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2006/01/09

Tor:匿名性の確保のために

トーア:匿名インターネット通信を確保するためのシステム
アメリカの海軍が作り始め、EFFが協働し始めたこのシステムは、匿名の卑怯者をさらに安全にするためのものである。

tor
仕組みは単純で、三段階のサーバを通してアクセスするようにすることで、インターネット・ユーザを特定できないようにする。
これならスパイも、隠密も、人権活動家も、転職先を探す人も、内部告発者も、人と異なる性的嗜好を持つ人も、少数派の意見を持つ人も、あるいは単に訪問先のサイトに個人情報(の端緒)を捕まえられたくない人も、安心してインターネットができるというものである。

もちろん権力側はこうした仕組みが大嫌いだが、現にバックドアを仕掛けろと言う圧力が類似の匿名化ツールにかかってきたこともあるが、幸か不幸か隠密当局が生み出したトーアは、今やオープンソースなのである。

Hotwired Japan の関係記事
米海軍が産み、オープンソース陣営が育てる匿名ネット技術『トーア』
EFFも後押しする米海軍発の匿名化システム『トーア』(上)

# だからこそ共通ID制やプロバイダ責任の強化が必要という方向で援用されるのは本意ではない。むしろ、ネット上で重要なこと、追求する価値のあることは何かを、この記事から感じ取ってもらいたい。
 もちろん誹謗中傷にさらされて精神的にも参ってしまう被害者がいるとすれば、その人は法的にも保護されるべきだが、そうした事態を防ぐためにオンライン上の発言は実名実住所をすぐトレースできるようにしようというのは乱暴すぎる。

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パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

 乱暴すぎるとすれば、ではどうしたらいいのですか?
 
 

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/09 23:17

家を出るときには鍵を掛けるのと同じ程度の自衛

タレントや政治家のように顔と名前が売れればそのレベルは上がります

投稿: sakimi | 2006/01/09 23:33

 ネット上での誹謗中傷、デマの流布等は自分でブログ等を開設していなくとも起こります。

 で、「家を出るときには鍵を掛けるのと同じ程度の自衛」ってどういうことですか?

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/09 23:43

小倉さんが念頭におくケースは、とにかく被害者がはっきりしていて落ち度もなく、オンラインだけで発生した誹謗中傷の嵐ということなんでしょうが、継続する不法行為についてはとりあえずやめさせるということが第一番です。
名誉毀損やプライバシー侵害はその侵害情報を削除させるか、自分の領域なら削除するかでしょう。
その上で、なお続くのなら、もぐら叩きのようにつぶしていくしかありませんね。アクセス禁止とかを。
金銭賠償が必要なケース(信用毀損でお店がつぶれたとか)は、現状では難しいでしょうが、保険か犯罪被害者給付金制度かという話になるでしょう。
もちろんトレースが可能なケースなら、侵害情報発信者に賠償させるのが一番ですけども、それができないと全くの泣き寝入りというわけではありません。

なお、ブログは続けたいけどコメントの嵐に遭うのはイヤだし、よそで批判されるのはもっとイヤという態度って、不特定多数人の前にコンテンツを発表する人の態度ではないですよね。

投稿: 町村 | 2006/01/09 23:57

 ネットで批判の荒らし^H^H^H嵐に遭い易いサイトの研究(私家版)

(1) 人を小バカにした表現の多用
(2) 嫌味皮肉当て擦り表現の多用
(3) 嘘っぱちを書いて訂正しない鉄面皮
(4) 技術的記述に基本的間違いが多いのに指摘されてもシカト
(5) 罵倒用語で他人を批判ばかりしている
(6) 他人のサイトに押しかけ説教を繰り返す
(7) 人の話を聴かず強引に自説の展開に持ち込む
(8) 自分は批判しますが他人の批判は攻撃と看做しますというオレオレ主義
(9) 奇妙キテレツなレトリックを使う不誠実
★ 誤読を繰り返し専門用語紛いを振りかざす明後日君

皆さんのネチケットの参考にしていただければ望外の喜びです。

投稿: だれとはなく | 2006/01/10 00:20

 自分の領域ですら、消しても消してもすぐにコピペされてしまうし、他人の領域だと消してもらうのが大変ですから、ほとんど対策になりませんね。共通ID制が採用され、これが特定の発言者からのコメント投稿を遮断するのに使えればよいのですが、IPアドレスだけわかっても、粘着質なコメント投稿者に対しては無意味ですね。

 内容に対するまともな批判はいいけれども、内容を曲解した批判や、内容ではなく人格攻撃はいやだとか、デマを流されるのはいやだとかというのは、「不特定多数人の前にコンテンツを発表する人の態度」に入りますか?
 自分の名前を騙って自分が言ってもいないことを言ったかのように擬装されるのはいやだというのはどうでしょうか?
 ストーカー防止法上の「ストーカー」の定義から恋愛要件を抜いた行為をされるのはいやだというのはどうでしょうか?

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/10 00:37

 荒らされないようにするためには、匿名の陰に隠れて他人を攻撃する行為を積極的に容認し、悪いのは被害者であると言いつのることが必要なのでしょうね。
 あとは、荒らしを平気でする人の逆鱗に触れないように、ネット上ではリベラルな発言は控え、中国韓国朝鮮総連創価学会部落解放同盟等に関する陰謀論は決して批判せず、女性が差別されている状態に異を唱えるようなことは厳禁ですね。そういうことをしておきながら、批判コメントが1エントリーあたり数百から千数百押し寄せてきたくらいで、またそういう状態がしばらく続いたくらいで文句をつけるのは、「不特定多数人の前にコンテンツを発表する人の態度」ではないということですね。
 「ネット上での批判を素直に受け止めて」陰謀論に与したり、マイノリティに対する差別に同調したりしないのは、おそらくネット上では非難されるべきことなのでしょう(人権擁護法案絡みでは結構大変でしたし、大峰山騒動では「女人禁制」に否定的な見解を表明した人はどこも大変でしたね。ネット上でそういう言動をすること自体間違いということでしょうか。

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/10 01:01

>自分の領域ですら、消しても消してもすぐにコピペされてしまうし、他人の領域だと消してもらうのが大変ですから、ほとんど対策になりませんね。共通ID制が採用され、これが特定の発言者からのコメント投稿を遮断するのに使えればよいのですが、

いえ、ですから。
そこで即共通IDに行かなくても。

例えば
【自分の領域ですら、消しても消してもすぐにコピペされてしまう】
という行為に対してはホワイトリスト方式――つまり会員制にするとか、他にも段階踏んでいく手があるわけですよ。

>防ぐためにオンライン上の発言は実名実住所を【すぐ】をすぐトレースできるようにしようというのは乱暴すぎる。

この【すぐ】の意味を考えないといけません。

投稿: サスケット | 2006/01/10 01:02

一度弁護士に相談されたら如何ですか?

投稿: 佐藤 | 2006/01/10 01:03

>ネット上でそういう言動をすること自体間違いということでしょうか。

小倉さんの発言のような、
善を盾にとって、善を成すために【これ】が必要なんだとおしつける手法は良くありますが、
【これ】が不要だからと言って、不要とした人物が悪を肯定することにはならないという前提を忘れてはならない。

というのが町村さんの

>小倉さん、司法当局が何でもかんでも刑事的責任を追及する社会なんてまっぴらですし、裁判外でもめごとに解決がつくのが本当の姿ですから、基本的には賛成です。
>でもだからといって一切の匿名表現の余地を認めない体制にしようというのは、行きすぎでしょう。その間でバランスをどうとるかが必要なはずです。

この発言の真意だと思っていたんですが違ったんでしょうか?

投稿: サスケット | 2006/01/10 01:07

>小倉先生

 私の上記コメントの研究結果(1)~(9)を遵守した上(★項目は弁護士先生なら不要ですね)、次の対策をとれば「匿名の陰に隠れて人を誹謗中傷罵倒する卑怯者」はコメントできなくなりますよ。
----------------------------------------
「匿名プロキシ,機械的投稿,誹謗中傷罵倒わいせつ等の禁止ワーズを弾く設計,及び,掲載されても迅速な削除(自動検索で単語のみ伏字にする手もある),以後のアクセス禁止措置(自動検索ツールと連動させれば自動リスト化は可能)」という設定(以下省略)。
-----------------------------------------
by FR氏
http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/01/post_4.html#comment-12645276

投稿: だれとはなく | 2006/01/10 01:13

内容を曲解した批判や人格攻撃は確かにイヤなものです。
デマも成りすましも怪しからんと思います。

でも本当に法的対抗手段をとる必要があるものは、結構少ないのではありませんか?
曲解なんて、先に自分が曲解ないし誤解していたってこともあるし、人格攻撃も許容範囲は人それぞれ。まして人の足を踏んだ方は痛みを感じないものだし。
明らかに悪意がある奴とか、明らかに子供で口の利き方を知らない奴とか、ネットの気楽さで日頃の鬱憤を晴らしている奴とか、迷惑な存在だけど本気で対抗手段をとるまでもない連中です。

本当に悪質な連中は、結構リアル社会の接点があったりしませんか?

投稿: 町村 | 2006/01/10 01:37

小倉先生>

>あとは、荒らしを平気でする人の逆鱗に触れないように、ネット上ではリベラルな発言は控え、中国韓国朝鮮総連創価学会部落解放同盟等に関する陰謀論は決して批判せず、女性が差別されている状態に異を唱えるようなことは厳禁ですね。

 それは違います。その理論が奇妙キテレツであることを証明してみましょう。次の文章は変で理論構成は屁理屈でしょ。

『あとは、出張放火を平気でする人の逆鱗に触れないように、ネット上では匿名擁護の発言は控え、人を卑怯者、臆病者、下品、不思議な人と罵倒を繰り返す暴論は決して批判せず、匿名ゆえに誹謗されている状態に異を唱えるようなことは厳禁ですね。』

投稿: だれとはなく | 2006/01/10 01:44

サスケットさん、
>善を盾にとって、善を成すために【これ】が必要なんだとおしつける手法は良くありますが、
>【これ】が不要だからと言って、不要とした人物が悪を肯定することにはならないという前提を忘れてはならない。

わかりやすいですね。
その【これ】に当てはまるものとして、以下のものが思い浮かびました。
・盗聴
・自白強要(人質司法)
・拷問
・代用監獄
・一般的接見禁止
・取り調べの不可視

これらに反対したからといって、犯罪者が野放しになる社会がよいといっているわけじゃないのだが・・・。

投稿: 町村 | 2006/01/10 01:54

 その昔に指導教授から、「極論と極端例の引用は博士論文の自殺である。」と教わったことを思い出しました。
 実は指導を受けた当時は反発していたのですが、この歳になって、極論と極端例が次々繰り出される実例を目の当たりにして、やっと指導教授の言葉が実感できました。

投稿: 元院生 | 2006/01/10 02:32

>これらに反対したからといって、犯罪者が野放しになる社会がよいといっているわけじゃないのだが・・・。

それらの例示は著しく人権を侵害するおそれのあるものの例示ですから、「これらに反対したからといって、犯罪者が野放しになる社会がよいといっているわけじゃない」というロジックも理解はできますが、小倉さんご提示の「共通IDシステム」に関しては別にそれらの例示と違って「著しく人権を侵害するおそれのあるもの」ではないわけですから、少し様相が異なるかと思います。

そもそも小倉さんご提示の「共通IDシステム」は「一切の匿名表現の余地を認めない体制」であると思われがちですが、実はそうではなくて、トレーサビリティが高ければ実名でなく仮名でも構わないと小倉さんがおっしゃっていることからも、匿名表現の余地を奪うものではありません。

「共通IDシステム」がこれほど過大に危険視されている原因が一体何なのかなと最近よく思います(おそらく昨今のリバタリアントレンドと関係しているのではないかなと考えてはいますが)。

投稿: 福田 | 2006/01/10 04:41

http://benli.typepad.com/annex_jp/2005/09/post_6.html

これを読み返してみましたが、懸念は二点です。
・そこで言われる共通ID制度は、果たして徹底することが可能なのかどうか
・各種プロバイダ(私のようにコメント欄を公開しているブログ開設者も含む)が「発信者がどこの誰であるのかを訴訟遂行が可能な程度に特定できるシステムが採用されている場合に初めて特定電気通信役務提供者は幇助者または利用主体としての損害賠償責任等を免れるものとし、当該システムが採用されていない場合には少なくとも幇助者として連帯責任を負うこととする」ことにされ、かつそのようなシステムが手の届くところになければ、結局危なそうな書き込みはすべて可及的速やかに削除するという方針で管理せざるを得ないのではないか

そして実際には、大量の批判で精神を病んで自殺してしまうような個人の救済よりも、声も力も大きい人々(公権力や政治家、大企業、有名人、さらにはヤクザ)が、不都合な情報を隠すために都合のよいことになるのではないかという懸念もあります。

表現の自由は大事な人権だというのは言うまでもないでしょうね。

投稿: 町村 | 2006/01/10 08:45

 ネットでの悲惨な誹謗中傷例を見ていると、現実社会で接点があるという感じのものはそう多くなく、むしろ、私的制裁ないしネットからの排除を目的としているものが多いように見えます。そのため、匿名性の保障の程度を現在水準程度で維持し続けると、執拗な誹謗中傷等に相当程度耐えられる人々以外は、言いたいことを言うのを控えざるを得ない状況に追い込まれます。つまり、匿名性の保障は、現在のネット環境では、却って表現の自由を事実上制約する方向で働きます。しかも、その「事実上の制約」が妥当なものであったかを審査する明確な基準はなく、これが妥当でなかった場合に責任を取る主体はいません。
 町村先生は「声の大きな人」の情報隠しをずいぶん危惧されているように思われますが、現在の制度下では、お金のある人が自分に都合の悪い見解を述べる人を黙らせるために、人を雇って、その人のサイトやブログを荒らしてこれを潰してしまうということも容易です。「声の大きな人」は大抵「汚れ仕事を他人にやらせる」程度には資力があるので、私的制裁により都合の悪い言動を抹殺してしまえるのであれば、法的な仕組みなど活用する必要はないのです。

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/10 09:08

小倉さん、
>私的制裁により都合の悪い言動を抹殺してしまえるのであれば、法的な仕組みなど活用する必要はない

 それはあまりに無茶な話です。「人を雇って、その人のサイトやブログを荒らしてこれを潰してしまうということ」が容易だとしても、世の中の企業など声の大きな人がみんな「武富士」のような行動をするわけじゃありません。
 それに、最近の傾向は、賠償額高騰化もあって、法的手段を用いて政治家や有名人が名誉毀損・プライバシー侵害を理由とする提訴を活用していますから。

私的制裁を目的とする攻撃には、様々な対処法がありうるでしょうと繰り返し指摘されてますね。

投稿: 町村 | 2006/01/10 09:33

 町村先生的には、違法な攻撃を行った人が氏名・住所を開示されて法的な責任を追及される事後抑制的なシステムより、システム的に特定の文字列を含む投稿を包括的にスクリーニングしてしまう事前抑制的なシステムの方が、表現の自由を制約する度合いが低いと思いますか?

 なお、「世の中の企業など声の大きな人がみんな「武富士」のような行動をするわけじゃありません。」という点については、私が提案するような制度が実現されたからといって「声の大きな人」がみんな町村先生が想定されるようなことをするわけではないということもできます。

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/10 11:31

>なお、「世の中の企業など声の大きな人がみんな「武富士」のような行動をするわけじゃありません。」という点については、私が提案するような制度が実現されたからといって「声の大きな人」がみんな町村先生が想定されるようなことをするわけではないということもできます。

みんなでは無いでしょうが、極一部の卑怯者がそのような圧力を掛けたら一般の力を持たない人は泣き寝入りをせざるを得ません。
しかも、それをネットで公表したら名誉毀損になる危険もあるので、そんな事に成るなら今のままで十分だと多くの人間が思っているだけです。

投稿: sakimi | 2006/01/10 11:54

>だれとはなく さん
結果、小倉氏は批判そのものや個人それ自体を排除することを目的として批判しているのでしょうか?そこに違いがあるように思うのですが。

投稿: たれでもある | 2006/01/10 11:54

>それに、最近の傾向は、賠償額高騰化もあって、法的手段を用いて政治家や有名人が名誉毀損・プライバシー侵害を理由とする提訴を活用していますから。

そうであれば尚更、現行のシステムは資力を有する「声も力も大きい人々」に好都合なシステムであると言えるでしょう。むしろそのようなシステムが放置し続けることで、「ネット=匿名=悪」というような図式が社会的コンセンサスを得てしまうと、却って私たちのプライバシーを蔑ろにするような形での公的規制が実現してしまうという可能性を完全に払拭することはできません。「リスク」や「不安」を煽れば容易に管理(監視)社会を所望する世論を醸成することは可能ではないかと思います(現に監視カメラの浸透なんか典型ですね)。結局、表現の匿名性の規制を口実に存在の匿名性まで規制されてしまうような事態を回避することこそが重要であって、そういう意味では表現の匿名性を最低限のラインで規制する意味合いしか持たない小倉さんのシステムはその一つのビジョンを示すものだと思います(もちろん他に有効なビジョンがあればそれはそれでいいと思いますが)。

投稿: 福田 | 2006/01/10 11:55

「表現の匿名性の規制を口実に存在の匿名性まで規制されてしまうような事態を回避することこそが重要」

というのはあるんですよね。小倉氏のやり方が全く正しいかどうかはともかく、方向性さえも全否定すべきものなのでしょうか。もうすこしだけ匿名性を下げると同時にむしろ逆に可能な限り匿名性を保障してやることで、たとえば「A君の本名、住所などの個人情報が次々と暴かれていった。運転免許証のコピーまでネット上ににさらされ」た結果、ネット上から全ての痕跡を消さなければならなくなるような事態だけは抑制する、ことができないかと思うのです(この例が適切かどうかはともかくとして)。小倉氏にも問題はあると思いますが、全否定するほどのものなのでしょうか。技術的な問題は今は無理でも今後乗り越えていくべき課題だったりしないのでしょうか。
http://kusanone.exblog.jp/2972746/

投稿: たれでもある | 2006/01/10 12:24

>方向性さえも全否定すべきものなのでしょうか。

で、どなたが全否定しているんでしょうか?
大抵の方はトレーサビリティの向上ということには同意しているように思いますが。
その方法として小倉式共通ID案は下策と言っているだけです。

過去にも小倉さんのようなアイディアは出されていて、そして問題点の多さゆえに消えていって居るんですよ。

トレーサビリティは今よりあがった方がいいのは確かですが、安易にあげすぎてもいけないのです。

………という話はすでに何回も何回もされていますので面倒だとは思いますけど過去ログをいろいろ振り返ってくださいね

投稿: U-me | 2006/01/10 13:09

いや、そういうことならいいのです。全否定されているように見えて仕方がなかったものですから。

投稿: たれでもある | 2006/01/10 13:17

小倉さんご提唱の共通IDシステムが過大に危険視され過ぎているせいか、全否定されているように見える、というのはあるかも知れませんね。実際、小倉さんの努力の甲斐あってか、その主旨に反対する人は減ってきたように思います。

投稿: 福田 | 2006/01/10 13:28

「過大に危険視され過ぎているせいか、全否定されているように見える、というのはあるかも知れませんね」

というのは、全否定されていないとすれば冒頭の「乱暴すぎるとすれば、ではどうしたらいいのですか?」に戻ってしまうのですよね。そこでどうすればいいのかというと、うまい対案が出てきてない一方で、小倉さんの案は問題が多すぎるとして批判されるから、全否定されているように「見える」、ということなんだと思います。

かといって、もちろん私には技術的な、あるいは法的な解決案なぞ思いつかないし、さっぱりわかりません。

投稿: たれでもある | 2006/01/10 13:34

小倉さんの方向性を全否定しているつもりはないのですがね。

例えば発信者情報開示請求権の創設も、より一層の迅速さも重要だと思ってますから、何が何でも身元が判明されない地位を保障すべきといっているわけじゃありません。

悪者は捕まるべきだし、人の権利を侵害すれば、その償いをすべきです。
でもそのために実名実住所がトレースできる状態にしないとネット利用できないようにしようというのは、問題があるといっているだけです。

それと、その引用された記者さんの事例ですが、みんなが実名丸出しだったら避けられたのでしょうか?
例えば集中豪雨的なマスコミのメディアスクラムって、匿名の陰に隠れてやっているわけではありませんよね?
かえってネット上の発言者がみな実名実住所のトレース可能な状態であったら、「A君の本名、住所などの個人情報が次々と暴かれていった。運転免許証のコピーまでネット上ににさらされ」のような被害がより頻繁に発生するということは考えられませんか?

投稿: 町村 | 2006/01/10 13:48

町村先生のおっしゃることもよくわかります。「全否定しているわけではない」ということが確認したかったのです。ただ、後半部分はちょっと違う感じもします。

というのも、匿名を擁護するとき「実名でも誹謗中傷は起こる」ということを耳にしますが、しかし同じ起こるにしても程度が違ってくるんじゃないでしょうか。少なくとも、今の言いたい放題とは違ってくるはずです。

それにあえて極端をいえば(わたしは法律の専門家ではないので極論を言わせてください)、最初から実名をトレースできるんだろと思えばあきらめもつくというものです。むしろ、ネットでトレース可能な自分の個人情報はここからここまでであると、現状のように自己責任に任せずにある程度システムとして規定させて納得づくにしてしまったほうがいいのでは?という面もあるように思います。その上で個人晒しは個人晒しで、法律か、あるいは何らかのルールで規制していけばいいのではないでしょうか。(もちろん、表現の自由との兼ね合いもありましょうから、難しい話がいろいろあると思います)

でも、小倉さんの案もちょっとなあと思うのもたしかですから、なんとかうまい対案がないのでしょうか。

投稿: たれでもある | 2006/01/10 14:02

何度もすいません。せっかく「メディアスクラム」が出たものですから。メディアスクラムにしても、「○○新聞社」や「××テレビ」といった組織・看板に隠れているからできるのであって、ネット上の「匿名」と同列に論じることはできないにしても、個人における責任を別のものに転嫁している、肩代わりしてくれる存在があるから安心できている、という意味では似たような部分があると思います。

しかし、メディアスクラムに限っていえば、個人の責任に帰するというよりも、その現象面だけでも規制できないか、という方向になっているように見受けられます。

投稿: たれでもある | 2006/01/10 15:22

何度も何度もすいません。こんな名前で書き込みするのは心苦しいのですが、場を荒らしたくないだけなので、自分自身が荒らしているかもしれませんがご容赦ください。これで終わりにします。

最後は結局、対案を読んでみたい、ということに尽きてしまいます。小倉さんに対する批判はもう十分すぎるほど見ました。小倉さんの新しいエントリでも、あの自動車の比喩はどう読んだって「だいたいこんなもんだぜ」程度以上を意味しない、たいしたことのないエントリなのに、多少の批判ならともかく、比喩の厳密性ばかりを求めるコメントの羅列を見ると正直言って呆れます。意味のない突っ込みするんじゃねーよとも言いませんし、あんたたちバカなんじゃねえのとも言いませんけれども。批判ばっかりでちっとも前に進まない。対案を読んでみたいです。(私には対案が思いつきません)

結局、小倉さんの提案の方向性については否定されていないのだし、匿名性を下げることによる一定の抑制効果は誰も否定できないだろうから、それではネットにおける匿名性は具体的にどこまで保障されるべきなのか、実務家ではなくて大学の先生であられる町村先生に書いていただけたら面白いのではないかなと思います。アメリカで政府による盗聴が問題になるようなご時世だからこそ、ただただ匿名性は大事だというのではなくて、いったいどこまで保護されるべきなのか、と。

小倉さんに対する批判の多さのわりに、専門家の方々から真っ向から対案が提出されたようなことはあまり記憶にありません。所詮ネットにおける議論でしかないわけで、エントリでかかれたことがそのまま実現されるなんてだれも思いません。いわばどうせ「ホラ」でしかない。これだけ批判されても「ホラ」を吹き続ける小倉さんにはある種感嘆の念を抱かざるを得ないです。ぜひ、町村先生もホラを吹いてみてください。

なお、誹謗中傷問題の現状については、別エントリの小倉さんの15時58分のコメントが的確だと考えています。「自分で守れ」というのは確かにそうですが、それにも限界があるし、限界を超えてしまうのがネットではないでしょうか。私が例に出した記者の場合でも、彼はたしかに判断を間違ったかもしれませんが、だからといって個人晒しをされてネットから追放されてもいいという話にはなりません。そういう意味で、町村先生の現状認識は甘すぎるように思います。(ちなみにコスト論で法律家を批判するのは筋違いだと思っています。ある程度は考慮しなければならないでしょうが、コストの問題を考えるのは基本的には法律家じゃありません。また、匿名性を下げるだけで誹謗中傷がなくなるとも思いません。いろんな対策のひとつだと思っています。)


長々と失礼しました。

投稿: たれでもある | 2006/01/10 18:50

ホラを吹いたら前に進むんですか?

投稿: 佐藤 | 2006/01/10 19:42

 小倉先生のブログには対案提示したコメンテータがいらした記憶だけど・・・

投稿: だれとはなく | 2006/01/10 20:03

余計なことしかしていない人に対案も何も関係ないでしょう。
平和にやってるところに乱入してきて「この壷を500万で買わなければ不幸にしかならない!!」とさんざん騒ぎ立てている人に「いらない」と言ってみたら、「じゃあ壷を買わないかわりに何を買うんだ!!」と詰め寄られているようなもので、対案は「現状」なんですよ。

確かに高価な壷を所有する喜びが得られるかもしれませんが、たいていの人にはいくら高価な壷でも邪魔になりますし、無理矢理そんなもの買わされても嬉しくも何ともないものです。
高価な壷を自慢したい(実名とリンクしたい)人はかってにそうおすればよいのであって、別に壷を自慢したくもなければ隅っこで平和に暮らしたいだけの人は高価な壷を買い込んで泥棒に怯えた生活を強要される謂れもないでしょう。

小倉式共通IDの対案は「小倉式共通IDを導入しない」です。
小倉式共通IDは一部の人以外が理解しているように無駄ばかりですので、メリットがほとんどありませんから。
小倉式共通IDは私刑を推奨する点で法治主義に逆らいますし、反論者にのみ過大な負担を強いる不公平なものでしかありませんから。

ただし、一部の人以外は理解しているように、これまで何度も繰り返されたことですがこの対案が「誹謗中傷やプライバシーの暴露、犯罪予告等で業務を妨害する卑劣な犯罪者」を見逃すべきだと言っているわけではない事だけははっきり言っておきます。
犯罪者は徹底的に捜査してしかるべき罰を与えるべきだと思いますよ。
ただし、そのために「小倉式共通ID」が必要である理由はなにもありません。

投稿: 金田真一 | 2006/01/10 20:17

ああ、誤読されないように一応。
「平和にやっている」ってのは、多少の喧嘩があったとしても、です。

「この壷を国民全員が買わないと喧嘩がなくならない!!」なんてやられてもいい迷惑だ、ってことですよ。

もちろん、それが喧嘩推奨、殴れ殴れなんてことを言っているわけではないことは、もう一部を除いてご理解いただけていることと思います。

投稿: 金田真一 | 2006/01/10 20:22

小倉式共通IDはその存在が根底から矛盾しているのです。

論証してみましょう。すでに明らかな前提条件はいちいち説明しませんが、一部を除いて問題なク理解できるはずです。

小倉式共通IDは全てのblog等の、クライアントのレスポンスが反映するコミュニケーションツールに実装されなければ意味がありません。
ここで矛盾しています。

小倉式共通IDでは、「(多数の反論や指摘などの)攻撃によってblogなどの言論の場が閉鎖に追い込まれるなどの被害」を救済する目的で提唱されました。

しかし、小倉式共通IDを適用すると、個人サーバや個人で運営している掲示板等に法的な圧力がかけられることになります。
その結果、個人サーバで運営しているコミュニティなどでは、個人情報保護法の規制にかかる可能性のある数の共通IDを維持しなければならなくなる可能性があります。
個人レベルであれば、単に共通IDに対応させるための対応を強要されることも負担でしょう。

あれあれ?

反論や指摘に耐え切れず閉鎖する人を救いたい、と言いながら、法的圧力なんてさらに強力なもので言論の場がつぶれてしまいはしませんか?

猶予期間を置いたり、補助金を出せばよいのでしょうか?
いいえ、やはり猶予期間満了後に閉鎖されてしまったり、補助金の予算を最終的に税金から負担することになって、やはり大多数の人の負担になってしまいます。


小倉式共通IDは、その手法が根底から矛盾しているのです。

さらには実装上の問題が山積しています。
軽く考えただけでこれだけありますが、小倉式共通ID推奨者は何一つ解決への道筋をつけられていませんね。
つまりは、何ら実現性を考慮していない夢想でしかないということです。思い込みベースなので、「壷を買えば平和になる」程度のものとして先ほど例えてみたわけです。

要するに無駄なんです。
無駄なことの対案は、「それをやらない」こと。
対案は出尽くしているんですよ。

投稿: 金田真一 | 2006/01/10 20:41

すいません、「軽く考えただけで」の部分、リンク漏れしました。
実装上問題となる部分はこちらに列挙・指摘しています。

http://benli.typepad.com/annex_jp/2005/09/post_6.html#comment-10434536

長々とお騒がせしました。

投稿: 金田真一 | 2006/01/10 20:48

対案とは言っても小倉さんが起草なさったプロバイダ責任制限法改正案に関して対案が求められているわけではなく(この草案に対する反対者はあまり見かけませんし、もし反対したとしてもそれは責任主体の確保の否定に帰結してしまいますから、構造的に匿名の陰に隠れた卑怯者を擁護することになってしまいます)、むしろプロバイダ責任制限法改正案における責任主体の確保を損なわない程度でいかに特定電気通信役務提供者が過剰に負担を強いられずに済むかという対案が求められているわけです。「責任主体の確保の主旨には賛同できる、しかしなぜ共通IDなのだ」というところで反対なさっている方が多いと言えるでしょう。しかし小倉さんご提唱の共通IDは言われている程の危険性も少ないですし(存在の匿名性までもが失われるような事態には繋がらないシステムです)、特定電気通信役務提供者はトレードオフの関係で共通IDシステムというアウトソースを選択するかどうか自由に決めることができます(つまりコスト的に見合わないと判断するのであればアウトソースする必要はありません)から、それでも共通IDではダメだ、ということであれば、では一体どんなシステムであればいいのだ、という話になるわけですが、その結果、対案とは現状維持だ、と豪語されても困ってしまいます。なぜなら、それだと結局、責任主体の確保という主旨そのものに反対していることになってしまいますから。

投稿: 福田 | 2006/01/10 23:26

 共通ID制度の長所は、個人情報の取得、確認、保有を専門業者に委ねることができる点にありますので、金田さんのご批判はあたっていません(Typekeyだって、個人情報の「確認」を行っていれば同様の機能を有することになります。)。
 むしろ、大手、特にその事業者が提供するサービスの枠内でネットコミュニティを閉じることができる場合には、個別IDでよいのです(たとえば、Amazon等は、いずれにせよ物流の関係で利用者の氏名及び住所等の個人情報を取得、確認、保有しなければならないので、この個人情報と、書評の際のIDとをAmazon内部でリンクさせれば、共通IDを利用する必要がありません。)。

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/11 00:42

>対案とは現状維持だ、と豪語されても困ってしまいます。

好きなだけ困ってください。あなたが困っても何ら問題ありませんから。なんせ

>特定電気通信役務提供者はトレードオフの関係で共通IDシステムというアウトソースを選択するかどうか自由に決めることができます

と、小倉式共通IDの基本要件すら理解していないだけでなく

>小倉さんが起草なさったプロバイダ責任制限法改正案に関して対案が求められているわけではなく

と、小倉式共通Idの法制化草案に対して対案が求められていないと言いながらその舌の根も乾かぬうちに

>共通IDではダメだ、ということであれば、では一体どんなシステムであればいいのだ、という話になる

なんてことが平気で言えてしまう程度に論理性にかけた方がどれほど困ろうが討論上何ら問題ありません。

投稿: 金田真一 | 2006/01/11 00:44

小倉さん

>共通ID制度の長所は、個人情報の取得、確認、保有を専門業者に委ねることができる点にあります

そうでしょうか?
その専門業者はどうやって維持されるのでしょうか。

仮に私が自分のサーバでコミュニティのためのサイトをホスティングしたとして、そのとき私がどのように「専門業者に委ね」ればよいのでしょうか?
どちらにしろ従来のblogや掲示板では実装できていないものになりますから、不可能になりますね。同じことが既存のコミュニティ等にも当てはまります。ですから、私の指摘はあたっていないとは言えませんね。

>むしろ、大手、特にその事業者が提供するサービスの枠内でネットコミュニティを閉じることができる場合には、個別IDでよいのです

このご意見ははじめてのものだと思いますが、個別でもよい可能性があるというわけですね?
となると、それは現状でも「ホワイトリスト」で充分対応できるものではないでしょうか?
プロパイダとアカウントを紐付けて、たとえば私なら「AOLから接続しているkimjonilというアカウント」で特定できればよいとなりませんか?
各blogやBBSで必要に応じてホワイトリストを使って制御すればよいという指摘はすでに複数の方が行っていますが、同意なさるわけですね?

で、これに同意なさると言うことは「共通ID」が必要ないということですがよろしいですね?

投稿: 金田真一 | 2006/01/11 00:50

>それと、その引用された記者さんの事例ですが、みんなが実名丸出しだったら避けられたのでしょうか?

町村さんの質問ですが、
私が以前引用したmidnightpax氏の事例ですと、

http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/e/c6334f6b4598f27b1c94c31da5773dd6
>blog主の個人情報を電子掲示板等に勝手に公開する行為の法的問題


むしろ、【実名を丸出しだったから】発生した問題と言えます。


やはり、匿名の卑怯者(笑)相手に良識を期待するのはどうかと思いますので、
当然対策としては実名丸出しは避け、悪用されないように対策する方向が避けられないのは間違いありません。

小倉さん自身も一年前はそう認識していると思ったのですが。

これは小倉さん自身の引用ですから【そうなるとは限らない】等とは言えませんよね?

>かえってネット上の発言者がみな実名実住所のトレース可能な状態であったら、「A君の本名、住所などの個人情報が次々と暴かれていった。運転免許証のコピーまでネット上ににさらされ」のような被害がより頻繁に発生するということは考えられませんか?

まさしくこれがmidnightpax氏の事件でおきていたわけですから。

投稿: サスケット | 2006/01/11 00:51

共通IDが必要ない、というより、共通IDが例えばTypePadのような「標準化された認証技術」程度のもので充分である、ということですね?

と、問い方を変更します。
共通でなくなってる段階で「共通ID」ではないのですが、表現を変えて「共通認証」とでもしましょうか。
ニーズに応じて共通の方法で認証を行い、かつ、その認証を(たとえばクレジットカードの与信審査のように)いくつかの事業者が提供する、という方法でしょうか?

これなら実現の可能性がゼロではありませんし、全てが実装する義務も必要ありません。要するに「実名専用ナントカ」をサービスしたければそれを利用すればよい、というだけのことで、「匿名の卑怯者に攻撃されたくなければ実名専用ナントカのサービスを利用すればよい」と選択できる、というなら、諸手を上げて賛成するかもしれません。

技術的な問題点も多くは解決できるでしょう。

投稿: 金田真一 | 2006/01/11 00:57

いえ、金田さん。
技術的な内容、実装としての問題点などは確かに散見されますがっていうか、いろいろとつっこみどころは多数あるのですが(笑)ここでのエントリの趣旨からすると、そこよりももっと大きな問題があり。

>自分の領域ですら、消しても消してもすぐにコピペされてしまうし、他人の領域だと消してもらうのが大変ですから、ほとんど対策になりませんね。共通ID制が採用され、これが特定の発言者からのコメント投稿を遮断するのに使えればよいのですが、

つまり小倉さんのこう言った部分。


>もちろん誹謗中傷にさらされて精神的にも参ってしまう被害者がいるとすれば、その人は法的にも保護されるべきだが、そうした事態を防ぐためにオンライン上の発言は実名実住所をすぐトレースできるようにしようというのは乱暴すぎる。


こう言った部分と、エントリの主題の不一致が最大の問題点だと思うのですよ。
別にここで技術的な話で完成しなくてもいいんです。

「こういう技術」で「これを目的に」「こういったことを達成したい」という、かっこ三番目の「達成したいこと」

そう、言うなればシステム要件と言うべき部分が【実名実住所をすぐトレースできるように】という方向になっているのが問題だと思います。


やはりシステム屋から見れば、重要なのは上流工程(笑)――要件定義だと思うのですよ。
要件が間違っていて、問題ないシステムが作れるわけがない。


目的たる、誹謗中傷を無くすために、【blog主の個人情報を電子掲示板等に勝手に公開する行為の法的問題】とか発生しやすくなる要件を作ってしまうことがまず第一段階の問題です。

投稿: サスケット | 2006/01/11 01:10

サスケット隊長殿

>システム要件と言うべき部分が【実名実住所をすぐトレースできるように】という方向になっているのが問題だと思います。

はい、確かにそこが問題だと認識していました。しかし、直上で小倉さんが

>個別IDでよいのです

と断言なさいました。つまり、これまでの主張を撤回なさったのです。単一のIDでトレースできなくてもよい、と。小倉式共通IDを導入しなくてもよい、と。
これは大きな改善です。そこで、それなら実現できそうだ---と考えたわけです。

>誹謗中傷を無くすために、【blog主の個人情報を電子掲示板等に勝手に公開する行為の法的問題】とか発生しやすくなる要件

確かに。となると・・・
@police が子供向けに公開しているコンテンツなどに見られるように、やはり各個人による主体的な個人情報のコントロールが必要かと思います。
しかし、友人知人、あるいはオンラインでの知り合いとのちょっとした諍いなど・・・これらに対応しようとすると、みだりに第三者の個人情報を公開してはならない、とする方法のほうが妥当かな?とは思います。
ただし、犯罪捜査等の妨げになってはならないでしょうから、そのあたりのバランスが大切でしょうね。

投稿: 金田真一 | 2006/01/11 01:23

一応、法律案まで提示しているのだから、そこから読み取れるところは読み取って頂かないと、疲れてしまいます。

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/11 01:33

それなら周囲の疲労にもお気遣いをよろしく。

投稿: 金田真一 | 2006/01/11 01:42

で、小倉さん。質問に対する回答はいかがでしょうか。
否定も肯定もなく今まで通りのらりくらりとしていればいいと思われても、困ってしまいますしそれこそ疲れてしまいますね。

相手を疲弊させて反論する気を無くさせよう、というのは小倉さんの最も嫌う手口だと認識しておりますので、スマートに簡潔にいきましょうよ。

投稿: 金田真一 | 2006/01/11 01:49

では小倉先生に今までの問題点を
共通IDを埋め込むとしても、そのパッチを世界中に数億台あるPC全てに適用するコストは?
それ以前にそのIDを埋め込む方式は?
さらにそれを管理するのはどの団体?誰も信用しない団体ならやる意味は全く無いです。

もし実行できた場合(扱いは日本限定で)
細かい訴訟問題に裁判所が対応できる人員をすぐに用意できますか?
裁判前の示談でも弁護士の数が足りますか?
急増の弁護士を作ったとしても、彼らが成長するまでは間違いを犯す危険は無いですか?
一番重要なのは、被告人が騙られた人間だったらその人に無闇矢鱈と負荷を掛けることになりませんか?

第二段は実行できた場合ですが、そもそも全世界的に個人特定を可能な共通IDを施行出来るんでしょうか?

投稿: sakimi | 2006/01/11 02:13

>むしろ、大手、特にその事業者が提供するサービスの枠内でネットコミュニティを閉じることができる場合には、個別IDでよいのです

>単一のIDでトレースできなくてもよい、と。小倉式共通IDを導入しなくてもよい、と。
これは大きな改善です。そこで、それなら実現できそうだ---と考えたわけです。

いや。それは違うでしょう。
自前で閉じたシステムばかりを用意できるところONLYというのなら一部の問題はなくなるでしょうが、
それって結局それ以外のところはかわってないわけですよね?

つまり大手以外にはやっぱり共通IDですし、
突き詰めれば町村さんのこの懸念が発生します。


>・各種プロバイダ(私のようにコメント欄を公開しているブログ開設者も含む)が「発信者がどこの誰であるのかを訴訟遂行が可能な程度に特定できるシステムが採用されている場合に初めて特定電気通信役務提供者は幇助者または利用主体としての損害賠償責任等を免れるものとし、当該システムが採用されていない場合には少なくとも幇助者として連帯責任を負うこととする」ことにされ、かつそのようなシステムが手の届くところになければ、結局危なそうな書き込みはすべて可及的速やかに削除するという方針で管理せざるを得ないのではないか

自前では作れない。大手さん以外用の共通IDは既出の問題点残存。
というわけですからね。

----

何故小倉さんは個別IDなど持ち出したのでしょうか?
それは物流に必要な個人情報と、書き込み字に明かされる個人情報を直接関連付けられるため、共通IDという他所の情報を必要としないというだけのことですよね。

それじゃあ全く意味がありません。

裏を返せばけっきょくのところやっぱり共通IDも個人情報に結びつくということです。
で。ですね。
(とりあえずここのエントリ趣旨的には)第一の問題は、結びつく情報が簡単に取れるかどうかですが、個別にしたからといってそれがどうなるかはさっぱり未知ですし。だから何かが解決したと言うことにはならないかと。


#もちろんまじめに考えるなら、大手が数箇所個別にしたからと言って、共通IDの何がどう解決するというわけではないですが。


法律案の提示それのみではそこまで読み取れないかもしれませんが、実名の利益獲得のために匿名全廃に近いものを目指している傾向が高いためそこが問題ですね。
再三言ってますが。

投稿: サスケット | 2006/01/11 02:47

。・゚・(ノД`)・゚・。イヂメルナー

>それって結局それ以外のところはかわってないわけですよね?
その通り、っていうか、個別IDを導入するところ以外は現状通りと読みました。アマゾンの購買履歴はあくまでも例でしかありませんし。
ですから、

>つまり大手以外にはやっぱり共通IDですし、
ではなく、
>ニーズに応じて共通の方法で認証を行い、かつ、その認証を(たとえばクレジットカードの与信審査のように)いくつかの事業者が提供する、という方法でしょうか?
と問うてみたのです。

>、「匿名の卑怯者に攻撃されたくなければ実名専用ナントカのサービスを利用すればよい」と選択できる、というなら、諸手を上げて賛成するかもしれません。

ということです。選択できず事実上「実名専用ナントカ」しかなくなるなら当然様々な問題が噴出するのでこれまで書いたように無駄なことはしないほうが良いので反対。

町村さんの懸念の大きな理由になっている【「当該システムが採用されていない場合には少なくとも幇助者として連帯責任を負うこととする」ことにされ、かつそのようなシステムが手の届くところになければ、結局危なそうな書き込みはすべて可及的速やかに削除するという方針で管理せざるを得ないのではないか】という「当該システム」が必須ではなくなり、矯正される性格でなくなるなら所詮草案でしかない法案で「当該システムが採用されていない場合には少なくとも幇助者として連帯責任を負う」ことにしている部分も改善される方向に向かうだろう、といったことでしかありません。まあ、あんまり期待していないからこそあれこれ確認する質問を置いたわけですが(笑


まあ、一縷の望みにかけて小倉さんが民主主義と法治主義に目覚めたことを期待したような感じです。新たに生み出される小倉式共通IDが要件を変化させて、単なる新しい実名専用{SNS|BBS|Blog}になるなら、それはそういうサービスもアリだろうとは思いますので。私はPOSTしませんが。

言葉足らずでしたが、小倉IDを導入しなくても良い、つまり小倉草案に従うことが(様々な圧力によって)強制されないということは、現状が維持された上で、新たな認証に基づいたサービスを提供する業者がいくつか生まれるだけである、と判断したわけで、それなら匿名性も維持されつつ、ニーズによっては実名性も得られる選択肢が生まれるということになると判断したからこそ、「諸手を挙げて賛成」しうる、といえたのです。

が。ががががが。

読み返してみると自分で引用した範囲にすら
「大手、特にその事業者が提供するサービスの枠内でネットコミュニティを閉じることができる場合」とサスケット隊長殿が指摘した限定事項が。ああああ。
共通IDの要件が全てのサービスで同一のアカウントであったことからの改善に目を奪われて大事なところを。

誤読です。明らかに私の誤読です。

一縷の望みが消えて逝くorz

投稿: 金田真一 | 2006/01/11 09:24

 私の理解する限りでは、小倉先生のいわゆる「共通ID構想」には以下の特徴があります。
 ①特定電気通信役務提供者の幇助者または利用主体としての損害賠償責任を認める。
 ②上記責任を免責する要件としていわゆる「共通IDシステム」の導入をあげる。
 ③発信者情報開示請求の要件を緩和する。

 間違ってますか?

 「ホラ」で良ければ私の理想は、
 ①ネット上では完全な匿名性の保障が原則とされるが、
 ②いわゆる「匿名の卑怯者」による権利侵害については、当該「匿名の卑怯者」にきっちりと責任を取ってもらうことで、損害の公平な分担と権利侵害行為の事前抑制を図ることができ、
 ③②のプロセスは迅速かつ安価になされるべきであるが、
 ④「自称被害者」等による国家権力を利用した濫用的な「匿名の暴露」がなされないこと
 です。
 上記「ホラ」話の①②、③④は相互に矛盾するので、バランスをとることが必要でしょうが、理想論としてはこれが妥当な線ではないでしょうか。
 前に進みましたか?


 

投稿: 佐藤 | 2006/01/11 12:10

>一応、法律案まで提示しているのだから、
>そこから読み取れるところは読み取って
>頂かないと、疲れてしまいます。(名前: 小倉秀夫 | January 11, 2006 01:33 AM)

 それは通用しませんよ。なぜなら
>ブログは続けたいけどコメントの嵐に遭う
>のはイヤだし、よそで批判されるのはもっ
>とイヤという態度って、不特定多数人の前
>にコンテンツを発表する人の態度ではない
>ですよね。(名前: 町村 | January 9, 2006 11:57 PM)
とうのが世間の常識だからです。

投稿: 常連研究者の一人 | 2006/01/13 15:03

 町村さんは、結局、飛び抜けて暇とエネルギーが余っている人以外はネットでは発言するべきではないということが言いたかったのでしょうか?

投稿: 小倉秀夫 | 2006/01/15 19:17

本を書いたり雑誌に論文やなにやら書いたり、はたまた新聞に投書したりすれば、反対意見を持つ人から批判されても甘受せざるを得ないってことですよ。
ネットも実生活も同じことでしょうに。

でも数の暴力を肯定するつもりはありませんからね、念のため。世の中そんなに単純じゃないでしょう。

投稿: 町村 | 2006/01/15 19:46

 小倉先生は人の批判や反論に過敏すぎますよ。批判や反論は「先生の意見に対するもの」であって、「先生個人への個人攻撃・人格攻撃」と判定するのは余りに短絡的です。もちろんアホな批判や罵倒は捨て置けばいいし、真に意味有る批判や反論と真摯に議論を重ねればいいと思います。
 その証拠に同じ実名出していても、この町村先生のブログも、同業の落合弁護士のブログも荒れないでしょう?どうして先生のブログだけが荒れたり、先生が出張先がコメントしたときに限り荒れるのは何故だろう?と真剣に自戒と自省を重ねれば見えてくるものがあると思います。

投稿: だれとはなく | 2006/01/15 20:04

なるほどなるほど少しわかってきました。
小倉さんは自分の名前と連絡先ぶら下げて平気な人以外はネットでは発言するべきではないということが言いたかったのでしょうか?

>なお、ブログは続けたいけどコメントの嵐に遭うのはイヤだし、よそで批判されるのはもっとイヤという態度って、不特定多数人の前にコンテンツを発表する人の態度ではないですよね。

>町村さんは、結局、飛び抜けて暇とエネルギーが余っている人以外はネットでは発言するべきではないということが言いたかったのでしょうか?


・批判で損害が発生しますか?犯罪行為ですか?
・批判が大量に来てノイローゼになりました。損害が発生しますか?犯罪行為ですか?

A.損害賠償・逮捕が必要→特定必要
B.損害賠償・逮捕できない→泣き寝いれ

要するに、Bにまで影響を及ぼしちゃいけない。何も悪いことしてないのに、『意見に対して反対を述べたら個人情報開示云々』がよくないわけですよ。

小倉さんは自分の名前と連絡先ぶら下げて平気な人以外はネットでは発言するべきではないということが言いたかったのでしょうか?(笑)

そうでなかったはずですよね、少なくともmidnightpax氏のときは。

>世の中そんなに単純じゃないでしょう
つまり、単純にAのためにBのパターンを無視しちゃいけないってことです。

故に開示請求の時には最低限何らかの審査は問うして欲しいと思うのですが。

投稿: サスケット | 2006/01/15 20:42

>町村さんは、結局、飛び抜けて暇とエネルギーが余っている人以外はネットでは発言するべきではないということが言いたかったのでしょうか?

匿名であれば、「飛び抜けて暇とエネルギーが余っている」人でなくてもネットで発言することができます。便利ではありませんか!?

投稿: 佐藤 | 2006/01/15 21:22

The multiple clients can access the same transaction and work together on an atomic change, though no existing clients expose this capability. Thanks.

投稿: car insurance in california | 2011/09/08 12:40

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