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2006/01/12

jugement:飲み屋のつけは誰が払う?

CさんとBさんは、連れだってクラブAに行きました。
「ここは俺のおごりだから」とCさんがいうので、Bさんは安心して飲んでました。
支払いの段になって、Cさんは「持ち合わせがないから付けにしといてよ」とポーイのDさんにいい、困ったDさんがママのEさんに相談した結果、「結構です。来月7日には支払ってくださいね」ということになりました。

翌日も、CさんとBさんは同じ店に行き、やはりCさんがおごると言ったけど金は持ってなかったので、またしても付けで飲んできました。

おごるはずのCさんはなんと行方不明で、Bさんに請求が来ました。
さて、Bさんは支払わなければならない?

東京簡判平成17年11月14日

法学部生の頃はこういう話題で盛り上がったのを覚えている。

判決によれば、
「一般的に,複数の者が共に飲食店等で飲食遊興した場合,各人の飲食等の内容,割合が当初より各人の格別の注文等により判然としており,飲食者においてもそのことを十分に念頭において飲食等をなし,かつそのことが飲食店の営業主も了知していて,飲食の割合に応じて個別に請求することになるような特段の事情がある場合を除いて,営業主としては,その複数の客全員の資力を総合的に考慮して,飲食等のサービスを提供し,一方客の方でも営業主に対する関係では,全員で飲食等の代金を支払い,各人の負担割合については,内部の問題として処理しようと考えて飲食をするのが通常であるので,その場合には,飲食等の代金について,営業主と飲食者の間で,飲食者らが連帯して飲食代金債務を負担するとの黙示の意思表示があったものと推認される。」

ということで、おごられるつもりでついて行ったBさんも、Cさんが払わないときは、支払わないとならなくなるのであった。

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コメント

 おはようございます。
 この判決の論理は一般的に言われている内容と思いますが、 「黙示の意思表示の認定」といったものの構造というか、なんといいますか、、、主観的意思と客観的意思、、、といいますか、、法的世界の意思表示の認定のありようといいますか、、、参考、勉強材料事例ですね?

投稿: 弁・五右衛門 | 2006/01/12 04:10

黙示の意思表示って難しいですね、取扱が

投稿: 東馬 | 2006/01/12 08:33

要件は当然違いますが
不当利得(転用物訴権)でも処理できそう。
Cさん失踪は無資力と同視できると思います。

投稿: 東馬 | 2006/01/12 08:38

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