ブーニンvsバリー・ダグラス
名古屋にブーニンがやってきた。日本におけるドイツ年の一環で、ドイツ室内管弦楽団とともに。
モーツァルト生誕250年のプレ・イヤーということで、曲目はモーツァルトを揃えた。中でも圧巻は、K.365の二台のピアノのための協奏曲。
昔見たハービー・ハンコックとチック・コリアのピアノ・デュオを思い起こさせる、迫力ある演奏だ。ただしトータルな印象ではハービー&チックの方が格段に存在感があったが、これは聞き手の感受性の変化にもよるか?
それにしても、ブーニンという人はずいぶんと素っ気なく、アンコールには応えてくれたものの、拍手鳴りやまぬなか、ちょっとお辞儀するとすぐ引っ込んでしまう。指揮者がオーケストラを立たせている最中にぷいっと袖に引っ込んでしまう。
相方のバリー・ダグラスや指揮のリスタ・サービチをおいてきぼりにして自分だけ袖に引っ込んでしまう姿はなかなか笑える。土壇場で一緒に行くことになったSさんによれば、リサイタルなどでは何度もアンコールに応えてくれるということなのだが。
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コメント
せっかくドイツ年なのだから、ピアノ奏者もドイツ人を...と書きかけて、一体誰がいるだろうと思案してしまいました。
あとは誰だろう。エッシェンバッハ、オピッツ。うーん。
投稿: h | 2005/06/30 00:49
hさんのコメントはなぜかメール通知が来ないので見逃してしまいます。
ドイツの指揮者とはあまり思い浮かばないですね。まあもっとも私が知らないだけですが。
投稿: 町村 | 2005/07/02 12:13
悪質コメンターが書いたときはスルーされる仕様だったりして(笑)。
偶然、今月の音楽の友の特集がドイツ音楽だったのですが、ピアノ分野になると、純粋にドイツ人というのは、かなり過去にさかのぼった人になってしまいます。バックハウスとかケンプとかゼルキンとか。
指揮者の方がまだ探せますね。とりあえずティーレマン。
投稿: h | 2005/07/02 14:45