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2005/06/15

読売onlineの検索結果

とある掲示板で見かけたリンクをたどってみると、以下のような記事検索結果が出てきた。

1  法科大学院生の募集「当面自粛を」文科省が信州大指導
ホーム >社会
信州大法科大学院の設置申請を巡る虚偽記載問題で、文部科学省は14日、同大の小宮山淳学長に対し、当面の間、法科大学院の学生募集や大学の改組を自粛するよう要請した。不祥事などで大学側が学生募集の自粛まで求められる...
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050614i512.htm - 2005年6月14日  - 別ウィンドウ表示

これは法科大学院の検索結果である。
トップに出てくるにもかかわらず、リンクをたどってもお探しの記事はありませんという表示が返ってくる。

一度は発表した記事を撤回したが、検索には反映されないということなのだろうか?

上記記事の内容自体もかなり衝撃的だが、いずれにしてもオンライン環境では一度出してしまったものがコントロール不能に陥るという格好の事例であろう。自社サイトの検索結果からなくならないというのはいささかお粗末だが、他者のキャッシュやアーカイブの場合は深刻な問題だ。
もちろんこのことは、リアルな社会でも同様の問題があり、人の口には戸を立てられないとか、流出した情報は取り返しが付かないとかいわれてきたもので、また図書館のラベリング問題としても存在してきたことで、ネットワークはそれが増幅され、分かりやすい形で現れているにすぎない。

ちなみにこのブログ程度のマイナーな存在でも、誰かが見ていて、記事の内容を差し障るから消してくれと頼まれたこと(要求されたこと)が一度ならずある。法的に問題がなくとも、義理人情の世界で遠慮するということもある。武士の情けということもあり得る。

そのあたりの感覚というかバランスの取り方は人それぞれだろう。感覚のずれがトラブルを招きやすいところでもある。

ただまあ、とにかく情報は漏れるもの、流れて漂うものという覚悟はしておかねば。

追記:冒頭の検索結果の話だが、朝日の長野地方版サイトでは、次のように記載されている。
「また、文科省は法科大学院についても、設置審の意見を踏まえ、教育体制の見直しが十分に行われたと判断できるまでの間、来年度の学生募集を自粛するよう指導した。
 法科大学院は虚偽申請問題の責任を取り、3教授が辞任する予定で、新たな教員の確保が不可欠。8、10、12月のいずれかの設置審の教員審査にパスしなければ、教育体制が不十分と判断され、来年度の募集だけでなく、認可そのものが取り消される可能性もある。」
他の研究科の新設申請も自粛させられたのはとばっちりという感を禁じ得ないが、ともあれ、他山の石である。

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コメント

「自粛」「させる」というところに、日本語も使いこなせない文科省のバカぶりが如実に表れていますね。まさしく、虎ノ門イコール「霞ヶ関の掃きだめ」「(笑)。もっとも上水も濁りきってますから仕方ないか。

投稿: h | 2005/06/15 17:53

日本(語)的には全く違和感がなかったりして・・・。

投稿: 町村 | 2005/06/15 18:48

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読売onlineのサイト内検索はgooのエンジン、つまりGoogleのエンジンを使っているので、結局ふつうにGoogleを使って検索した場合と同じ結果が生じているのだと思います。 記事自体はなくなったのではなく、サイトのどこかに移動しているはずです。 本当に撤回されて消滅していることも時折ありますけど。 一度は発表した記事を撤回したが、検索には反映されないということなのだろうか? 上記記事の内容自体もかなり衝撃的だが、いずれにしてもオンライン環境では一度出してしまったものがコントロール不能に陥... [続きを読む]

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