EFF:特許と表現の自由
EFFは、eBayに対するオンラインオークション関連特許訴訟について、いわゆる「法廷の友」意見書を提出した。
その趣旨は、特許権侵害に対して永続的な差し止め命令が認められるという下級審判断に異議を唱え、それが前提となると表現の自由に対する脅威となりうること、特にblogs, email, online video, and instant messagingなどのテクノロジーは利用者が自由に使える環境にとどめておくことが、司法の義務だとしている。
興味深い論点であり、日本でもこの点は考慮されて然るべきポイントだ。
特許についてはやや間接的だが、著作権についてはより直接的に関係してくる。
日本の現行著作権法でも、著作権の制限規定には、特にマスメディアや政治・裁判などの場面での表現の自由に配慮した条項が見られる(特に39条-42条あたり)。
インターネット環境における一般利用者の表現の自由を尊重すべきだとするのであれば、上記意見書のような特許権による差し止めからの除外だけでなく、著作権に基づく差し止めや刑事訴追のおそれからの一定の除外を考える必要がある。
| 固定リンク
「法律・裁判」カテゴリの記事
- フランスの司法信頼度調査2024(2025.11.07)
- Arret:欧州人権裁判所がフランスに対し、破毀院判事3名の利益相反で公正な裁判を受ける権利を侵害したと有責判決(2024.01.17)
- 民事裁判IT化:“ウェブ上でやり取り” 民事裁判デジタル化への取り組み公開(2023.11.09)
- BOOK:弁論の世紀〜古代ギリシアのもう一つの戦場(2023.02.11)
- court:裁判官弾劾裁判の傍聴(2023.02.10)


コメント