softwareの不具合と脆弱性2
昨日はちょっと時間がなくて舌足らずに終わってしまったが、続きを書いておこう。
ソフト業界は多数乱立で多様性に溢れているのだが、OSの独占状態は周知の通り。それがまた穴だらけのソフトだけに、ウィルスとのいたちごっことなり、ウィルス対策ソフトが必要不可欠な状態になっている。
そのウィルス対策ソフトについても、代表的なメーカーが寡占状態になってきた。実際性能の良いウィルス対策ソフトであり、アップデートも適時になされ、高い信頼性を維持することは容易なことではないので、寡占となるのも当然かもしれない。
しかし信頼性が高い企業が生き残る構造があって、それがまた新たな脆弱さの源になっているところに、皮肉を感じるのである。
インターネットが生み出された元といわれるARPAネットは、多極分散のコンピュータネットワークで通信経路の流動的構造を実現して核戦争にも耐えうるネットワークを構築しようとしたといわれている。そのねらいは疑いなく正しいが、ネットワーク構造だけで完成するものではなかったわけだ。
一極が強く高い信頼性を勝ち得るが故に脆弱性を引き寄せる現象は、唯一の超大国現象にも現れている。今後の現象としてさし当たり心配なのは、IP電話による従来型電話ネットワークが駆逐されてしまった場合の脆弱性である。
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コメント
IP電話にはすでに強敵が現れてます。直加入電話です。平成電電が代表選手で、自社の占有する通信回線を使用し、IPネットワークには依存していませんから、安定性は高いでしょう。CHOKKAは3分6.8円です。
http://www.chokka.jp/drycopper/ipphone.html
投稿: 井上 | 2005/04/24 14:11
ウイルスやトレンドマイクロとは関係ないのですが、妹のパソコンがフリーズして、メールが受け取れないという電話をもらいました。私に代わりにログインしてもらって、メールを受け取って対応してほしいというのですね。
まったくアーキテクチャの異なるPCをバックアップ用に1台持っていてもいいだろうって気がしますね。Mac miniでも買うかな?
投稿: 井上 | 2005/04/24 16:53
代わりにログインしてもらえる人がいるのはいいですね。
メールのコミュニケーションは、本来とても脆弱で、肝心なときにつながらなくなるということを送り手も受け手も了解しておく必要がありますよね。
もっともそれを悪用して都合が悪くなるとパソコンが壊れたと言い出す某センセイもいたんですが。
Mac miniに虎OS、是非おためし下さい。
投稿: 町村 | 2005/04/24 17:29