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2005/11/29

news:ヒューザー偽造被害者の債権保全

ヒューザーが怪しげな動きをしている。
購入価格の106%で買い戻すということなのに、実は重畳的債務引き受けをするだけ、というのは詐欺まがいだが、金がないので103%にして、とか、国交省には資金の目処が立たないといいつつ住民には買い戻すと説明したり、滅茶苦茶だ。

もう被害者が多数におよび、ヒューザーの営業資産をどう分配するか、できれば営業が回っているところはそのままにしつつ、賠償原資を如何に確保するかという状態になっているようだ。
だとすれば、倒産処理手続を住民側から申し立てるということも考えられよう。

具体的には、民事再生であろう。
ヒューザーの売り主としての瑕疵担保責任や債務不履行責任は明らかだろうし、履行補助者姉歯建築士の故意過失も明らかであろうから、早急に賠償債権額を算定し、ヒューザーの債務超過となるおそれを明らかにして民事再生を申し立て、弁済禁止の保全処分をかけるべきだ。

債権者申立は色々と厄介で予納金も必要だが、マンション購入代金の返済総額からすれば、必要なコストである。

ちなみに重畳的債務引き受けなんてヒューザーにはなんのメリットもないことをこそこそやろうとしているのは、それによって得をする連中、特に住宅ローン金融機関がやらせているとしか考えられず、連中はそれ以外にも債権保全に勤しんでいるものと思われる。
急いで手を打たないと、また大規模消費者被害で回収できた損害金はわずかという貧乏くじを被害者が引く羽目になる。

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コメント

東京地裁では民事再生の債権者申立ては原則として受け付けないので、別の方法を考える必要があると思います。

投稿: つるまき | 2005/11/29 14:47

そうですか。
それは違法ともいうべき取扱ですが、それならそれで破産申立でも可能でしょうね。

投稿: 町村 | 2005/11/29 19:00

最近、破産申し立てから遠ざかってしまったのですが、債権者申し立ての場合、予納金はどうなってましたっけ。

投稿: h | 2005/11/29 20:14

言葉足らずでした。
東京地裁は、民事再生手続の性質からして、再生債務者の意に反して債権者が申立てをしても「再生計画案の作成もしくは可決の見込みまたは再生計画の認可の見込みがないことが明らかであるとき」(法25条3号)に該当することが多いという解釈に基づいて手続を運用しているという趣旨です。
(条文以外何も見ないで書いているので、これでも言葉足らずかもしれません)
有限会社について会社更生法の適用対象にならないことから、債権者による民事再生手続開始申立てが受理された例があるようです。

で、債権者による破産手続開始申立てはもちろん可能。
ヒューザーの資本金は約2億円らしい(未確認)ので、債権者による会社更生手続開始申立ても可能ですね。

予納金については河原崎先生のサイトに表がありますが、これが債権者申立てにもそのまま適用になるのだったか。。
http://www.asahi-net.or.jp/~zi3h-kwrz/law2hasanyo.html

投稿: つるまき | 2005/11/29 20:57

宅建主任者で、現在は引退してます。報道も「基準法違反」「刑事罰」にばかり焦点を当てていますが、被害者保護の観点からは、まず、民事で「契約の当初から用を成さないものであった」という点で履行不能、「売主の瑕疵担保」で、売買契約の解除、売買代金の返還、損害賠償を請求→ヒューザー等の財産の仮差押処分の申請。をするべきだと、思います。わざと、世間や被害者の関心を強行法規違反に向けさせて、その間にヒューザーの財産隠しを助長しているとしか思えませんが?
それと、宅地建物取引業法41条で、不動産業者は営業免許申請の際、「保証協会」に加入し、買主に返却すべき金員があるときは、連帯して、保証させるよう、義務づけられてますが、これに関する報道もなし。何故、「不動産業界」という切り口から民事の報道がないのか?一応、テレ朝&NHKにその旨TELしました!

投稿: おいら | 2005/12/06 09:20

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耐震強度偽造で、ヒューザーが提案した買戻しの条項に「重畳的に債務を引き受ける」という内容が入っています。私が無知なのかもしれませんが、初めて「重畳的」という言葉を聞き、この言葉の持つ意味に興味を持ちました。 日本経済新聞の説明によると「住宅ローンなどの..... [続きを読む]

受信: 2005/11/29 18:08

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