむだにしないことを念願し、医療過誤被害者の相談、救済、医療事故裁判に通暁した法曹人育成を目的とする寄付のお申し出をいただきました。「人間の尊厳のために」を教育モットーとする本学において、このような趣旨に基づくリーガルクリニックを立ち上げることは、大変意義深いことと考えております。
 南山大学法曹実務教育研究センターは、法曹とりわけ弁護士に必要な面接・交渉の技術、調査・分析能力、法廷尋問技術等を向上させるための実践的な教育と研究を行うことを目的として、愛知県弁護士会の会員有志等とも連携をとりつつ、医療事故相談、子どもの人権相談をはじめとする実務教育の充実や、研修会・講演会の開催、法律相談(リーガルクリニック)等の事業を予定しております。

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コメント

私ごときがコメントするのは返ってご迷惑かもしれませんが、リーガルクリニックの創設、応援します。医療過誤や子供といえば、南山にはとても頼りになる先生がいらっしゃるので、市民からの期待も大きいと思います。学生も、そうした先生方の活動に触れることでとても勉強になると思います。

投稿: satosho | 2006/06/17 01:14

コメントありがとうございます。
南山は、その「頼りになる先生」たちに多くを負っています。

投稿: 町村 | 2006/06/17 09:24

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