Book:大学のエスノグラフィティ---ゼミ
mixi の方でマイミクのrompal師が紹介していたが、面白いのでこちらでも紹介してしまおう。
著者は東大教養学部の教授で文化人類学者。
書斎の窓に連載した「ゼミの風景から」をもとにしたものである。
ゼミの風景は、自分が学生だったときの思い出をずっと追い求めているようなところが、私にはある。
1年単位のゼミで3年と4年とは別の先生だったが、いずれも活発な議論が学生間で交わされていた。ゼミとはこういうものかという刷り込みである。
また原書講読という少人数クラスも、ゼミのようなものであり、原書といいつつ翻訳書を先の方まで使って要約する奴や、原書はそっちのけで演劇を報告する奴など無秩序ながら楽しい思い出であった。これも私の原体験かもしれない。
その後の大学先生生活では、そういうのを実現したいと思い、試行錯誤を繰り返しているのだ。
船曳先生は至極順調にいっているように見えるが、私自身は未だに難渋している。
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