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2005/08/25

自殺予告時の情報開示指針にパブコメ

 「インターネット上の自殺予告事案への対応に関するガイドライン(案)」に係る意見募集について

ガイドラインができて、意見募集中である。

自殺予告書き込みがあったとしても、それが自殺に結びつく蓋然性は高くはなく、また現に自殺しようとしている人を制止することにつながったとしても、自殺しようと思うに至る原因に届かなければ無駄なことなのだが、他方プロバイダとしては発信者情報を開示しないで自殺に至ったという事例に出会いたくはない。

そこで、少なくとも自殺予告に介入しようとする警察からの開示要請には、通信の秘密の暴露が正当化できる限りで協力しようというわけである。

プロバイダ側が主体的に自殺防止に介入するわけではないし、そのつもりもないので、開示が根本的な解決に結びつくかどうかわからないではないかとプロバイダを責めても仕方がないことである。

それにしても、やはり地下に潜ることを助長することは、ダイヤログ・セラピーとでもいうか、要するに対話による癒しの可能性をなくしてしまうようで、有害な気がする。

この件に関する以前のエントリ
NET自殺対策
ネット自殺が急増?

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コメント

警察もプロバイダも「自分たちはやれることやっています」という面目を保つための策でしょう。
誰だって完全に自殺防止が出来るとは思ってないわけで、
その一方で「何もしない」と非難されることを恐れる。

取り決めをしても運用出来ないだろうし、地下に潜るだろうから、禁酒法のようなものでしょうかね?

投稿: 酔うぞ | 2005/08/26 08:33

 それでも一人の命が救われるなら、やる価値はあるでしょう。救急指令で飛び起きてサイレン鳴らして現場に急行し、救急処置して病院に搬送して自殺を食い止めたとき、ああいい仕事したなって思うことありますよ。
 もちろんご両親には感謝されますが、直後はご本人から「なんで死なせてくれなかった」と罵倒されたり蹴りを入れられたりしても。命を助けられなかったときの無念さや遺族の悲痛な様子を沢山見ているものだから。

投稿: 通りすがり | 2005/08/26 09:25

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