« SFCでもMAC増殖中 | トップページ | lexis.jpへの期待 »

2005/02/10

jugement:公序良俗違反、抗弁接続、債務不存在が反訴で不適法となった事例

岡山地判平成16年12月21日

マルチまがい商法について公序良俗違反が認められ、これについて抗弁の接続により信販会社に対する立替金請求権の不存在が認められた事例。
民訴的には、債務不存在確認請求本訴が、その請求権の反訴により、訴えの利益なしとして不適法とされた点が注目される。
消費者法的にはマルチまがい商法について公序良俗違反が認められた点、ただし、布団代と受領したモニター料の相当額について公序良俗違反を否定したという点が注目される。

判示事項の要旨:
 寝具販売会社との間で,① 寝具を購入する契約,② 同商品のモニターとして簡単なレポートを提出し,その対価として毎月モニター料3万5000円等を受け取る契約を締結し,被告ら信販会社との間で,③ 寝具購入代金について立替払契約を締結した(毎月の立替金返還額は,前記モニター料額を下回る。)原告らが,①及び②契約は,破綻必死のマルチまがい商法によるもので,公序良俗違反等により無効であり,この寝具販売会社に対する抗弁は,旧割賦販売法30条の4の規定等に基づいて被告ら信販会社に対しても対抗できると主張して,③契約に係る債務は不存在である旨の確認等を求め(本訴事件),被告らが,原告らに対し,未払いの立替金返還金等の支払いを求めた(反訴事件)事案。
 ①及び②契約は公序良俗に反して無効であるが,諸般の事情に照らせば,原告らは,被告ら信販会社に対し,原告らが取得した寝具の価格及びモニター料の合計額を超える額についてのみ,旧割賦販売法30条の4の規定等に基づき,①及び②契約の無効を対抗して③契約に基づく立替金返還を拒絶できるが,同合計額から既払額を控除した額については,信義則上,①及び②契約の無効を対抗できないとして,その限度額で反訴請求を認容した。

|

« SFCでもMAC増殖中 | トップページ | lexis.jpへの期待 »

法律・裁判」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/31412/2874072

この記事へのトラックバック一覧です: jugement:公序良俗違反、抗弁接続、債務不存在が反訴で不適法となった事例:

« SFCでもMAC増殖中 | トップページ | lexis.jpへの期待 »