example:性犯罪前科と更生
ニュースより
カナダ社会を震撼させた女性 出所後も更生を疑う声
ことし7月、カナダの新聞、テレビ・ラジオは12年間の刑期を満了し、出所したカーラ・ホモルカさん(35)を派手に扱った。理由は連続レイプ魔の前夫ととともに、15歳の少女ら3人を性的虐待し、殺害したという、その罪状のショッキングさに関係している。12年間という短い刑務所暮らしで、彼女は本当に更生し、二度と社会に危害を加えないのか。12年前、カナダ社会を震撼させた凶悪事件は、彼女の出所後も、忘れ去られるどころか、今でもメディアの関心を集めている。(ベリタ通信=苅田保)
色々なことを考えさせられる事件だ。
・性犯罪者の出所と処遇
どこに行っても監視と情報公開にさらされるという国もあるが、カナダではそうでないようだ。日本も一般には前科者情報が出回らないが・・・
・司法取引
終身刑事案が懲役12年となってしまう。日本には死刑があるが、その場合でも司法取引はあり得るのであろう。
・性犯罪に限らず、著名事件の犯人のプライバシー
鬼頭元判事補については公に今でも公の関心事で前科前歴を報道してよいというのが裁判所の立場だ。
それだけではなく、歴史的な事件でもあるわけだが。
・釈放に当たっての条件
16歳以下の子どもと同席することの禁止という条件は、果たして意味があるのか?
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