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2005/02/09

divers医師免許に更新制

日経朝刊によれば、規制改革会議の追加答申案に盛り込まれるらしい。

さて、医者の世界のことはしばしば弁護士の世界にも波及する。
弁護士資格も更新制を、ということになったら、どういう利害得失があるだろうか?

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コメント

 医師免許の更新と簡単に言いますが、既得権益は擁護するのが社会の掟ですし、そうでなくては社会の安定が保てないので、多分「平成○年度国家試験合格者以降」ということになると思います。
 つまり、医師会の幹部や大病院の経営者やアカデミックポジションの医師たちは関係がないということです。
 これは想像で言っているのではありません。前例があります。学会認定医制度が発足するときに、学会所属○年以上の医師たちは、臨床経験だけがあれば、無条件で認定医になってしまったのです。このため、あと何十年かは高齢医師の「認定医」は信用できないということになります。

投稿: 井上 | 2005/02/13 08:22

まあそうなんでしょうね。
弁護士資格の任期制が仮に検討されても、その辺は当然の前提となるだろうと思います。
大学教授の任期制だって、まあそれがよいことだという前提に立つとして、一番必要だと思われる「教授」に適用するというのは希有で、たいていは助手のみ、せいぜい助教授までというのが関の山ですから。そもそも導入自体検討していないというところが大半です。

投稿: 町村 | 2005/02/13 11:30

 町村先生も留保をつけていらっしゃいますが、大学教員の任期制には、それ自体問題があります。業績評価が研究論文だけで、教育には何の評価もないことです。
 そもそも、採否の基準だって、経歴と論文を見るだけで、予備校や塾のように模擬授業をさせるわけでもないし、仮採用して仕事ぶりを見て本採用にするわけでもない。
 未経験の人を、採用してからOJTを行って戦力化するという、普通の企業ならどこもやっていることすら存在しません。野放し状態です。大学院教育が大学教員の職業訓練になっている部分がないわけではないけれど、せいぜいそれは大学院生の研究指導だけで、学部生への教育法は一切訓練されません。
 こんな状況で、任期制だけ採用したって、教員は教育の手を抜いて、浮いた時間でせっせと論文を生産するでしょう。

投稿: 井上 | 2005/02/14 05:45

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