news裁判官にはイスラム女性も顔を見せるべし

共同ニュースによると、オークランド地裁でイスラム女性が証人となる場合に顔を見せて表情を明らかにすべきかどうかが争われた。

イスラム女性の中でも、最も戒律に忠実な場合は目だけしか出さないプルカを着用する。
このケースは検察側証人であり、弁護側が表情も含めて吟味する必要があると主張した。

裁判所は、「裁判官と弁護士、裁判所の女性職員には顔を見せるよう命令。一方で、仕切りなどを置くことによって被告や傍聴人からは見えないようにするとしている。」

この裁定に、顔を見せるくらいなら死んだ方がましと言っていた女性も「われわれの文化や慣習への理解に感謝したい。イスラム教徒の女性が証言をしやすいようにした公正な決定」と歓迎したそうだ。。
また弁護側も「われわれの司法制度にとって一定の勝利だ」と評価したという。

日本ではスカーフ姿程度のイスラム教徒女性を見かける程度であり、あまり問題は顕在化しないだろうが、トルコ辺りに行けばかなりの割合でプルカを着用している。テレビで見る限り、サウジアラビアとか中東ではそういう国が多い。
そうした戒律に忠実な女性達が日本で証人になるというケースも考えられないではなく、その際は参考になる措置であろう。