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2006/06/26

event:情報通信学会

もう終わった話だが、情報通信学会の第23回学会大会で報告をした。
グループのテーマは「どうなる、これからの情報格差」

問題意識はグローバルからローカルまで、あるいは質的な格差とか、そもそも情報の価値って何というところまで進むので、パネリストをまとめきるのに苦労したコーディネータが一番大変だったと思う。
コーディネータの中野先生の問題意識はパネルディスカッションの予稿・レジュメ集(pdf)に詳しい。

研究発表グループの中では、第一番に川村晶子さん(富士通から高知県庁に出向中)が、いわゆる地方で情報インフラを使った活動をいかに活き活きとやっているか、という報告が第一番に出てきて、感銘を与えた。
とさはちきんねっと

中野さんの問題関心からすると、情報格差の深刻な隘路が浮き彫りになると言うよりは、格差と言われている中でも人の参加意識を刺激してあげることで活性化につながりうるという見本に位置付けられるのだろう。

それに対して私の報告は、司法を中心にした情報格差、裁判員の情報格差、司法過疎の問題、そして法情報の作成と公開に関するお寒い状況についてで、解決の方向性は指摘できたが、具体的に解決に向けて踏み出す為に必要な要素が今ひとつ押し出せにくかった嫌いがある。

このあと、江下雅之さん、中尾浩さんが、理論的な考察を加えてくれた。時間が少なく、もっと色々と聞きたいところがたくさんあったが、この続きは場所を変えて続くことになるだろう。

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