spam発信地は米より中韓
ソフォスのニュースは、最近のスパム発信地統計を分析して公表した。
それによると、スパム発信地の首位は依然としてアメリカだが、割合は23.1%。昨年の情報法授業の準備で見たときは、35.7%だっただけに、割合的には減少している。
反対に増大しているのが中国で、9.7%だったものが、今回は21.9%とアメリカに肉薄している。
韓国は急減した(25%→9.8%)。しかし中韓を足すと、アメリカを10ポイントリードして首位に立つ。北米よりアジア大陸といわれる所以である。
この統計はCNET Japanでも詳しく報じられているが、それによると、2年前はスパム発信地の過半数がアメリカだったということなので、毎年少なくなっているわけである。
その原因は、様々な技術的対策が効を奏しているのみならず、Canスパム法が制定されたこと、そして現実にもその執行がなされていることによる見せしめ効果が大きいだろう。
日本の特定電子メール適正化法などは、一応の対策をしていながら、全くのザルと化している。私のところに最近たくさん来始めているスパムは、どれもこれも法の要件を一つも満たそうとしていない。※マークなど最近とんとお目にかからないのだ。
そんなのが野放しとなっているわけである。
経産省様や外郭団体の方々には、スパム版ハニーポットを設置して、積極的取り締まりを行って世の中を浄化してもらいたいものである。
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コメント
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050127_1.html
http://www.meti.go.jp/press/20050121003/20050121003.html
なんていうのをやっておられるようですが・・
投稿: いりえ | 2006/04/22 20:46
うーん、しかし対策にはかなり多くの人手が必要だと思いますが・・・。
投稿: 町村 | 2006/04/22 21:55