Pretestの感想サイト
これでは現行と変わらないではないか、という感想もあるが、短答式はそれほど大きく変わるものでもない。
ただまあ、思考力を問うという名目でパズルを出すというのはいただけない。幅広い知識を単純に問うのが基本だと思う。
特に刑事法の時間が足りない、という感想が一般的だが、プレテストというのはもともと実施条件(問題量と時間も含めて)を測る目的で行われるので、そうした感想はアンケートなどを通じて本番に反映されることだろう。
また、一般論として考えるに、問題の量は多くの人が無理なく解ける量を目標とするのか、それとも多くの人は時間が足りなくなる量を目標とするのか、ポリシーにより異なる。上位層の中でも差がつく(能力の識別ができる)ようにするのであれば、スピードと量を過大に設定せざるを得ないが、明らかな知識不足をふるい落とすためであれば、一定以上のレベルの人が全問正解できるような量にすべきである。
さあ、短答式の目的はどちらなのだろう?
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 司法制度論Iの授業準備(1) 司法の独立(#成城大学 法学部)(2021.04.05)
- Book:オンラインでもアイスブレイク!(2021.03.31)
- Book:大学はどこまで「公平」であるべきか(2021.02.20)
- 京都造形芸術大学の公開講座「人はなぜヌードを描くのか、見たいのか。」に賠償命令(2020.12.05)
- 2020日米法学会シンポ・#民事裁判のIT化(2020.10.17)
コメント