Proc_civ:民事訴訟法学会大会(1)
個別報告1
八田卓也「遺言執行者の被告適格に関する一考察」(司会:福永有利)
特定遺贈の場合の遺言執行者について、その当事者適格を限定的にとらえるべきとする報告である。
個別報告2
芳賀雅顕「契約事件の国際裁判管轄と弱者保護---国際労働事件に関するヨーロッパ民事訴訟法の展開を中心に----」(司会:池田辰夫)
ヨーロッパの国際裁判管轄議論を参照にしつつ、国際労働事件において義務履行地の中核として労務給付地を設定すべきこと、これを管轄合意により排除することを認めるべきでないことが報告の趣旨である。
管轄が複数存在しうる場合も、労務給付地に限定して考えるのが原則となり、現在の労働者の住所地と労務給付地とが別個の場合は必ずしも労働者保護となるわけではない。
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