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2005/11/01

tribunal:公判前準備始まる

新聞によれば「裁判官が初公判前に争点整理に主体的にかかわるようになるのも、刑事裁判を劇的に変える。」
ということなのだが、もはや「起訴状一本主義」というのは死語になったのだろうか?

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法律・裁判」カテゴリの記事

コメント

はじめまして
>起訴状一本主義
もともとどれほどの意味があったのか、正直言ってわかりません。

投稿: モトケン | 2005/11/01 23:46

予審判事が捜査段階から関与する糾問主義に対して、判断者たる裁判所が公判前には一切関与せず予断も排除するという弾劾主義の特徴的な原則が、起訴状一本主義だったわけですが。
この意味では現行刑訴法の背骨の一つでもあったのでしょう。

ちなみに日本の裁判員制度が結果的に最も近くなったフランスでは、予審判事が捜査段階の要となります。

投稿: 町村 | 2005/11/02 07:40

町村先生
お返事ありがとうございました。
最初のコメントが言葉足らずでしたので、思いつきレベルの雑文ですがトラックバックさせていただきました。

投稿: モトケン | 2005/11/02 17:56

拝見しました。
理念と建前と実際の効果と本音とがないまぜになって、とても面白い、しかし割り切りにくい話になっていますね。
実際、予断を排除した上で判断を委ねる陪審制度の場合であれば徹底できる予断排除が、裁判官が判断をする現行制度、裁判官も判断者に入る裁判員制度では必然的に形骸化するし、判断者の中にも情報格差を生み出すという問題を抱えているわけで、難しい話です。

投稿: 町村 | 2005/11/02 18:05

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