arret:保育士のぎっくり腰も公務災害
大阪高判平成17年8月19日
保育園の餅つき大会で、丸めた餅を別の保育士に手渡そうと体をひねったところ、ぎっくり腰になったというケースで、一審は日常動作の範囲内だから公務との因果関係がないとしたが、控訴審の本判決は公務起因性を認めた。
朝日コム参照。
朝日コムの記事によれば、「岡部裁判長は、準備作業で石臼などを運んだ点や、園児を相手にした腰に負担がかかりやすい保育業務に従事していることも考えあわせ、公務災害とみるのが相当と判断した」とのことである。
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