Lyon:光の祭典
フランスのリヨンでは、今日から光の祭典Fetes de lumieresが始まる。
確か昔の記憶によると、ペストに対抗して聖人がやって来たことの記念だと思っていたが、上記のサイトの説明を見ると、もう少し込み入った由来があった。
8 septembre 1643に、ペストからリヨンを護るために市の聖職者がリヨンをマリア様に捧げたということがあって、これを記念した教会がフルビエールの丘にそびえるフルビエール教会(永井荷風が、象が逆立ちしていると形容したといわれている)。
そのフルビエール教会の竣工式を1852年9月8日にやろうとしたところ、ソーヌ川が氾濫したので、3ヶ月延期になった。それが12月8日で、せっかくのフルビエール教会の晴れの日だから、市民が自発的に家の窓や壁にろうそくを取り付けて町を光で満たした。
この伝統が今日まで続いているのである。
今年は、この伝統を発展させ、今日から4日間、光をともし続けるように市当局が呼びかけている。
果たして新たな伝統になるかな?
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