forensic事始め2
ディスクのデータ解析といっても、その可能性は想像以上だ。
消去されたファイルを復元するのは当たり前。文書ファイルのみならず、画像も、アクセスしたサイトのキャッシュも残っているのだから、心当たりのある人はコンピュータを捨てられなくなる。
コンピュータへのログイン履歴も、外部接続機器の接続履歴も、ディスク内にあるパスワードも、解析すると分かってしまう。
暗号化したファイルも、解読することがパスワードの解明により可能となる。ディスクをまるごと暗号化したら、さすがに手掛かりが無くなるが。
フォレンジック技術を応用して裁判の証拠の在り方も大きく変わっていくだろう。そのあたりのことを、今度のデジタル・フォレンジック・コミュニティで考えてみたい。写真はUBIC社のフォレンジックツールで画像ファイルが復元されたところ
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- Book:リーガルテック活用の最前線(2020.12.27)
- article:#山本龍彦 「思想の自由市場の落日 アテンション・エコノミー× #AI 」NEXTCOM44号4頁(2020.12.06)
- ネットにデマ投稿で名誉毀損の「罪」(2020.11.03)
- #法とコンピュータ学会 も #民事司法のIT化 がテーマ(2020.10.22)
- インスタの名前で誹謗中傷(2020.08.24)
コメント