news:助教って・・・
文科省が提出を予定している学校教育法改正案では、大学の先生の職名を従来の助教授・助手から「教授、准教授、助教、助手」とする予定である。
このうち、准教授は、アメリカのassociate professorの訳語としてこれまでも使われており、首都大学東京でも使うらしく、呼称上の違和感は余りない。
ただ職名変更をきっかけに、公正な再任審査が保障されないのに任期制が導入されるのではないかという点に一抹の不安を覚えるが。
これに対して従来の研究助手に対する新呼称として創設された「助教」なる概念は、違和感甚だしい。考えた人々の言語感覚を疑うばかりだが、何でも明治期に使われた由緒ある名称らしい。
対立候補だった「助教授」よりは確かに混乱が少ないだろう。従来の助教授を准教授にしておきながら、助手を「助教授」にするのでは、奇妙であるし、誤解も生じる。何よりも助教授採用と助手採用というのでは圧倒的に異なるイメージが出来上がっているので、定着するのにしばらく時間がかかるだろう。
しかし研究助手が「助教」というのはなじみがないだけに、なんとも言い難い。単純に「研究助手」というのを正式名称にする方が、なじみもあるし抵抗もなく、分かりやすいと思うのだが。
もう一つ、昔からある「副手」という概念を正式に位置づけて、補助業務や事務を行う助手は「副手」にしてしまうという手もあっただろう。
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コメント
中国・台湾では日本の研究助手にあたる職業を「助教」とすでに呼んでいます。日本では圧倒的にゴロが悪いと思いますが、国際的に通用するという意味では、多勢に無勢?中国4000年の歴史の勝ち……????
投稿: 助教1号? | 2005/03/12 00:32