高偏差値大学は平易な名の学生が多い???
ボツネタ経由で知った書評だが、
http://book.asahi.com/shinsho/TKY200508290231.html
なんていうか、時々いるんだ、こういう人。
つまり、自分の回りの経験で、あるいは自分の知り合いの傾向で、世界の趨勢が分かってしまう人。
自分の知り合いの同業者を見て、自分の職業の傾向を語ってしまう人もいる。
まあ、勝手にやればよいが、評された書物の著者はどう思っているだろうか? ご同類だったかも。
それとは関係ないが、明らかに電波系と思われる人でも最近はブログを開設して、しかも熱心に更新している。見つけると、痛々しい感じがする。
リンクを貼る気にもならないので、なんのことやら分からないかもしれないが。
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コメント
町村先生、はじめまして。この書評を書いているのは「呉智英」(くれ・ともふさ)という人物です。彼は歯に衣着せぬ言説をする人として言論界(特に差別用語問題、まんが評論など)で有名な人ですが、「自分の回りの経験で、あるいは自分の知り合いの傾向で、世界の趨勢が分かってしまう人」には当てはまらないと思います。というのは、この文章のみでは分かりづらいのですが、彼は様々な著作で「戦後民主主義と大衆の自意識過剰との関係」「戦後民主主義における知識人の大衆への憧れと大衆の知識に対する憧れとのすれ違いからくる逆説」を論じており、この文章で述べているのは、それらの概念を(帰納ではなく)演繹したものだと考えられるからです。また、少し過激な表現になっているのは、おそらくは読者に対するリップサービスだと思います。
投稿: Nimu | 2005/09/02 01:15
ちと揚げ足取りだったかもしれませんが、論理があまりに嘆かわしいモノだったのでやり玉に挙げてしまいました。
投稿: 町村 | 2005/09/03 11:14
複数の大学に非常勤に出て得られた知識の限りでは、暴走族…じゃなくて珍走団みたいなあて字は、「低偏差値」の大学におられるお客様に見られる率が高いような気はします。実証研究としてそのへんを嬲るつもりはありませんし、それが瞬時にできるだけの生データも持っていませんが、その意味では「ありえそう」なお話しではあります。だからこそ、一般人向けに断定的に語られると厄介なものでもあるのですが。
投稿: ななし系 | 2005/09/05 22:02