Phishingの犯人捕まる・・・って
各報道機関が大々的に報じているフィッシングサイトの犯人逮捕、私も最初に効いたときはめでたい、と思った。しかし、よくよく見てみると、うーむ、ただのいたずら好きのハッカーが悪ふざけをしていただけではないのか?
そもそもフィッシングといえるのかどうかも疑問だ。騙そうとする奴がYAFOO!などと表示するか?
NHKニュースで有働さんが面白いことをいっていた。「hをfと打ち間違えた人が引っかかる」と。本当か? テレビで見る限り、画像のロゴがYAFOOになっていただけで、本文の文字はみなYAHOOだったようだが、YAFOOと打ち間違えると、本当にそのフィッシングサイトに行くのだろうか?
ちなみにWHOISデータベースで引くと、ブラザーサイエンス株式会社というところがyafoo.co.jpを保有しているようだが、犯人として捕まった人との関係は定かではない。
ためにしhttp://www.yafoo.co.jp/とやってもサーバーは見つからなかった。
金銭的被害もないということだが、yahooIDを詐取しただけでは大したことはできない。せいぜいなりすましやグループウェアへの不正アクセスができる程度だろう。
ということで騒ぎすぎなんじゃないか?
Yahooの担当者のコメントがマスコミと妙にすれ違っているのが笑える。いわく、「これで模倣サイトを作っただけでも逮捕されるということがはっきりしたので大きい」
そう、逮捕容疑は著作権侵害なのだ。商標権侵害でもあるかな?
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