NEWS:取り調べの瑕疵化?
検事取り調べを録画 東京地検で試行 裁判員制度に対応
をを、ついに英断かと思って読んだら、
「いずれの事件でも警察の捜査段階でのビデオ撮影は実施せず、送検後の検事の取り調べに限って行う」
「事件ごとの担当検事が、容疑者が強制でなく、自分の意思にもとづいて供述したかどうかが公判の争点になる可能性があると判断した場合、容疑者に告げて撮影を行い、撮影場面も検事が選択する。」
「検事が相当と認める部分の録画・録音を行う」
バカじゃないのか?
どんな国でも、取り調べの可視化をビデオ撮影で行っている国は、不当な編集が行われていないように取り調べの最初から最後までを切れ目無く録画し、また画面の見えないところで脅したりしていないように撮影アングルを工夫して、取り調べ検事が不正を働けないようにしている。
ところが日本では、検事が都合のいいシーンだけを選んで撮影し、これこの通り任意性がありますよという証拠にするつもりのようだ。
「警察庁では、事件の初期段階から取り調べを行う警察は検察と立場が違うので、可視化を検討することはないとしている」
都合のいいシーンだけビデオにとって証拠にするというのと、取り調べシーンを外部にビデオで見せたら調書を信用してくれる人がいなくなると思っているらしい頑なさと、どちらがマシだろうか?
| 固定リンク
「法律・裁判」カテゴリの記事
- フランスの司法信頼度調査2024(2025.11.07)
- Arret:欧州人権裁判所がフランスに対し、破毀院判事3名の利益相反で公正な裁判を受ける権利を侵害したと有責判決(2024.01.17)
- 民事裁判IT化:“ウェブ上でやり取り” 民事裁判デジタル化への取り組み公開(2023.11.09)
- BOOK:弁論の世紀〜古代ギリシアのもう一つの戦場(2023.02.11)
- court:裁判官弾劾裁判の傍聴(2023.02.10)


コメント
このニュースを見て「羊頭狗肉」という言葉を想起してしまいました。意地悪過ぎかな。
投稿: h | 2006/05/10 08:42
愚劣と言う言葉しか思いつきません。
投稿: 風雲 | 2006/05/10 10:53