America軍司令官は治外法権か?
普天間基地騒音訴訟にて、控訴審の第1回口頭弁論が福岡高裁那覇支部で開かれた。しかし被告の米軍リチャード・ルーキング飛行場司令官は送達を受けるのを拒んで出廷しなかった。
実は一審では、民事特別法等の適用により司令官に対する請求は棄却されていたのだが、控訴状の送達も拒否したため、控訴審でも公示送達ということになった。
つまり、日本の裁判所はあくまで裁判権が及び、通常の送達ルートで足りるとしているが、司令官側は外交ルートを使うべきということなので、日本の主権は在日米軍司令官に及ばないという解釈のようである。
アメリカの本音炸裂といったところであろうか。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- news:あの神戸市で組体操を強行し、51人も怪我をさせた(2019.10.08)
- やりがい搾取に根性論で応じるけど、それでいいのかOlympique(2019.08.11)
- Disparue;ティフェンヌ・ベロンさんを探せ(2018.10.30)
- FLASH:山尾しおりさんへの取材が酷いらしい(2017.11.10)
- misc.男が暴れて飛行機が引き返す(2017.07.16)
「法律・裁判」カテゴリの記事
- 外国で結婚した日本人夫婦の婚姻届提出とその後の処理(2022.04.22)
- 12月21日の林道晴コート(2021.12.22)
- 法教育は規範意識を植え付けるため???(2021.12.06)
- 【AD】電子証拠の理論と実務[第2版]がでました。(2021.11.20)
- 最近買った本:法学入門(2021.10.13)
コメント